ラクトフェリンを機能性関与成分とした「免疫機能の維持」に関する機能性表示食品が届出受理
「ラクトフェリン」の製造量において世界トップシェア※1の森永乳業
森永乳業は、乳タンパク質の一種であるラクトフェリンを60年以上にわたり研究を行い、製造、食品への応用を進めてきました。このたび、ラクトフェリンを機能性関与成分とした「免疫機能の維持」に関する機能性表示食品の届出が、消費者庁に受理されましたことをお知らせいたします(届出日:2025年2月26日、届出番号:J1218)。なお、ラクトフェリンを機能性関与成分とした「免疫機能の維持」に関する機能性表示食品については、このたびの届出受理が1例目となります。
届出内容
【届出番号】 J1218
【機能性関与成分名】 ラクトフェリン(200mg)
【表示しようとする機能性】 本品にはラクトフェリンが含まれます。ラクトフェリンはpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の働きを助け、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。
当社はこれまでにも、ラクトフェリンの「空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減」する機能を表示した、日本で唯一※2の「のど」を部位とする機能性表示食品の届出が受理されています(届出日:2024年5月10日)
【届出番号】 J139
【機能性関与成分名】 ラクトフェリン(100mg)
【表示しようとする機能性】 本品にはラクトフェリンが含まれます。ラクトフェリンは健康な人の、空気の乾燥に伴う一時的なのどの乾燥感を軽減する機能があることが報告されています。
これら2つの機能の健康価値を掛け合わせることにより、ラクトフェリンを活用した当社ならではの商品開発ならびに素材提供を進めてまいります。
<ラクトフェリンについて>
ラクトフェリンは牛乳から発見されたタンパク質の一種で、鉄と結合する性質を持つことから鉄由来の薄いピンク色をしています。ヒトにおいては、出産後の間もない時期に分泌される初乳に豊富に含まれています。また、環境中の異物にさらされる眼、鼻、口などの粘膜を覆っている外分泌液(涙液、鼻汁、唾液など)にも存在する生体成分で、生体内の多くの細胞がラクトフェリン受容体を発現しています。

<森永乳業とラクトフェリンの取り組み>
当社は育児用ミルクの研究開発を進める中、ラクトフェリンに注目し60年以上にわたり研究、製造、食品への応用を進めています。ラクトフェリンは牛乳(生乳)にも含まれていますが、熱に弱く、抽出が困難といわれていました。しかし、当社ではラクトフェリンを本来の性質を保持したまま高い純度で抽出する技術と、変性しない殺菌技術の開発に成功し、1986 年には世界で初めてラクトフェリン入り育児用ミルクを発売いたしました。
現在、世界各地の企業が、ラクトフェリンを様々な食品に配合しています。また、世界各地の研究者がラクトフェリンを様々な側面から精力的に研究しています。こうした研究者との連携を通じて、ラクトフェリンの研究をさらに推進し、人々の健康に貢献してまいります。なお、当社は企業の中では、世界で最も多くラクトフェリンに関する研究論文を発表しています※3。
※1 Absolute Reports社 2024年版 当社の子会社、MILEI GmbH(ミライ社)の製造量シェア
※2 2025年5月時点
※3 Elsevier社が提供するデータベース「SCOPUS」にて”lactoferrin”で検索(2025年5月時点)
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