<第5回 進研ゼミ小学講座「小学生の夏休み川柳」 優秀作品発表>応募総数18,035作品 猛暑の中「あつい」夏を詠う川柳が多数 電気代の高騰や円安などの経済事情を気にかける作品も
「炎天下 プールがお風呂に なりにけり」「上がってく 温度と湿度と 電気代」「外よりも 母ちゃんがあつい 推し活で」「行きたいな 円安だけど 海外へ」
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)は、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」を受講する全国の小学生の会員(小学1~6年生)を対象に、2020年から毎年「夏休み」をテーマにした川柳を募集しています。5回目を迎える今年は、部門を7部門に拡大し、「くすりと笑える夏休み」「切ない夏休み」「あつすぎる夏休み」「ゾクッとする夏休み」「今年の夏は〇〇!」、穴埋め(「行きたいな」「まじハッピー」に続く、中七と下五を考えて表現)部門にて、2024年7月15日から24日までの期間で募集しました。
全18,035句の応募作品の中から、このたび、編集室が選んだ優秀作品を発表いたします。今年は多くの作品から、あつい夏をユニークに表現していたり、夏のイベントや風物詩を小学生ならではの斬新な視点で描いていたりと、子どもたちが夏休みを元気に楽しむ様子が伝わってきます。
<第5回 進研ゼミ小学講座 「小学生の夏休み川柳」のトピックス>
■「猛暑」への関心の高さ(全作品の約13%が「あつい夏」「猛暑」をテ―マに詠む作品)
■「宿題」をテ―マにした作品が最多(全作品の約17%)である一方、対昨年では5ポイント減少
■昨年に引き続き、SNSなどでの流行語や絵文字の使用が減少傾向
■電気代の高騰や円安などの経済事情を気にかける作品も
第5回「小学生の夏休み川柳」大賞・優秀賞 作者本人のコメントとともに紹介します。
【大賞】 【優秀賞:あつすぎる夏休み部門】
暑すぎてプールがあたたまってお風呂のようになってしまってあまり気持ちがよくない気持ちをかきました。
【優秀賞:ゾクッとする夏休み部門】
私が母に秘密で高級アイスを食べてゴミ箱に捨てたら、あとから「食べたよね?」と聞かれてゾクッとした時の気持ちを川柳にしました。
【優秀賞:くすりと笑える夏休み部門】
扇風機に話して、変な声で「我々は宇宙人だ」と一度は言います。
【優秀賞:切ない夏休み部門】
実際にあった悲しいことを書きました。
【優秀賞:今年の夏は!部門】
去年は風邪で出来なかったお泊まり会のリベンジを果たしたいです。
【優秀賞:「行きたいな 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇」部門】
【優秀賞:「まじハッピー 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇」部門】
その他の「あつい」優秀作品
特に多数の作品が寄せられた「あつい夏」について、「あつすぎる夏休み」部門と「くすりと笑える」部門、穴埋め川柳の「行きたいな」部門から、受賞作以外の優秀作品をご紹介します。
応募作品 18,035句から見える 小学生の「あつい夏休み」
「小学生の夏休み川柳」は今年で5回目を迎えました。今年は「あつすぎる夏」部門を新設したところ、全作品のうちの10%(1,817句)が本部門への応募でした。他部門で「暑」という言葉が使用されている作品も併せると、全体の13%(2,307句)が「あつさ」を詠う内容で、「あつさ」は最多の「宿題」に次ぐ数の作品が寄せられたテーマでした。全国的に記録的な猛暑が問題となっている中、小学生にとっても暑さは気になる話題のようです。
もっとも多く使われていた言葉は、例年どおり「宿題」で、全体の約17%を占めていましたが、昨年よりは5ポイント減少していました。宿題がたくさんあることを嘆く作品が多くある一方で、宿題がない喜びを詠う作品も見られました。穴埋め川柳部門の「行きたいな 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇」には、旅行先などの場所だけでなく「宿題なしの世界」を願う作品が多く寄せられていました。
川柳の書かれ方の傾向としては、昨年に引き続き、インターネットやSNSを中心とした流行語や絵文字の使用の減少傾向が見られました。オンラインではなく、昨年以上に「リアルな場」での経験が増えていることが影響しているかもしれません。なお、今年の夏の予定を聞いたところ63%が「旅行に行く」(※)と回答しており、旅行や推し活でのライブ参戦などのリアルイベントの楽しみを詠う作品も多数見られました。
※川柳の募集と同期間(2024年7月15日~24日)に、同対象者にインターネットでアンケートを実施。7,987人から得られた回答結果より。
【過去4回(2020年~2023年)の「小学生の夏休み川柳」の特徴と代表作】
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第1回 2020年
特徴
■新型コロナ影響で夏休みが短くなったことや、それにも関わらず「宿題」の量が変わらないことを嘆く声が多数。
■「友達」と会えないことを惜しむ気持ち、夏の楽しみがかなわない気持ちを「マジぴえん」という新語で表現する作品が目立った。
代表作
「夏休み なぜ2週間 マジぴえん」
「夏休み 恋も友達も ディスタンス」
「友達と ゲームでつながる 夏休み」
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第2回 2021年
特徴
■コロナ禍での日常を具体的にとらえる傾向。「マスク」着用や保護者の「リモート」勤務といったニューノーマルな日常をユーモラスに切り取る。
■「推し活」に励む様子を表現する作品が目立つ。室内での「ゲーム」にまつわる作品も多数。
代表作
「マスクでも にっこり笑顔 目(アイ)言葉」
「夏休み 宿題緊急 『辞退」宣言」
「リモートは うつるとこだけ きれいだよ」
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第3回 2022年
特徴
■2020年は応募作品の約20%に使用されていた「コロナ」という言葉は大幅に減少(約5.5%)。
■ニューノーマルな生活の中で「夏の風物詩」を描写する作品が増加。
代表作
「推し優勝 眺めるだけで 熱中症」
「オンライン おならしたいな ミュートしよ」
「絵日記の ネタが切れるの 第6波」
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第4回 2023年
特徴
■新型コロナの影響による制限・規制も落ち着いてきて、例年どおりの夏休みが戻りつつあることがうかがえた。
■「久しぶり」の夏の風物詩やイベントを描写する作品や、記録的な「猛暑」をテーマにした作品が多数。
■インターネットやSNSなどでの流行語や絵文字の使用が減少。
代表作
「夏祭り 4年も熟成 はいチーズ」
「推しの前 体感温度 猛暑日だ」
「窓開けて セミよりうるさい 母の声」
「進研ゼミ小学講座」は、川柳作品からも見えてくる、日々を前向きに過ごす小学生の生活や気持ちに寄り添い、 一人ひとりの目標や学びの環境、モチベーションに合った教材サービスを最新の情報や、分析、技術を活用しながら提供することで、学習習慣の定着と確かな学力向上を実現してまいります。
*参考情報*
■オリジナル楽曲「願いこめ 夏の瞬間 川柳に」 ミュージックビデオを配信
https://sho.benesse.co.jp/st/yt/240813/
今年は新しい試みとして、夏の思い出の1ページとして、楽しんでいただけたらという想いから 「小学生の夏休み川柳」をもとにした楽曲「願いこめ 夏の瞬間 川柳に」を制作しました。ミュージックビデオをYouTubeで配信します。
※公開は8月22日前後を予定しています。恐れ入りますが、公開までは「指定されたページは見つかりませんでした」という表示となっております。
■小学生の夏休みといえば「自由研究」
生成AIが自由研究のテーマ決めを支援 進研ゼミ小学講座「自由研究おたすけチャット」
昨年に引き続き、進研ゼミ小学講座では、自由研究のテーマ決めを支援する「自由研究おたすけチャット」を会員向けに提供します。小学生向けに安心・安全に配慮し、学習専用に独自にカスタマイズした生成AIサービスです。生成AIの使い方を学び、AIを使うことで、学びに重要となる“自分で考える力”“を親子で養うことができます。提供2年目となる今年は、昨年度、好評だった機能を活かしつつ、よりわかりやすく使いやすいデザインに改訂し、小学生がさらに自由研究に活かしやすい改良を行っています。
※9月1日まで
■進研ゼミ小学講座 「情報発信局」
https://sho-aka.benesse.ne.jp/sho/all/others/johostation/select.html
毎週月曜日に更新する「進研ゼミ小学講座」の動画コーナー。連続ドラマのようなストーリー演出で、最新教材 情報などを学年別にお届け。今回の「小学生夏休み川柳」の募集も本コーナーで実施しました。
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