【コロナ禍の生活者意識・実態調査2021】 ワクチン接種は「お守り」。冷静に、前向きに感染症対策を継続 花王 生活者研究部「くらしの研究」にて、12月14日公開
日本国内での新型コロナウイルス感染者数は、2021年夏に、これまでにない数となりました。しかし、緊急事態宣言による行動制限や、生活者一人ひとりの対策も功を奏し、その後は下降に転じ、緊急事態宣言が解除されました。その間、ワクチン接種が急速に進んだこともあり、社会は日常生活の回復に向けて動いています。花王株式会社「生活者研究部」(※1)では、2020年5月からインターネットで定点調査を実施。生活者の多くは感染への警戒を忘れずに、慎重に行動しようとしているようです。生活者の意識や感染症対策など、最新(2021年10月実施)の調査結果から読み解きます。
【主な調査結果のポイント】
●2021年10月時点で7割以上がワクチンを接種済み
●前向きに、工夫もしつつ、感染症対策を継続
●慎重に日常を取り戻しつつある生活者
●ワクチン接種は「お守り」。冷静な目で状況を把握
●今後の感染状況について女性の約4割が「悪化する」と回答
【調査概要】
「生活者の意識と行動に関するインターネット調査」
◎2020年5月9日~12日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年7月29日~31日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年9月11日~13日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年11月27日~12月1日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年1月15日~17日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年3月26日~30日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年7月2日~5日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年10月15日~18日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
●2021年10月時点で7割以上がワクチンを接種済み
2021年10月時点で、未婚・既婚女性、既婚男性の70%以上が新型コロナワクチン2回目の接種を終えています。未婚男性の接種率がやや低めですが、初期の対象者枠制限による遅れと考えられ、年内には80%以上と、多くの人が2回目のワクチン接種を完了できそうです。
●前向きに、工夫もしつつ、感染症対策を継続
多くの人がワクチン接種を完了し、緊急事態宣言も解除されましたが、これまでと同様に「手洗い・手指消毒・マスク装着」といった感染症対策を継続している人が多い状況です。また、秋になってから「家の換気」を意識的に行っている人が増加傾向にあります。
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやノロウイルスなどが増加する冬に向けて、感染症への警戒が高まっているようです。
コロナ禍が長期化し、日常生活の中で気を抜けない状況が続き、「コロナ疲れ」という言葉が注目されました。感染症対策への疲れやストレスを感じている人がいる一方で、「感染症対策が習慣化して苦にならなくなった」という声も。また、2020年に起きたマスクやハンドソープなどの商品不足が解消され、「対策がしやすくなった」と捉えて、長期にわたる感染症対策を前向きに継続している人もいます。
●慎重に日常を取り戻しつつある生活者
ワクチン接種を完了した人が増えた結果、新型コロナウイルス感染への不安は緩やかに低下していますが、女性の約6割、男性の約5割が「いつ新型コロナに感染するか気が気でない」と感じています。
全国的な緊急事態宣言の解除後の2021年10月時点では、「家族との外食」が既婚男女で4割、「友人や同僚との会食」は未婚男女で3割程度と高めになっています。「日帰りのレジャー・観光」や「宿泊をともなう旅行」をした人は各属性で1~2割と、慎重に行動している様子がうかがえます。
●ワクチン接種は「お守り」。冷静な目で状況を把握
新型コロナワクチンの接種をした生活者に、気持ちの変化を尋ねたところ、「重症化リスクが減って、安心・気が楽になった」「家族や周囲の人に感染させる心配が減った」など、気持ちが軽くなったとの回答があがりました。一方で、「ワクチンを接種しても感染の可能性がゼロになるわけではない」「緊急事態宣言解除後のリバウンド(感染再拡大)がくるかもしれない」「ワクチン効果の減少や新たな変異株登場の可能性」などを理由に、警戒・懸念する声も多数ありました。
●今後の感染状況について女性の約4割が「悪化する」と回答
年末にかけての新型コロナウイルス感染状況について、女性は約4割が「悪化する」と考えているのに対し、男性は「改善する」「変化なし」「悪化する」と意見が割れています。
ワクチンの普及や新薬の承認、感染症対策への経験・知識の蓄積など、コロナ禍終息への希望となる材料は増えていますが、なかなか楽観視はできないようです。
2021年は新型コロナウイルスへの対策が、ワクチンの接種という新たなステージへと突入した年でした。生活者は感染や重症化リスクの軽減に安心を感じつつも、ワクチンを過信せず、感染症対策を怠らず、コロナ禍の暮らしを上手に乗りきろうとしているようでした。
詳しくは以下URLをご確認ください。
▶ くらしの研究 特集「2021年コロナ禍における「意識」と「暮らし」」
https://www.kao.co.jp/lifei/feature/567_1214?cid=lifei_prtimes211214a
(2021年12月掲載)
※1 花王株式会社「生活者研究部」 https://www.kao.co.jp/lifei/about/?cid=lifei_prtimes211214b
「生活者研究部」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者一人ひとりの暮らしを見つめた生活者研究をおこなっています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 https://www.kao.co.jp/lifei/?cid=lifei_prtimes211214c
【主な調査結果のポイント】
●2021年10月時点で7割以上がワクチンを接種済み
●前向きに、工夫もしつつ、感染症対策を継続
●慎重に日常を取り戻しつつある生活者
●ワクチン接種は「お守り」。冷静な目で状況を把握
●今後の感染状況について女性の約4割が「悪化する」と回答
【調査概要】
「生活者の意識と行動に関するインターネット調査」
◎2020年5月9日~12日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年7月29日~31日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年9月11日~13日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年11月27日~12月1日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年1月15日~17日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年3月26日~30日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年7月2日~5日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年10月15日~18日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
●2021年10月時点で7割以上がワクチンを接種済み
2021年10月時点で、未婚・既婚女性、既婚男性の70%以上が新型コロナワクチン2回目の接種を終えています。未婚男性の接種率がやや低めですが、初期の対象者枠制限による遅れと考えられ、年内には80%以上と、多くの人が2回目のワクチン接種を完了できそうです。
●前向きに、工夫もしつつ、感染症対策を継続
多くの人がワクチン接種を完了し、緊急事態宣言も解除されましたが、これまでと同様に「手洗い・手指消毒・マスク装着」といった感染症対策を継続している人が多い状況です。また、秋になってから「家の換気」を意識的に行っている人が増加傾向にあります。
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやノロウイルスなどが増加する冬に向けて、感染症への警戒が高まっているようです。
コロナ禍が長期化し、日常生活の中で気を抜けない状況が続き、「コロナ疲れ」という言葉が注目されました。感染症対策への疲れやストレスを感じている人がいる一方で、「感染症対策が習慣化して苦にならなくなった」という声も。また、2020年に起きたマスクやハンドソープなどの商品不足が解消され、「対策がしやすくなった」と捉えて、長期にわたる感染症対策を前向きに継続している人もいます。
●慎重に日常を取り戻しつつある生活者
ワクチン接種を完了した人が増えた結果、新型コロナウイルス感染への不安は緩やかに低下していますが、女性の約6割、男性の約5割が「いつ新型コロナに感染するか気が気でない」と感じています。
全国的な緊急事態宣言の解除後の2021年10月時点では、「家族との外食」が既婚男女で4割、「友人や同僚との会食」は未婚男女で3割程度と高めになっています。「日帰りのレジャー・観光」や「宿泊をともなう旅行」をした人は各属性で1~2割と、慎重に行動している様子がうかがえます。
●ワクチン接種は「お守り」。冷静な目で状況を把握
新型コロナワクチンの接種をした生活者に、気持ちの変化を尋ねたところ、「重症化リスクが減って、安心・気が楽になった」「家族や周囲の人に感染させる心配が減った」など、気持ちが軽くなったとの回答があがりました。一方で、「ワクチンを接種しても感染の可能性がゼロになるわけではない」「緊急事態宣言解除後のリバウンド(感染再拡大)がくるかもしれない」「ワクチン効果の減少や新たな変異株登場の可能性」などを理由に、警戒・懸念する声も多数ありました。
●今後の感染状況について女性の約4割が「悪化する」と回答
年末にかけての新型コロナウイルス感染状況について、女性は約4割が「悪化する」と考えているのに対し、男性は「改善する」「変化なし」「悪化する」と意見が割れています。
ワクチンの普及や新薬の承認、感染症対策への経験・知識の蓄積など、コロナ禍終息への希望となる材料は増えていますが、なかなか楽観視はできないようです。
2021年は新型コロナウイルスへの対策が、ワクチンの接種という新たなステージへと突入した年でした。生活者は感染や重症化リスクの軽減に安心を感じつつも、ワクチンを過信せず、感染症対策を怠らず、コロナ禍の暮らしを上手に乗りきろうとしているようでした。
詳しくは以下URLをご確認ください。
▶ くらしの研究 特集「2021年コロナ禍における「意識」と「暮らし」」
https://www.kao.co.jp/lifei/feature/567_1214?cid=lifei_prtimes211214a
(2021年12月掲載)
※1 花王株式会社「生活者研究部」 https://www.kao.co.jp/lifei/about/?cid=lifei_prtimes211214b
「生活者研究部」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者一人ひとりの暮らしを見つめた生活者研究をおこなっています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 https://www.kao.co.jp/lifei/?cid=lifei_prtimes211214c
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