森永乳業と北海道岩見沢市が「包括連携協定」締結
~岩見沢市民の健康増進と地域活性化への取り組みを応援します~
森永乳業株式会社(代表取締役社長 大貫 陽一)と北海道岩見沢市(岩見沢市長 松野 哲)は、7月9日(水)に包括連携協定を締結しましたので、お知らせいたします。健康分野で相互に協力し、岩見沢市民の健康増進や健康科学による地域の発展への貢献を目指します。

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d21580-1296-8306add5ed149def94b068f50842b791.pdf1. 包括連携協定について
森永乳業は、北海道大学センター・オブ・イノベーション(以下、北大COI)※1の参画メンバーとして、岩見沢市がめざす健康経営都市の実現推進のために、低出生体重児の減少や母子の健康を目的とした母子健康調査を実施してまいりました。本調査は、産学官連携による社会課題解決や、持続可能な社会の実現をめざす「食と健康の達人」プロジェクトの一環として、岩見沢市がめざす健康経営都市の実現推進のために、2017年から開始されました。岩見沢市の約300名を超えるお母さんが参加し、腸内細菌の1種であるビフィズス菌比率や母乳の主要成分などをお返しすることで健康への関心を高め低出生体重児の低減にも貢献してまいりました。また、北大COIが母子の便、血液、母乳、食事などの様々な健康データを収集・解析し、未来の子供たちの健康に貢献できるよう、健康データ統合プラットフォームを構築にも協力しております。
今回の連携協定は、人口減少や少子高齢化など、地域が抱える課題が多様化・複雑化している中で、民間企業や行政が単独では解決困難な状況下において、協調関係を組織的に構築し、より一層の取組推進することを目的に協定締結に至りました。森永乳業の技術やノウハウを活かし、地域課題の解決や地域活性化に取り組むことで、より効果的な解決策を見出し、健康科学による地域の発展に貢献するという目標を共有し、連携して取り組んでまいります。
※1 センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムは、文部科学省と国立研究開発法人科学技術振
興機構(JST)が実施する、産学官連携によって革新的なイノベーションの実現を目指す研究開発
プログラム。北海道大学は平成27年より本プログラムに採択され、筑波大学、北里大学、30社を
超える企業・関連機関とともに『食と健康の達人』拠点として活動している。令和3年からは、C OI-NEXTとして北大COIの活動を受け継ぎ、「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」とし て活動。
2.協定における連携事項
①プレママから高齢者の食と健康づくりに関すること
②食育支援に関すること
③災害時に利用できる栄養食品の提供に関すること
④その他第一条※2の目的を達成するために必要なこと
※2 第一条:本協定は、岩見沢市及び森永乳業㈱が包括的な連携のもと、健康分野で相互に協力し、市
民の健康増進や健康科学による地域の発展に貢献することを目的とする。
3.森永乳業と岩見沢市の取り組み
2017年 北海道大学COI「食と健康の達人」プロジェクトの一環として、「母子健康調査」を開始
2019年 岩見沢市の低出生体重児の割合が、2015年の10.4%から6.3%へ低減
2020年 母子健康調査の社会実装に貢献する知的財産を開放。特に、母子に対するサービスの担い手
となる自治体、団体等の非営利機関には無償で開放。
2020年 微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」の無償貸与とこども向け栄養サポート飲料の
無償提供により、衛生管理とお子さまの栄養面でサポート。
2021年 「子育て世代と地域をつなぐコミュニティーサービス『家族健康手帳アプリ』」をリニュー
アル、妊娠・授乳期のママ・パパ向けの学びの動画講座「プレママ・プレパパのおなかから
の育児講座」を岩見沢市民に向けて提供開始
2021年 第3回日本オープンイノベーション大賞 日本学術会議会長賞を受賞
2022年 北大COIとしての活動は終了し、現在は、COI-NEXT(2021年10月-2031年3月)に参画
し、「少子化対応」への取り組みで、主にプレコンセプションケア※3などを年代別の内容にて開始。
※3 将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと。
2023年 岩見沢市健康フェスタでプレコンセプションケアをテーマにしたブース展示
2024年 中学生向けに冊子を配布
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