登山道の維持・管理における情報収集や整理などを効率化する「登山道維持管理DXシステム」 3月28日から箱根町で「書類自動生成」機能実装に向けた実証実験
~沿線内外の自然環境を守り、持続的な山岳観光の実現に貢献します~
小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:鈴木 滋)は、2025年3月28日(金)から6月27日(金)まで、箱根町にて、将来にわたり登山を楽しめる山の安全性の維持・向上に向けた業務効率化を目指す「登山道維持管理DXシステム」構築のための実証実験を行います。同システムは、登山道の維持・管理における情報収集や整理、書類作成をDXするもので、「情報収集・整理」の機能は、山梨県での実証実験で確立しており、本実証で「書類自動生成」機能の実装を目指します。

複数自治体が登山道の維持・管理業務で抱える課題として、情報収集や整理がアナログであるため、正確な情報収集のために繰り返し入山する必要があるなど、多くの時間を費やしていることが挙げられます。また、点検の報告や修繕に向けて複数の書類を作成する必要があり、これらを効率化して、修繕に取り掛かるまでを迅速化することが求められています。
登山道維持管理DXシステムの「情報収集・整理」機能は、点検時にスマートフォンで撮影した損傷箇所の画像とデータ(日時・場所)、さらに撮影者による緊急性判断コメントを、システムへ事前にインプットした台帳に自動で紐づけます。これにより、修繕実施の判断が迅速化するとともに、システムを通じて作業者間で正確な情報共有が可能となり、再点検が不要になります。
今回実装を目指す「書類自動生成」機能は、登山道維持管理業務の「作業指示書」や「作業報告書」などの作成を効率化します。「情報収集・整理」機能で取得したデータから各書類に必要事項を自動転記することができます。本実証では、機能の正確性や業務効率化の度合いを検証します。
また、ここから生まれるリソースは、安全な登山の啓発活動や持続的な山岳観光を実現するための施策検討などに活用いただきたいと考えます。
登山道維持管理業務の効率化を通じて、安全に登山ができる環境を整え、観光資源を守る取り組みを沿線内外問わず展開していきたいと考えます。なお、同システムは、社会課題の解決に資する事業の実現を目指す社内事業アイデア公募制度から生まれたものです。

「書類自動生成」機能実装に向けた実証実験の詳細は、下記のとおりです。
記
1 実証期間
2025年3月28日(金)~6月27日(金)
2 実証場所
・箱根町の管理する14の登山道
・登山道維持管理に携わる関係事務所
3 実証内容
・「情報収集・整理」機能のデータから自動生成する報告書の正確性
・報告書作成業務の効率化の度合い
4 お問い合わせ
小田急電鉄株式会社 登山道維持管理DX事業
tozanDX@odakyu-dentetsu.co.jp
以 上
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