アイデムフォトギャラリー[シリウス] 星野崇コレクション Barbara Morgan -Dance and Photomontage-期間:2023年4月20日(木)~4月26日(水)
求人広告を企画・発行する株式会社アイデム(新宿区新宿 代表取締役:椛山亮)https://www.aidem.co.jp/が運営するフォトギャラリー[シリウス] https://www.photo-sirius.net/ は星野崇コレクション Barbara Morgan -Dance and Photomontage-4月20日(木)~4月26日(水)に開催いたします。
バーバラ・モーガン(1900年-1992年)は、1930年代から1970年代にかけて活躍した、アメリカの女性写真家です。特にアメリカン・モダン・ダンスの写真は有名であり、また都市を題材としたフォトモンタージュも数多く手がけています。
同時代に活躍した女性写真家としては、ドロシー・ラングやマーガレット・バーク・ホワイトがいます。画家として活動していたモーガンは、当初写真を、アートではなく、ジャーナリズムと考えていました。エドワード・ウェストンの初の個展を手伝う事になり、被写体をリアルに捉えた彼の写真の中に抽象的な美しさを感じ、写真に芸術的表現の可能性があると考える様になります。ウェストンの静的な描写に対し、モーガンは、被写体の中に動きを表現するべきだと考えました。モーガンのダンス写真は、ドキュメンタリーとしてのダンサーの記録ではなく、彼女のスタジオでダンサーとの共同作業による独自の芸術表現となっています。光と影、身振り、形状の単純化、内在的な動きやリズム、そして空間の統合によって、生命そのものを表現しています。
モーガンは、社会の多様性を表現するのに、フォトモンタージュは適していると考えました。都市を題材とした作品には、大恐慌の不安、急速な近代化による都市環境の人々への重圧と言ったものが見られます。一方、発展する都市のすばらしさや、未来への希望といったものも感じられます。これらの複雑な感情を、幅広い比喩を交えて表現しています。
彼女は、ダンス写真の研究において、色々な光源を試しました。シャッターを開いて、マルチフラッシュやストロボを使用しました。その経験は、ライト・ドローイングに発展します。暗いスタジオで、シャッターが開いたカメラの前で懐中電灯を振り回し、ネガに画像を作成しました。ここには、彼女の表現の根底にある、動き、リズム、流れと、抽象化が最も顕著に表れています。
昨年、東京都写真美術館にて開催された、「TOPコレクション 光のメディア」展に、モーガンの作品が展示されましたが、日本での個展は、「バーバラ・モーガン フォトモンタージュ」展(1982年、ナガセ・フォトサロン)以来になります。
【構成】
バーバラ・モーガン
アメリカン・モダン・ダンス 17点
フォトモンタージュ 11点
ライト・ドローイング 4点
ポートレイト、その他 7点
参考展示
ベレニス・アボット 1点
エドワード・ウェストン 1点
(全てBWゼラチンシルバープリント)
会場:アイデムフォトギャラリー[シリウス]
(東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅徒歩1分)
〒160-0022 新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
期間:2023年4月20日(木)~4月26日(水)
開館時間:10:00~18:00(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
入場料:無料
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