キヤノンプロダクションプリンティングシステムズが「第66回サイン&ディスプレイショウ」で3.4m幅の印刷を実現する UVgelテクノロジー搭載プリンター“Colorado XLシリーズ”を参考出展
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(代表取締役社長:上田克己、以下キヤノンPPS)は、サイン・ディスプレイ業界向け展示会「第66回サイン&ディスプレイショウ(SIGN&DISPLAY SHOW 2025)」に出展します。高生産性・高品質を実現するColorado Mシリーズの実機展示に加え、Mシリーズからさらに印刷幅を広げ3.4メートル幅の印刷を実現し、ロールメディアとリジッド(硬質)メディアに対応するハイブリッドプリンター新製品“Colorado XLシリーズ”(※1)を日本国内で初めて参考出展します。(※2)
※1.日本国内での販売は未定です。
※2.実機の展示はございません。


キヤノンPPSは、高生産性・高品質や多様なメディアへの対応といった需要と、熟練オペレーターの確保を課題に抱えるサイン&ディスプレイ市場や建装材市場に向け、「Coloradoシリーズ」の新技術を提案するため、「第66回サイン&ディスプレイショウ(SIGN&DISPLAYSHOW2025)」に出展します。
2025年9月30日にキヤノンプロダクションプリンティング(Canon Production Printing Holding B.V.、本社:オランダ・フェンロー、CEO:吉田智)が発表したUVgelテクノロジー搭載3.4m幅を印刷可能なハイブリッドプリンター“Colorado XLシリーズ”を日本国内で初めて参考出展します。実機による印刷サンプルを紹介するほか、ソフトウエアのアップグレードによりソフトサイネージなど対応メディアを拡充した「Colorado Mシリーズ」の実機を展示します。
また、株式会社システムアートのブースと協同で、イタリアのNEOLT社が製造する自動カッター「XY Matic Trim Plus」と「Coloradoシリーズ」を連結して、省人化を実現する自動化ソリューションを実演展示します。
〈展示概要〉
●キヤノンPPSブース(小間番号63)
1.UVgelテクノロジー搭載3.4mハイブリッドプリンター“Colorado XLシリーズ”
2025年9月30日にキヤノンプロダクションプリンティングが発表した“Colorado XLシリーズ”の印刷サンプルや製品紹介動画をいち早く紹介します。
“Colorado XLシリーズ”はロールtoロールモデルの“Colorado XL7 roll-to-roll”とリジッド(硬質)メディアにも対応するハイブリッドモデルの“Colorado XL7 hybrid”の2機種を展開します。UVgelテクノロジーをより広幅な出力物にも使用したいという現場のニーズに応え、“Colorado XLシリーズ”は3.4メートル幅での印刷を実現します。ロールメディアとリジッドメディアの両方に高品質な印刷を実現するUVgelテクノロジーの進化と、オペレーターの負荷を減らす高度な自動化、ビジネスのニーズに合わせて機能を追加・拡張できるモジュール式設計を組み合わせた先進的なプリンターです。印刷速度は、Qualityモードで70㎡/時・23枚(※1)/時、Productionモードで106㎡/時・35枚(※1)/時、Expressモードで211㎡/時・70枚(※1)/時と、短納期が求められる製作現場などで活躍します。
新開発のUVgel 860インクをはじめとしたUVgelテクノロジーのメリットを活かし、バナーや紙、ビニール、フィルムに加え、テキスタイル(繊維素材)や熱に弱い素材、発泡ボード、ポリプロピレン波板、アクリル、アルミ複合板、ボール紙など多様なメディアに対応します。
2.UVgelテクノロジー搭載1.6mプリンター Colorado Mシリーズ
高生産性・高品質を誇る Colorado Mシリーズでは、ソフトウエアのアップグレードにより、テンションファブリックなどのソフトサイネージ向けの対応メディアを拡充することで、より幅広いアプリケーションの製作が可能になりました。遮光・透光のコントロールが可能で、光漏れの少ない高密度印刷や、折りたたんでもインクが割れないソフトサイネージ印刷を実現します。実機の実演やサンプル展示を通じて、その品質をご体感ください。
●株式会社システムアートブース内(小間番号65)
3.NEOLT社製 XY Matic Trim PlusとColoradoシリーズを連結したFACTORY Solution
グラフィックス市場や商業印刷市場で課題となっている熟練オペレーターの確保に対し、カッティングの後加工の省人化を実現する自動化ソリューションを実演展示します。高生産性・安定稼働を両立する 「Coloradoシリーズ」だからこそ実現できるスムーズなインライン接続を、ぜひ会場でご体感ください。


●一般の方のお問い合わせ先:キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社 マーケティング部 マーケティング第二課 03-6719-9642
●Coloradoホームページ:https://canon.jp/biz/product/commercial-printing/industry-printer
●UVgelテクノロジー搭載3.4mハイブリッドプリンター ”Colorado XLシリーズ”について
“Colorado XLシリーズ“は、ロールtoロールモデルの”Colorado XL7 roll-to-roll“とリジッドメディアにも対応するハイブリッドモデルの”Colorado XL7 hybrid“の2機種をラインアップしています。バナー、紙、ビニール、フィルムはもちろん、テキスタイル(繊維素材)や熱に弱い素材のほか、新たに発泡ボード、ポリプロピレン波板、アクリル、アルミ複合版、ボール紙など、幅広いメディアに対応します。
印刷速度は、Qualityモードで70 ㎡/時・/23枚※1/時、Productionモードで106 ㎡/時・35枚※1/時、Expressモードで211 ㎡/時・70枚※1/時と高い生産性を実現し、最大52mm(2インチ)厚のリジッド(硬質)メディアにも対応可能です。
“Colorado XLシリーズ”は、新開発のUVgel 860インクにより、ロールメディアとリジッドメディアの幅広いアプリケーションに最適化しており、無臭・速乾、高生産性・画質の安定性、低温硬化による寸法安定性、優れた色の一貫性を有しています。そのほか環境に配慮したTPOおよびVCLフリー※2、さらにニス不要でマット・グロス仕上げが選択可能など、Colorado Mシリーズに搭載しているUVgel 460インクの利点も継承しています。
新たに搭載された「UVgel 850 PrintHead」は、各プリントヘッドに4,544個のノズルを備えており、自動ノズルモニタリングと補正機能により安定した品質を実現します。1つのプリントヘッドで同時に2色を印刷できるため、CMYKの印刷に必要なプリントヘッドは2本のみとなり、オプションで3本目を追加することでホワイト印刷も可能です。さらに、「UVgel Dynamic Motion Control」機能を備えた高精度なプリントヘッドキャリッジにより、発泡ボードやポリプロピレン波板など従来では印刷が難しかったメディアにおいても、優れた印刷品質を提供します。
「UVgel FullBeam Curing」は、3.4m幅のLED硬化用ライトとミラーシステムを組み合わせ、印刷幅全体に均一なUV光を照射します。これにより、面積の大きいメディアでも高い均一性と広い色域の印刷が可能です。メディア搬送は新しい「UVgel TRIdriveバキュームベルトシステム」により最適化され、3つのローラーと複数のバキュームゾーンがメディアの位置を自動検出・修正し、蛇行やしわを軽減します。これにより、縦横ともに高精度な位置決めが可能となり、非常に精細な印刷を実現します。



オプション機能として、手間なくホワイト印刷ができる「UVgel White」、ニス不要で同一面でグロス/マット仕上げを打ち分ける「FLXfinish+(フレックスフィニッシュプラス)」、革や木目、ファブリックなどの質感を再現する「FLXture(フレクチャー)」など、Colorado Mシリーズから継承するオプションを用意しており、ニーズに合わせて多彩な表現が可能です。
“Colorado XLシリーズ”は、2026年初頭より日本を除くグローバルの一部地域の販売会社、および認定パートナーを通じて販売予定です(日本国内の販売開始時期は未定です)。
詳細は以下URLをご覧ください。
https://cpp.canon/products/colorado-xl-series/
※1.ボードサイズ=122cm x 244cm (48インチx 96インチ) の場合。
※2.TPOはトリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、VCLはビニルカプロラクタムのこと。化学物質。
〈第66回サイン&ディスプレイショウ 開催概要〉
開催日時:2025年10月22日(水)23日(木)24日(金) 午前10時~午後5時
会 場:東京ビッグサイト 有明GYM-EX
入 場 料 :無料 ※Webにて入場登録が必要
主 催:東京屋外広告美術協同組合
ホームページ:https://tokobi.or.jp/sds/
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