『マネーフォワードクラウド連結会計』、「注記・非財務情報の収集」機能を提供開始

財務データと非財務データの統合管理が可能に

株式会社マネーフォワード

2024年10月10日 12時00分

株式会社マネーフォワードは、『マネーフォワードクラウド連結会計』において、グループ各社からクラウド上で財務データ以外の情報を収集・管理できる「注記・非財務情報の収集」機能の提供を開始しました。今回の機能提供により、ユーザーは連結会計システムを通じて、質の高い注記・非財務情報の収集と統合管理が可能になります。

■「注記・非財務情報の収集」機能について

「注記・非財務情報の収集」機能は、グループ各社から任意の情報を収集・管理できる機能です。親会社は、経営管理や開示業務にあたって収集したい項目を任意に設定できます。設定時には、グループ各社と認識の齟齬が起きないよう、報告の目的やインストラクションの記載、データ形式（「金額」「数値」「テキスト」「添付ファイル」「URL」）の指定、関連する財務データの設定などを細かく行うことができます。

これにより、グループ各社は、報告の背景や提出するデータの内容・形式・関連情報をシステム上で確認しながら入力できるため、報告負荷の削減と収集データの質の向上が期待できます。また、親会社はシステム上でデータ収集の進捗状況をグループ会社全体で俯瞰的に把握することが可能です。なお、本機能は、『マネーフォワードクラウド連結会計』の標準機能として追加されます※。

※『マネーフォワードクラウド連結会計』を「連結担当者」または「グループ会社担当者」権限で利用中のユーザーが対象です。

＜画面イメージ＞

①目的を叶える統合データ基盤へ

グループの目的や指標を共有しながら、各社の非財務データを収集できます。単なる収集に終わらず、各種開示の目的やビジョン、計画の実現に役立つグループの統合データ基盤を実現します。

②豊富な登録形式とサポートで質の高いデータを蓄積

豊富なデータ入力形式で正確性を担保するほか、詳細な説明や補足によって、質の高いデータ収集を実現します。また関連する財務データを設定することで、エビデンスに基づく確かなデータ入力を促します。

③多様化する開示要請に、組織横断で情報共有

グループ会社の各部門・担当者で分担しやすい入力画面と、進捗状況の一覧表示で、グループ横断での情報収集を効率的に行えます。

④財務・非財務横断の経営データプラットフォーム

グループ各社の財務・非財務データをシステム内に蓄積し、統合報告書や各種レポートに活用できます。

■課題と開発の背景

近年、株式市場における「企業価値の向上」を目的に開示情報の多様化が進んでいます。そのため、親会社はグループ会社の経理部門に加え、人事・法務・経営企画部門などの担当者からも、財務・人的資本・ガバナンス情報等の収集を行う必要があります。従来は、Excelのフォーマットをメール等で配布・回収していたため、各社で入力する情報や認識の齟齬が生じ、数値の出し直しや確認のコミュニケーションに時間と手間がかかるケースがありました。このような課題を解決するため、本機能の開発に至りました。

また、本機能により『マネーフォワードクラウド連結会計』において、財務・非財務データの蓄積と統合管理が可能になり、企業価値向上に向けたグループ経営管理の基盤としても活用できます。

今後も当社では、『マネーフォワードクラウド連結会計』において、最新のテクノロジーを活用し機能提供をすすめることで、グループ経営管理の課題解決に取り組んでまいります。

＜関連セミナーのご案内＞

以下のセミナーで「注記・非財務情報の収集」機能をご紹介します。

タイトル：企業価値向上に繋がる財務・非財務情報の統合開示戦略セミナー

開催日時：2024年10月22日（火）12:00～13:00

開催形式：Zoomウェビナー

参加費用：無料

事前申込URL：https://biz.moneyforward.com/seminar/12568/

申込締切：2024年10月21日（月）23:59

■『マネーフォワードクラウド連結会計』について

『マネーフォワードクラウド連結会計』は、グループ各社のデータ収集やファイル管理を効率化し、経営状況を可視化する連結会計システムです。『マネーフォワードクラウド会計』および『マネーフォワードクラウド会計Plus』とのAPI連携によりデータを自動収集できるだけでなく、Excelファイルのインポートにも対応しているので、他の会計システムを利用している場合もお使いいただけます。

URL：https://biz.moneyforward.com/consolidated-accounting/