西明石まちづくり 起工のお知らせ
兵庫県明石市と西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は、明石市が目指す「SDGs未来安心都市・明石」の創造に向け、「いつまでも」「すべての人に」「やさしい」まちづくりの一環として、地域と鉄道が一体となった鉄道沿線のまちづくりに向けた取組みを推進することを目的に2019年9月26日に包括連携協定を締結し、同協定に基づく「駅を中心としたまちづくり」として、2020年12月24日に「西明石駅及び駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定書」(以下、推進協定)を締結しました。その後、推進協定に基づき駅及び駅周辺のバリアフリー化や魅力・にぎわい向上及び行政サービスや市民交流機能の向上並びに良質で快適なまちづくりに向けた事業内容及び事業手法等を取りまとめておりましたが、このたび、JR西日本が整備する新駅ビル及び新改札口の整備のための工事着手に伴い、推進協定に基づく西明石地区のまちづくりが起工することになりましたのでお知らせいたします。
今後は、「JR西明石駅及び駅周辺の安全性と利便性の向上」「地域交流拠点の充実」に向けて、駅及び駅前空間の整備やJR西明石社宅用地での地域交流拠点整備及びマンション開発、駅とまちをつなぐアクセス道路の整備にそれぞれ順次着手していくほか、旧国鉄清算事業団用地でのまちづくりや、地区全体の持続的なエリア価値向上に向けた取組みを共同で検討・推進していく予定です。
〇まちづくりの全体像
〇推進協定に基づいて今後着手していく各事業について
1 JR西日本グループの事業
〈(仮称)JR西明石駅ビルの整備〉
バリアフリー動線を備えた駅ビル及び改札口の整備により、“駅からはじまるまちづくり”の玄関として、駅を基点に「ひと」と「まち」が出会うきっかけになる駅ビルをコンセプトとして計画しました。駅及び駅周辺の魅力・賑わい向上につなげるとともに、駅利用者及び周辺地域住民の皆様の生活をより便利に・より快適にサポートする商業施設を目指します。
(1)建物概要
(2)駅施設概要
エレベーター1基
エスカレーター2基(上下1基ずつ)
自動改札 2通路
券売機 2台
(3)デザイン
“暮らしやすいまちの玄関”“親しみのある雰囲気”を『のれん』というモチーフで表現し、新しい西明石駅の南の玄関口として地域の人や訪れる人を迎え入れます。店舗部分には壁面緑化と木調ルーバーの『のれん』をかけることにより、緑道を散歩する心地よさを表現しています。
(4)スケジュール
2025年1月 新駅ビル工事着手
2026年度 新駅ビル開業予定
※開業時期が決まりましたらあらためてお知らせいたします
〈JR西日本西明石社宅用地のマンション開発〉
JR西明石社宅用地の西敷地(Ⅰ期)に大規模な新築分譲マンションを開発します。コンセプトは「子育ての充実化×のびやかな暮らし×オープンコミュニティ」。西明石駅徒歩3分の立地で、JR神戸線の新快速や山陽新幹線の停車駅である西明石ならではの「鉄道・新幹線のある暮らし」を提供します。マンション共用部分にはコミュニティラウンジやパーティルーム、キッズスペースを設けるなど、マンション住民同士のコミュニティを育む計画となっています。
(1)物件概要
(2)事業主(売主)
JR西日本不動産開発株式会社
三井不動産レジデンシャル株式会社
野村不動産株式会社
関電不動産開発株式会社
(3)スケジュール
2025年2月 着工
2027年6月 竣工
2027年8月 引渡し予定
※竣工・引渡し時期については、変更となる場合があります。
2 明石市の事業
〈駅前広場・道路の整備〉
六甲バター工場跡地に駐輪場と駅前広場を整備し、そこから明姫幹線までの赤く示しています道路とオレンジで示しています道路を整備します。
赤色で表示した「都市計画道路 西明石駅南線」は、西明石駅南改札口から国道250号を結ぶ延長440メートル、幅員16メートルの道路です。また、オレンジ色で表示した「藤江14号線」は、延長200メートル、幅員16メートルの道路です。
駅前広場は将来的に「たこバス」の停留場とタクシー、一般車の乗降場を設け、歩道部分にシェルター(上屋)を設置する計画としており、改札口に合わせて設置するエレベーターを使用し、駅南側から車椅子の方やベビーカーを利用される方もスムーズに駅のホームまで行けるようになります。
≪スケジュール≫
2024年度 設計完了
2025年度以降 駅前広場工事着手
2026年度 駅前広場暫定整備完了
※道路の整備については、用地取得が完了した区間から施工予定
〈西明石地域交流センターicottoの整備〉
サンライフ明石のリニューアルとして、新たに整備するアクセス道路の西側に西明石地域交流センターicottoを整備します。「本と出会い、人とつながる交流の場」をコンセプトに、現在の機能を発展させつつ、新たに「本のまち明石」を推進する図書コーナーや自習室、地域交流スペース等を加えます。
(1)物件概要
(2)フロア構成
(3)コンセプト
“本と出会い、人とつながる交流の場”
(4)スケジュール
2025年2月 設計完了
2025年7月 工事着手
2026年度 開館予定
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