ユーザーが最も注目した中古車は新型「トヨタ ハリアー」半導体影響で「新型モデルの中古買い」がスタンダードに『カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2021』発表

カーセンサー編集長による最新の中古車市場解説も!!

株式会社リクルート


株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)が企画・制作する中古車情報メディア『カーセンサー』は、この1年で掲載された全モデルの中から、ユーザーの購入意欲の高さに注目し、ランキングを作成しました。第8回目の今年、栄えある第1位は「トヨタ ハリアー(2020年発売モデル)」となりましたのでここにお知らせします。
コロナ禍に始まった世界的な半導体不足の影響により、新車の10月の販売台数は前年同月比マイナス30%超まで落ち込んでいます(日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会の11月発表に基づく)。一方、中古車市場では販売店の販売スタイルや消費者心理の変化を背景として、安価で購入しやすいクルマだけでなく、比較的高額な人気車種の最新モデルが流通するように。納車待ちで手に入りづらい新車よりも、すぐ手に入る中古車の人気はますます高まり、「新型モデルの中古買い」がスタンダードになりつつあります。
本ランキングは、過去発売された全モデルの中から、この1年間(20年11月〜21年10月)でユーザーから注目を集めたモデルを順位付けしており、消費者の志向や世相を最もよく表していると言えます。今年のランキングも必見です!

■『カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2021』概要
対象データ:国内最大級の中古車情報メディア『カーセンサーnet』
対象期間:2020年11月1日〜21年10月31日
ランキング作成方法:ユーザーからのメール問い合わせ総件数と、各モデル1台当たりの問い合わせ集中率をポイント化し、その合算値の高い順に注目度の高かったモデルをランキング化

■トップ10発表!このうち6モデルが現行型で、根強いSUV人気も証明


■西村泰宏・カーセンサー編集長による解説

2021年は、昨年発売されたばかりの現行モデル「トヨタ ハリアー」が栄冠に輝きました。その他、10位以内には「トヨタ ヤリスクロス」「トヨタ RAV4」といった、発売から間もなく、新車の売れ行きが好調なモデルが名を連ねているのが特徴です。さらにボディタイプ別で見ると、クロカン/SUV、スポーツカー(クーペ)が多く占めているのも最近のトレンドを色濃く反映した結果と言えます。

・トピックス(1)半導体不足の影響で現行型が “さらに” 人気に
近年、現行型をはじめとする高年式の中古車を買う動きは活発化しています。これは、販売方式の変化や多様化により、高年式の中古車が多く市場に出回る(※)ようになったほか、安全性能を重視し新しいモデルを求める消費者が増加していることなどが要因として挙げられます。
消費者心理としてもリユース品全般に抵抗がない人たちが増え、「新車大国・日本」の“神話”が緩やかに崩れ始めているとも言えます。加えて、最近の深刻な半導体不足の影響によって新車の納期が伸びる傾向にあり、すぐに手に入る中古車市場から買い求めようとする消費者も出てきています。そのため「超最新型」とも呼べる発売間もない現行モデルが注目を集めたのが今年ならではのトピックスと言えるでしょう。
※従来、中古車は「5年、10年落ちの価格が安くなってきたものを限られた予算内で購入」という買い方がスタンダードでした。しかし、ここ数年で実状は様変わりしています。販売店では、試乗車や展示車として店頭に並べながらも同時に売り物としても販売を開始するケースが増え、早いときには新車の発売日に中古車としての掲載が始まるモデルもありました。また、残価設定ローンやサブスクリプションなど新しい支払方法の利用者が増加することで、「新車は購入したら長く大切に乗るもの」というかつての感覚から、「数年間必要なクルマを手元に保有し、時期が来たらスパッと次に」という選択肢も増えています。結果として、年式の高い中古車において市場に流通する種類や量が増えています。

・トピックス(2)止まらないSUV人気。家族形態やアウトドア流行を反映
今年新たに売りに出されたモデルのボディタイプのほとんどがSUVだったと言っても過言ではないほど、その人気はとどまるところを知りません。ヤリスやカローラなどお馴染みのモデルにもSUVがラインアップされ、ランボルギーニやポルシェ…といったスポーツカー、スーパーカーをメインとしてきたメーカーからもSUVが発売されて人気を博しているほどです。
その時々で人気を集めるクルマの条件は「生活の形態×流行」によって決まってきます。前者で言えば、核家族化が進み、乗車する家族の人数が少なくなっていく中、5名が乗車でき荷物が載せられれば十分にSUVでも日常使いが可能です。また、3列シートのモデルが設定されるなど、製品側の多様化もターゲットを広げる上で一役買っています。まさに名前の通りユーティリティ性の高さが評価されていると言えます。また、SUVユーザーは見た目も重視しており、流線型の都会的なフォルムから、キャンプブームに代表されるようなアウトドアの流行とマッチしている角張ったものまで多種多様な選択肢があるのも人気の理由です。


■番外編 今年のクロカン/ SUV注目車種ランキング



■ご参考)年齢別 直近で購入した中古車のボディタイプ
(出典:『中古車購入実態調査2021』)
【1年以内に中古車を購入した人/単一回答】



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業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
電話番号
-
代表者名
北村吉弘
上場
未上場
資本金
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設立
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