アダストリアがファッション・繊維企業10社と共同で「ジャパンサステナブルファッションアライアンス」を創設
サステナブルなファッション産業の構築を目指し企業の垣根を超え業界の課題解決に取り組む
■本アライアンス共同創設参画の経緯
アダストリアグループでは、「ファッションのワクワクを、未来まで。」をサステナビリティポリシーに掲げ、重点テーマの一つである「環境を守る」のもとサステナブルなコットンをはじめとする環境へ配慮した素材の積極的な使用や、適正な生産量の管理、マイバッグの利用促進、衣料品の回収およびリサイクルなど様々な取り組みを行ってきました。しかし、ファッション業界が抱える、大量生産・大量消費や生産過程の透明性および環境負荷の削減などといった課題の根本的な解決のためには業界全体で取り組んでいくことが必要であると考えます。
こうした背景から、環境省の呼びかけのもと昨年10月より業界を代表する繊維メーカー、商社、小売り、リサイクラーなどといった企業が集い、勉強会という形式でサステナブルなファッション産業の構築に向けて課題や解決策を議論してきました。今後も定期的にこうした議論を継続し、サステナブルなファッション産業の構築に向けた協働を行っていくため、勉強会に参加していた10社とともに本アライアンスを設立し、正会員として加盟することといたしました。
今後は、本アライアンスを通じてファッション産業が自然環境および社会に与える影響を把握し、ファッション・繊維業界の共通課題について共同で解決策を導き出しながら「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロスゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」を目指します。定期的な会議を設けながらサステナブルファッションに関する知見の共有や目標に向けた協働、生活者との双方向のコミュニケーション、国内外の重要動向の先行把握、業界内の共通課題を改善するために必要な政策の提言を関係省庁に対し行っていく予定です。
当社は、本アライアンスを通じ、 サステナブルなファッション産業の構築をリードしていきたいと考えています。
■ファッション業界が向き合う社会課題
ファッション業界はかねてより環境負荷の高い産業と言われています。環境省の調査では、一着の服を作るために平均してペットボトル255本分の製造に相当する25.5kgのCO₂を排出し、浴槽11杯分に相当する水を消費しているということが分かっています。また、供給量が増加している一方で衣服1枚当たりの単価は年々下がり、大量生産・大量消費につながっているほか、消費された後もその約68%が可燃ごみや不燃ごみとして廃棄されており、リサイクルやリユースなどの循環する仕組みが求められています。生産過程においても、サプライチェーンの長さとその複雑さから労働環境の不透明性が課題として指摘され、業界全体で早急な変革が必要な状況です。
■ジャパンサステナブルファッションアライアンスについて
<会員企業> ※2021年8月19日時点
正会員企業:株式会社アダストリア 、伊藤忠商事株式会社、倉敷紡績株式会社、株式会社ゴールドウイン、
帝人フロンティア株式会社、東レ株式会社、豊島株式会社、日本環境設計株式会社、
株式会社ユナイテッドアローズ(五十音順)
賛助会員企業:株式会社アシックス、株式会社良品計画(五十音順)
<共同代表>
伊藤忠商事株式会社、株式会社ゴールドウイン、日本環境設計株式会社(五十音順)
<設立日>
2021年8月3日(火)
<問い合わせ先>
ジャパンサステナブルファッションアライアンス 事務局
info@unisteps.or.jp (一般社団法人unisteps )
marketing@ifs.co.jp(伊藤忠ファッションシステム内JSFA事務局)
■アダストリアについて
株式会社アダストリア(代表取締役会長:福田三千男)は、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、グループで30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーンです。「Play fashion!」をミッションに掲げ、ファッションを通じてお客さま一人ひとりの毎日に「もっと楽しい」選択肢をご提案しています。
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