TIS、JaDHAの「デジタル医療サービスの円滑な利活用に向けた基幹プラットフォーム構築WG」に幹事企業として参画

デジタル医療アプリ・サービスの流通基盤の設計と実証の検討を通じてヘルスケアプラットフォームを強化

TISインテックグループ

 TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、デジタルヘルス産業の振興に向けた研究会「日本デジタルヘルス・アライアンス(略称 JaDHA)」で新たに設置されたワーキンググループ(以下 WG)「デジタル医療サービスの円滑な利活用に向けた基幹プラットフォーム構築WG」の幹事企業として参画することを発表します。
JaDHAは、2022年の設立以降、デジタル治療に焦点をあて、その普及と利活用促進に向け、規制改革や診療報酬制度の在り方を議論し、政策提言活動、関連省庁との意見交換や検討会などへの参画を進めています。現在、大手医薬品・医療機器メーカー、デジタルヘルスベンチャー企業、大手ICT 企業など70 社以上が参画しています。

※JaDHAの組織概要と活動内容については、こちらをご覧ください。https://www.jri.co.jp/column/opinion/detail/14046/

TISが参画する「デジタル医療サービスの円滑な利活用に向けた基幹プラットフォーム構築WG(以下、本WG)」は、JaDHAがデジタルヘルスアプリや付帯するサービスの円滑な普及、生活者や医療従事者の利活用を促す革新的な社会システムの創造を目指すために設置した新たなWGの一つです。患者や医療機関で利便性高く安全に利活用されるための、デジタル医療アプリ・サービスの流通基盤の在り方を検討していくWGとして、新規開設されました。

 TISは、これまで、PHRサービス事業協会(仮称)の設立に参画するなど、PHRデータの標準化に向けて取り組んできました。また、昨年12月にプログラム医療機器の製造を事業として行うために必要な「医療機器製造業第二種」も取得し、製薬会社向けDTx支援サービス※1の提供も開始しました。
これらのPHRの標準化や治療用アプリ開発に関するTISの知見や技術力を活かし、本WGにて、他業種の企業とともにデジタル医療アプリの流通を巡る障壁の洗い出しやデジタル医療の普及に向けた検討を行い、様々なアプリを統合する流通基盤の構築を目指します。

※1:DTx支援サービス
https://www.tis.jp/service_solution/medical_drive/DTx/


■背景
「デジタル医療サービス」は、症状ごとに最適化された開発が急速に進んでいます。政府・行政機関も開発や実用化を促す施策や規制改革を強力に推進しており、今後、多くの医療機関や患者によって利用されることが予想されています。
一方、多様なデジタル医療サービスが生み出されることで、医療機関や患者にとって、異なるサービス・アプリごとに管理・運用が必要になる煩雑さや負担の増大が見込まれます。また、サービスの提供者には、セキュリティをはじめ、ユーザー認証やアプリ更新、請求・債権回収の仕組みなどの技術開発への負担が重すぎることが課題となっています。
TISはこれまで、健康・医療データを扱う製薬・ヘルスケア関連業界に対し、データ活用に必要なIT技術・サービスを提供してきました。今後、ヘルスケア分野で取り組む「ヘルスケアプラットフォーム」を介して健康・医療データを本人の同意に沿って利活用を行い、一人ひとりに合わせたヘルスケアサービスを提供する個別化医療の実現を目指しています。TISは、本WGが目指すデジタル医療サービスにおける基幹プラットフォーム構築の考えに賛同し、参画しました。

 
■デジタル医療サービスの円滑な利活用に向けた基幹プラットフォーム構築WGについて
本WGは、デジタル医療に関わるサービス間でのデータやインターフェースの共有など、デジタル医療プラットフォームの整備の在り方を検討し、患者・医療従事者・医療機関・サービス提供者の手間や業務負担の軽減を目指します。また、様々な医療用アプリの基礎的な機能をアプリ間で共用化することで開発コスト低減を図り、サービス提供者の医療用アプリの質を高め、デジタル医療サービスの質の向上や本質的な競争の促進を図ります。

具体的には、以下を実施します。
  •  医療従事者がデジタル医療サービスを導入・運用し、患者が利用するまでの一連の作業や役割を整理した上で、過度な業務負担につながり得る課題を抽出する。
  •  患者の利用継続を阻害し得る手間や負担要因を明らかにする。
  •  開発効率化に資する、アプリ間で共通化可能な基礎的な機能を定義する。
  •  デジタル医療プラットフォームの要件のほか、接続仕様などの定義、運営主体の在り方などを検討し、社会実装に向けたロードマップ策定や実証検証を進める。

目的:デジタル医療に適した流通基盤を構築する。
参加企業:リーダー企業 株式会社asken
幹事企業(五十音順)
株式会社NTTデータ、塩野義製薬株式会社、シミック株式会社、TIS株式会社、東日本電信電話株式会社、株式会社MICIN

詳細は以下 URL をご参照ください。
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=104685


■今後について
本WGでは、開発するデジタル医療アプリ・サービスの普及に求められるデータ管理基盤を製薬業界、CRO業界、ヘルスケア業界とともに検証していきます。さらに、TISは本WGで得たノウハウを基に、TISが提供するヘルスケアプラットフォームのデータ横断管理機能を強化し、治療データやPHRデータを活用した製薬会社の取り組みを支援していきます。

 
■「ヘルスケアプラットフォーム」について
ヘルスケアプラットフォームは、日々の健康増進から病気の予防や治療、介護に亘るさまざまなライフステージの生活者を支える「医療」「健康」情報を対象に、それらを活用するためのIT技術が集約されたオープンなプラットフォームです。TISはヘルスケアプラットフォームを中核とし「地域」「職域」「製薬」「保険」「ヘルスケア」の、5つの市場でサービス展開を進めます。
詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-pf/


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


 
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット DX営業ユニット DX第3営業部
E-mail:md-sales_development@ml.tis.co.jp

 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月