再生プラスチックを売りたい企業と買いたい企業をつなぐオンラインショッピングモール「再生プラスチック取引所」 長崎県対馬市に漂着する海洋プラスチックごみをリサイクルしたペレットの取り扱いを開始
■再生プラスチック取引所とは
URL:https://exchange.parallelplastics.net/
スマホアクセサリーなどを取り扱うHameeが運営する、企業間での再生プラスチック材の取引を目的としたオンラインショッピングモールです。
出品企業は製造過程で発生したプラスチックの端材、倉庫で眠ったままのプラスチック製品などを無料で出品できます。購入企業は希望する材質や色味の再生プラスチックを必要な分だけ購入することができます。
※ご利用には会員登録(無料)が必要です。
※出品できるのはリサイクル材のみです。バージンプラスチック材の出品は不可。
■再生プラスチック取引所を運営する背景
私たちHameeは、プラスチックの有効活用を目的に不要になったプラスチック製品を新しいプロダクトに生まれ変わらせるサービス「ParallelPlastics(パラレルプラスティックス)」を展開しています。サービスを展開する中で見えてきた課題が再生プラスチック材の入手の難しさです。
近年、グローバル企業を中心に再生プラスチック材を活用するケースが増えてきました。しかしながら、その原料となるプラスチック製品の廃棄・保管情報は公になっていないため、必要な時に希望の素材や色味の再生プラスチック材を探し出すのが難しい現状です。
その一方で、まだ使い道があるにも関わらず、有効活用の方法が見つからずに燃料として燃やされるプラスチックがたくさんあります。
このような背景から、行き場のないプラスチック製品を抱える企業、それを必要とする製造企業、この両者の需要と供給をつなげて国内のプラスチック循環を加速させるために「再生プラスチック取引所」をオープンしました。
■「Re:Ocean@TSUSHIMA」について
長崎県対馬市には、立地、海流、季節風、地形の条件が重なり、毎年膨大な量の海ごみが主に海外から漂着します。その推計量は年間約 2~3万立方メートル。このうち、市の年間回収量は全体の4分の1程度(約8,000立方メートル)にとどまっています。
「Re:Ocean@TSUSHIMA」は、株式会社セイコーインターナショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役:黄 金練)がこれらの海洋プラスチックごみをリサイクルしてつくった再生プラスチックペレットです。
「ビジネスの力で対馬の海をきれいにしたい」との思いで、2024年4月から海ごみを直接的に減らす施策として製造販売を開始しました。海洋プラスチックごみを「種類」と「色」ごとに分別したものを、それぞれリペレットし、アウトドアメーカーなどにプラスチック製品の材料として提供しています。
この度、さらに多くの海洋ごみの削減と有効活用を目指して、オンラインショッピングモール「再生プラスチック取引所」で「Re:Ocean@TSUSHIMA」の取り扱いを開始することとなりました。
※参考 「対馬市SDGsアクションプラン」
https://www.city.tsushima.nagasaki.jp/material/files/group/69/chapter2_2_5.pdf
■その他出品商品紹介
漁網再生材
元製品:漁網
出品者:株式会社REMARE
海洋プラスチック及び企業から排出される難処理プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組む株式会社REMAREによる出品。海ごみの6割を占めるといわれている漁業ごみをリサイクルしてつくった再生ペレットです。
スマホケース粉砕材
元製品:スマホケース
出品者:Hamee株式会社
iFaceなどのモバイルアクセサリーを取り扱うメーカーであるHameeによる出品。売れ残った自社スマホケースを粉砕した粉砕材です。
■会社概要
会社名 :Hamee株式会社 (東証スタンダード 証券コード:3134 )
設立 :1998年5月
代表者 :代表取締役社長 水島 育大
所在地 :神奈川県小田原市栄町2-12-10 Square O2
事業内容 :スマートフォンアクセサリーの開発・製造事業、米国・中国・韓国におけるEC展開、 ゲーミングアクセサリーブランドPixioを取り扱うゲーミングアクセサリー事業、ByURブランドで展開するコスメティクス事業、専用スマートフォンにより子供の防犯・安心をサポートするHamic事業を展開
URL :https://hamee.co.jp
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