「みんなでつくる県民ホールアイデアコンテスト」の入選作品が決定しました!
建替えを予定している神奈川県立県民ホール本館について、「県民ホールでやりたいこと」、「こ んな機能があると利用しやすい」など新しい県民ホールに対して期待する機能や利用方法のア イデアを募集した「みんなでつくる県民ホールアイデアコンテスト」の入選作品が決定しました。
1 概要
(1)募集期間
令和7年7月14日(月曜日)から令和7年10 月10日(金曜日)
(2)応募総数
45 件
(3)審査 次の審査により入選作品3点を決定しました。
・文化課職員による一次審査
・神奈川県立県民ホール本館再整備基本構想策定委員会 稲村太郎委員長、金田佳幸委員、吉野良祐委員による二次審査
2 入選作品
(1)「親子で気軽に立ち寄ることができる開放的なギャラリースペース」 三神杏子さん

◆作者によるイラストの説明
親子で気軽に立ち寄ることができる開放的なギャラリースペースを提案します。 ベビーカーや車い すがのびのびと動ける広い通路や、子どもたちが床に自由に絵を描くことができるライブペインティングスペースがあるといいなと思います。子どもの絵やおとなの絵が一緒にたくさん展示されていて、どんな人でも気軽に文化芸術に触れることができる、明るくて開放的な場所が理想です。
◆審査員のコメント
家族が気軽に鑑賞でき、子どもが主体的にアートに触れられる様子がよく表現されています。鑑賞 と参加が共存するあり方が、言葉がなくてもよく伝わっています。 ホールでの公演事業は、どうしても公演時間や入場料が「気軽さ」のハードルとなってしまいますが、常に開かれているギャラリーがそうした家族連れの受け皿となり、施設全体の魅力へと繋がります。展示空間の明るい雰囲気や、広々としたしつらえについても、イラストからイメージが伝わってきました。
(2)「Kids Theatre Room 構想」 小鳥遊さん

◆作者によるイラストの説明
小さなお子さん連れの親御さん、未就学児、または長時間の鑑賞の練習などができる、ホール内の ライブビューイング席。よくホワイエにあるモニターが部屋の中にあるイメージ。料金格安で、なんならスタンプカードを作って気軽にきて、本物の音楽(に限りなく近いものを)に触れてもらえる。飽きたり泣いたら隣の附室で休憩。出入り自由。トイレ、授乳室、絵本もあり、寝ててもいい。保育士か看護師を一名置く。
◆審査員のコメント
これまでも、「親子席」のような機能が設けられたホールはありましたが、「親子席」を「ライブビューイング席」という新しい空間と概念で再定義した点が素晴らしく、イラストによってその使い方も具体的にイメージすることができました。設備やしつらえによっては、子どもやその家族のみならず、例えば 障がい者や外国人といった様々な方を包摂する席になり得るかもしれません。
(3)「海辺の新たな芸術拠点」 Anneさん

◆作者によるイラストの説明
横浜港に入港する船や山下公園から見て、また周辺を観光していて「気になる」外観。海辺なので 巻貝をイメージ、芸術拠点としてホールや展覧スペースを備え、海が見えるカフェや誰でも楽しめる 芝生広場を設置。
◆審査員のコメント
現在の県民ホールの立地特性を的確に踏まえた提案であり、その施設外観の魅力が人々に訴求 する様子をよく表現しています。
3 応募作品について
・入選者には、令和8年1月 10 日(土曜日)に鎌倉芸術館にて開催される「ファンタスティック・ガラ・コンサート」ペアチケットを贈呈します。
・応募いただいたアイデアは、「神奈川県立県民ホール本館再整備基本構想策定委員会」に報告しました。
・応募されたイラストを用いて動画を作成します。
問合せ先
神奈川県文化スポーツ観光局
県民ホール再整備担当課長 宮﨑 電話 045-285-0217
文化課県民ホール再整備グループ 大塚 電話 045-285-0216
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