企業向けリスキリング支援の診断型学習促進プログラム「DXスタートスタディ」提供を開始

「DXリテラシー標準」対応コンテンツと自律学習を促進する仕組みで、組織のDXスキルを底上げUdemy Business導入企業向けに無償で提供

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役会長兼社長:岩瀬 大輔、以下「ベネッセ」)は、法人向けオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy Business」の導入企業を対象に、診断型学習促進プログラム「DXスタートスタディ(以下『スタスタ』)」を無償で提供開始しました。同プログラムは、「Udemy Business」の活用サポートサイト「Learners' Station」から利用可能となり、経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した「DXリテラシー標準(DSS-L)」全項目をもとに、DXに初めてふれる方の学習動機形成を支援します。初回の診断から学習までの「次に必要な行動」を明確にすることで、受講者の自律的な学習をサポートし、組織のDXスキルの底上げを目指します。

■プログラム提供の背景

 近年、DXの重要性がより一層増しており、企業においてDXと業務の高度化を推進するための従業員のリスキリングが急務となっています。ベネッセ教育総合研究所が実施した「企業における学びに関するアンケート調査」*によると、​リスキリングの支援制度がある企業で働く場合、「学習に対するサポートを受けていると感じる」割合は70.5%と高い水準であった一方、「担当業務や実務で活用できている」と回答した社会人の割合は25.8%にとどまっており、支援制度だけでは学習や実務での活用に繋がらない課題があることがわかりました。また、同調査では、従業員の学習促進には、従業員が前向きに学習できる環境を整え、従業員の学びへの意志を高めるとともに、従業員の学びをサポートする働きかけや支援、そして学びを活用できる場の提供といった施策が重要だということがわかりました。

 これらの課題や調査結果を踏まえ、ベネッセは、従業員がDXを実務に紐づけて捉え、主体的に学習しやすい環境を醸成するサービスとして、診断型学習促進プログラム「スタスタ」を開発しました。この名称は、「自律的な学びへの一歩目」を踏み出して、自分の足で歩んでいくことをイメージしたもので、受講者の自律的な学習をサポートし、組織のDXスキルの底上げを目指します。

■プログラムの特長

(1) 「次に必要な行動」を明確化することで受講者の自律学習をサポート・導入マンガで主体的な学びを促進
 DXの基礎力把握だけでなく、診断結果に基づいた解説動画や再診断など、次に何を取り組むべきかを明確にすることで、自律学習をサポートします。また、診断の導入部分では、ベネッセならではのマンガを活用しDXの知識を業務に活用することの価値を、受講者に分かりやすく伝え、主体的に取り組むきっかけを作ります。

導入マンガ

診断結果・解説動画

(2) DSS-Lに対応した約20分のテストでDXの基礎力を診断

 DX基礎診断は、経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した「DXリテラシー標準(DSS-L)」全項目をもとに、DXに初めてふれる方の学習動機形成を支援する設計となっています。セルフチェックでDXに対する受講者の「マインド・スタンス」を確認し、その後の「知識テスト」で「Why(DXの背景)」「What(DXで活用されるデータ・技術)」「How(データ・技術の利活用)」に対応したDXの基礎力を約20分で診断します。

DXリテラシー標準

出典:経済産業省・情報処理推進機構(IPA)「DXリテラシー標準(DSS-L)」:

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/skill_standard/main.html 

(3) 学習の進捗状況の管理や再診断で、学習効果の可視化をサポート

 DX基礎診断の受講後、正答率の低いカテゴリに対応して「Udemy Business」の解説動画が受講者にレコメンドされます。管理者は受講者のテストの点数だけでなく、学習の進捗状況を含めた管理が可能となっており、再診断前後でのスコアの動きを把握することで、学習効果の可視化をサポートします。また、学習が進まない受講者へのリマインドを管理者がしやすいよう、各進捗段階に応じた未完了者のリスト抽出とメールテンプレートも利用可能です。

管理者の進捗管理画面

(4) 自分の業務に合ったスキルを3ステップで探せる 
 「おすすめ講座診断」により、3ステップで自分の業務に合ったスキルを「Udemy Business」上の約3万講座から探すことができます。これにより、業務で活用可能な実践に繋がりやすい学習を提供します。

 同プログラムでは、DXの基礎知識の習得および自律学習のサポートを目指しています。その後、より専門性の高いDXスキルの習得を目指す場合、ベネッセが展開する他サービス群を企業の組織状況や育成方針に応じてカスタマイズし、継続的かつ体系的な学びの環境を継続することが可能です。

■本プログラム開発に当たってのコメント

内木場 絵理(うちこば えり)

株式会社ベネッセコーポレーション 社会人事業本部 ラーニングデザイン部 部長

「DXスタートスタディ」は、企業におけるDX人材育成を支援するために開発されたプログラムです。DXの基礎知識を効率的に習得し、実務を意識した自律的な学びを促進する設計が特長となっています。また、「DXリテラシー標準」に対応することで、受講者が実務に活かせるDX基礎スキルを体系的に学べる環境を提供しています。本プログラムを通じて、自らの業務に必要なDXスキルを自律的に学ぶ従業員が増えることで、各企業のDX推進が次のステップへと繋がることを目指します。ベネッセでは、企業の育成方針に合わせた人材育成研修を提案しており、従業員のスキルアップと学びの投資対効果の可視化に向けて、今後も調査と連動した施策の実施やサービスの提供を進めてまいります。

<「Udemy」および「Udemy Business」概要>

 Udemy(ユーデミー)は、米国Udemy社が運営する世界7,700万人が学ぶオンライン動画学習プラットフォームです。世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をつなげ、最新の生成AIからビジネススキルまで、幅広いテーマを学ぶことができます。法人向けの「Udemy Business」は、Udemyで公開されている世界25万の講座から、厳選した約30,000講座を定額で利用できるサービスです。ベネッセコーポレーションは、一生涯の学びを通して社会と人々の人生が豊かになることを目指し、社会人の学び支援を行っており、Udemy社とは2015年より日本における独占的業務提携を締結しています。

・Udemy公式サイト: https://www.udemy.com/ja/
・Udemy Business公式サイト: https://ufb.benesse.co.jp/ 

* 「企業における学びに関するアンケート調査」

・対象:全国18~64 歳の就業者(正社員のみ)。3,052 名(うち過去1年間で学習に取り組んでいたのは2,204名)

・期間:2024年9月27日~30日

・方法:インターネット調査

・本調査の関連レポート:

(1) 日本の大企業におけるリスキリングの課題と学習促進の要点:

https://ufb.benesse.co.jp/news/research-01

(2) リスキリングを促進する組織的支援とは:

https://ufb.benesse.co.jp/news/research-04

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会社概要

URL
http://www.benesse.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
岡山県岡山市北区南方3-7-17
電話番号
086-225-1165
代表者名
岩瀬 大輔
上場
未上場
資本金
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設立
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