写真家・佐藤健寿、20年の旅の軌跡をまとめた写真集『世界』を発売

株式会社朝日新聞出版

2021年12月15日 11時04分

写真集『奇界遺産』シリーズでも知られる写真家・佐藤健寿氏。これまで世界120カ国でさまざまな「旅」の風景も作品として撮影してきました。そんな20年の旅の作品をまとめた写真集『世界』（朝日新聞出版）が2021年12月15日（水）に発売となります。三方金・函入りの超豪華装丁仕様。発表にあわせてライカ三店舗で同時開催された「世界 MICROCOSM」展会場（ライカ東京・京都・GINZA SIX）では特装版も予約販売されています。

【内容紹介】
写真家・佐藤健寿が約20年にわたって撮影した「世界」。数百点の未発表写真を含め、アジアからアフリカ、北極圏まで網羅する著者の作品群を608ページ・函付きの豪華装丁で。装丁は佐藤亜沙美（サトウサンカイ）、プリンティングディレクターは花岡秀明（藤原印刷）。

＜著者インタビュー＞
https://dot.asahi.com/dot/2021110200045.html

＜発表にあわせ、ライカ三店舗で同時開催された「世界 MICROCOSM」展の作家ステートメント＞

歴史的なコロナ禍にあって、旅することもままならなくなり、
過去の旅を振り返る写真集、そしてこの写真展を制作した。

そうして20年近い旅の道程を振り返ってみたが、
作品群にこれというタイトルをつけることは難しかった。
ひとつの明快な言葉でくくるには、多様過ぎた。
そこにあったのは「世界」という言葉でしか表現できない、漠然とした何か。
唯一の共通項は、いつか私が見たという事実だけだった。

それは観念としての大きな「世界」であり、
あるいは私が見た、小さな「世界」である。

佐藤健寿