印刷博物館P&Pギャラリー企画展「GRAPHIC TRIAL 2024 -あそび -」開催〜グラフィックの可能性を印刷で探るポスター展〜
[会期]2024年4月27日(土)〜 7月7日(日)[参加クリエイター]日比野克彦/岡崎智弘/津田淳子+大島依提亜/生島大輔
本企画は、第一線で活躍するクリエイターとTOPPANグループが協力し、ポスターの制作を通じて新しい印刷表現を探るプロジェクトです。 18回目を迎える今回のテーマは「あそび」。クリエイターとTOPPANグループが全力で楽しみながら作品づくりに挑みます。多様さや個性が尊重されるこの時代、ポスターというメディアはどこまで飛躍することができるのでしょうか。縛られない、決めすぎない、自由な「あそび」の心から生まれる新たなクリエイティブを目指しました。
展覧会では、クリエイターの独創的なアイデアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルをご紹介します。
開催概要
タイトル GRAPHIC TRIAL 2024 -あそび-
会 期 2024年4月27日(土)〜 7月7日(日)
時 間 10:00〜18:00
休館日 毎週月曜日(4月29日、5月6日は開館)、
4月30日(火)、5月7日(火)
会 場 印刷博物館 P&Pギャラリー
(東京都文京区水道1-3-3 TOPPAN小石川本社ビル)
入場料 無料
※印刷博物館展示室にご入場の際は入場料が必要です
主 催 TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館
企 画 TOPPAN株式会社 GAC部
後 援 公益社団法人 日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)
展覧会WEBサイト https://www.toppan.com/ja/joho/gainfo/graphictrial/2024/
※WEBサイトは4/12公開です。
公式X(旧twitter) @graphictrial / 公式instagram @graphictrial
※「GRAPHIC TRIAL」はTOPPANホールディングス株式会社が商標登録出願中です。
展覧会のみどころ
■ GRAPHIC TRIALとは
クリエイターとTOPPANグループが協力し、ポスターの制作を通じて新しい印刷表現を探る企画展です。色数、用紙、インキ等に制限をつけず、オフセット印刷に加えてインクジェットやスクリーン印刷などの印刷方法だけに留まらず、新しい技術や素材、紙の原料まで、多様な世界に目を向けながら印刷表現を追求しています。展覧会ではポスター作品と実験プロセスを展示し、印刷の魅力をわかりやすくお伝えします。
■GRAPHIC TRIAL 2024のみどころ
①印刷とデジタルの融合にチャレンジ
今回の参加クリエイター日比野克彦氏はVRで作品を制作。現実には存在しない作品を印刷で具現化させるトライアルに挑みます(画像1)。また、岡崎智弘氏はポスターをレコードのような「記録媒体」と捉え、ポスターを撮影、再生することでアニメーションが生まれる作品を制作しました(画像2)。様々な姿に形を変える、新しい印刷のあり方をお楽しみください。
②実用的な印刷表現の追求
津田淳子氏と大島依提亜氏ペアのトライアルでは、豊富な印刷知識を活かし、量産可能な印刷でできる表現のおもしろさを追求しました。作品の印刷はオフセット印刷に限定し、オフセット印刷で難しいとされている色の表現や、まるでシルクスクリーン印刷のような仕上がりなど、制作に携わる方には必見の作品です(画像3)。また、生島大輔氏はフロッキーの常識を覆すような使い方にチャレンジしています。こちらの不思議な表現にもぜひご注目ください(画像4)。
③あそび心を取り入れた展示空間
今回は会場にもふんだんに「あそび」を取り入れました。玩具をモチーフとした展示演出に加え、TOPPANグループが提供する木目調の化粧シートなども使用し、クリエイティブな心を育むイメージの空間で作品を鑑賞できます。
関連イベント
会期中にはさまざまな関連イベントを企画しています。
詳細・お申し込みは展覧会WEBサイトまたは公式SNSでご確認ください。
展覧会WEBサイト https://www.toppan.com/ja/joho/gainfo/graphictrial/2024/
※WEBサイトは4/12公開です。
参加クリエイター
日比野克彦 アーティスト、東京藝術大学学長
東京藝術大学大学院美術研究科修了。1982年第3回日本グラフィック展大賞、1983年第30回ADC賞最高賞、1986年シドニー・ビエンナーレ、1995年ヴェネチア・ビエンナーレ出品。1999年毎日デザイン賞グランプリ、2015年文化庁芸術選奨芸術振興部門文部科学大臣賞受賞。2007年より東京藝術大学教授。2022年4月より東京藝術大学長に就任。他の主な要職として、岐阜県美術館長、熊本市現代美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員長を務める。
岡崎智弘 グラフィックデザイナー
2011年デザインスタジオSWIMMINGを設立。グラフィックデザインの姿勢を基軸に、印刷物/映像/展覧会など視覚伝達を中心とした領域でのデザインの活動に取り組んでいる。主な仕事に「デザインあ 解散!/集合!」「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE インビテーション」「紙工視点」など。主な受賞歴にJAGDA新人賞、亀倉雄策賞、TDC賞など。
津田淳子 編集者・デザインのひきだし編集長
編集プロダクション、出版社を経て、2005年にグラフィック社入社。2007年「デザインのひきだし」を創刊する。デザイン・印刷・紙関連書籍、また「柚木沙弥郎のことば」、画集「ヒグチユウコ画集 CIRCUS」、画集「宇野亞喜良Kaleidoscope」、「バターの本」など、紙の本にこだわった書籍を企画・編集している。
大島依提亜 グラフィックデザイナー
映画のグラフィックを中心に、展覧会広報物、ブックデザインなどを手がける。最近の主な仕事に、映画「パターソン」「万引き家族」「ミッドサマー」「ちょっと思い出しただけ」「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」「アフターサン」「Pearl パール」、展覧会「谷川俊太郎展」「ムーミン展」「ヨシタケシンスケ展かもしれない」、書籍「君のクイズ/小川 哲」「はーばーらいと/吉本ばなな」「深く、しっかり息をして /川上未映子」など。
生島大輔 ディレクター
京都工芸繊維大学大学院デザイン科学専攻修了後、2013年凸版印刷株式会社入社。ビジネストランスフォーメーションセンター エクスペリエンスデザイン本部在籍。入社以来、様々な企業/事業/団体/学校などのブランド戦略策定やブランドデザインに従事。ヤングスパイクス2018 インテグレーテッド部門日本代表、ヤングロータス2019国内予選ファイナリスト、などに選出。
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