宮城・石巻の中学生の地域復興取り組み、第13回キッズデザイン賞』受賞【プレスリリース】
「子どもたちが描くみんなの公園 ワークショップ」『
ユニセフ(国連児童基金)は、世界150以上の国と地域で展開する支援活動の中で、子どもたちが支援を受ける側としてだけではなく、様々な活動のプロセスにも参加し、支援や施策そのものにも子どもたちの声が取り入れられる機会づくりに力をいれています。ユニセフ本部の支援を受け東日本大震災発生直後から緊急支援活動を続けていた日本ユニセフ協会も、ユニセフのこうした考え方に基づき、2011年後半より、「まちづくり学習」「子どものまち」「冒険遊び場」「ふるさと復興ワーク」の4つを柱とする「子どもにやさしい復興計画」支援活動を展開。都市計画・まちづくり学習の専門家である山形大学の佐藤教授と子ども環境学会「東日本大震災復興プラン国際提案競技」コンペで最優秀賞を受賞した竹中工務店とも協働し、岩手、宮城、福島の各県で、子どもたちの声やアイディアを地元行政と共有する活動を続けました。
「子どもたちが描くみんなの公園ワークショップ」の舞台となった宮城県石巻市では、2013年9月、津波に加え大きな火災により甚大な被害を受けた門脇町をはじめとする「新門脇地区」で、大規模な区画整理事業がスタート。日本ユニセフ協会は、震災発生直後から学校や給食の再開支援など様々な形で協力・連携してきた石巻市はじめ関係各所に対し、岩手県大槌町や宮城県仙台市等で進めていた事例を参考に、新門脇地区の復興事業でも“子どもの参画”の機会を創出することを提案。「ワークショップ」が実施される運びとなりました。
「子どもたちが描くみんなの公園 ワークショップ」の様子。(2015年7月撮影) © 日本ユニセフ協会_2015
最終回の発表会には、石巻市や復興事業を進める事業者の方々も多数参加。日本ユニセフ協会と山形大学、㈱竹中工務店は、まちづくりや公園設計の専門家の方々などの協力も得て、3か所の公園に対して子どもたちから出された14のアイディアを集約し、それらのアイディアを法律や予算等の枠組みの中で“具体化”させる作業を行い、石巻市に提出いたしました。
子どもたちが描いた「かどのわき西公園」は、2017年8月に。「かどのわき中央公園」と「まねき公園」は、2018年2月に開園しています。
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第13回キッズデザイン賞 受賞概要
【応募番号】: 190284
【応募企業・団体名】: 公益財団法人日本ユニセフ協会 / 国立大学法人山形大学 / 株式会社竹中工務店
【受賞作品名】: 子どもたちが描く みんなの公園 ワークショップ
【受賞部門】: 子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
【受賞カテゴリー】: コミュニケーション D11.地域理解・地域交流
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「子どもたちが描くみんなの公園ワークショップ」全6回の様子は、動画でもご紹介しています。日本ユニセフ協会のホームページ( https://www.unicef.or.jp/news/2015/0235.html )をご覧ください。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
■日本ユニセフ協会の東日本大震災緊急・復興支援について
日本ユニセフ協会は、ユニセフ本部や被災地の団体や自治体、企業などの協力を得て、震災発生直後から支援活動を展開。学校や保健サービスの再開などの緊急支援活動や児童福祉施設再建支援などを実施しました。現在は、「心理社会的ケア支援(心のケア)」、「子どもの保護支援」、および「子ども参画による復興計画づくり支援」の3分野を中心に、2016年12月まで活動いたしました。詳しくは、こちらをご覧ください。( http://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/2011.htm )
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