中学の部活動のメリットは体力向上・協調性・人間関係 外部コーチや指導員は増加傾向
中学校の部活動と勉強に関する実態調査
株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社、株式会社栄光(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:下田勝昭)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2025年7月5日(土)~7月15日(火)に、「中学校の部活動と勉強に関する実態調査」を実施し、中学1年生~中学3年生の子どもを持つ保護者1459人の有効回答が得られました。
※「高校の部活動と勉強に関する実態調査」も実施しています。
d49291-1398-bb7afce95036374e8f463bdb9246c6fb.pdf■部活動を選ぶ際に保護者として気にかけたこと 「子どもがやりたいと思える、楽しめる」が8割超で最多
■部活動のメリットは「体力向上」「協調性・チームワークが身に付く」「人間関係が広がる」
■部活動のデメリットは「勉強時間が減る」が4割 「特にない」も3割超
■部活動の日数は週5日が最多 適切だと思う日数は週3・4日
■保護者の7割超が「子どもは部活動と勉強の両立ができている」と評価
■子どもが所属する部活動に「学校の先生以外の指導員がいる」42% 前回調査(2023年)より7ポイント増加
栄光ゼミナール調べ
子どもが現在所属する部活動を選んだ理由は何ですか。
n= 1369、総回答数2258、複数回答方式(あてはまるものすべて)
中学生の保護者に、子どもの部活動の所属について聞いたところ、66.1%が「運動部」に、27.8%が「文化部」に所属していることが分かった。「部活動に所属していない」のは6.2%だった。
次に、子どもが部活動に所属していると回答した保護者に、子どもがその部活動を選んだ理由を聞いたところ、最も多かったのは「楽しそう」で64.9%、次いで「入学前からやっていた」29.2%、「新しいことに挑戦したい」25.8%だった。

部活動を選ぶ際に、保護者として気にかけたことは何ですか。
n= 1369、総回答数3080、複数回答方式(あてはまるものすべて)
子どもが部活動を選ぶ際に、保護者として気にかけたことを聞いた。最も多かったのは「子どもがやりたいと思える、楽しむことができる」で86.9%にのぼった。次いで「子どもが新たなことにチャレンジできる」が28.0%、「友人や先輩との関係性」が26.2%だった。

子どもが部活動に所属していることのメリットだと感じているものは何ですか。
n= 1369、総回答数3740、複数回答方式(最大3つ)
保護者が感じている、子どもが部活動に所属していることのメリットを保護者に聞いた。
「子どもの体力が向上する」「子どもに協調性・チームワークが身に付く」が最も多く50.8%、次いで「子どもの人間関係が広がる」が45.2%だった。また、「子どもが目標を達成する喜びを知ることができる」「子どもが先生や先輩への礼儀を学ぶことができる」も、3分の1の保護者が、部活動に所属していることのメリットだと回答した。
体力面だけでなく、部活動を通じて、子どもの内面的な成長を実感している保護者が多いようだ。

子どもが部活動に所属していることのデメリットだと感じているものは何ですか。
n= 1369、総回答数2281、複数回答方式(最大3つ)
保護者が感じている、子どもが部活動に所属していることのデメリットを保護者に聞いた。
最も多かったのは「子どもの勉強時間が減る」で40.2%だった。次いで「特にない」が34.7%だった。
部活動と勉強を両立する上で、デメリットを感じている保護者もいるが、3分の1以上の保護者はデメリットを感じていないようだ。

部活動は週何日程度行われていますか、また週何日程度が適切だと思いますか。
n=1369、単一回答方式
保護者に、現在の部活動の活動日数と、適切だと思う活動日数を聞いた。
実際の活動日数をみると、最も多いのは「週5日程度」で37.1%、次いで「週4日程度」で26.7%と、あわせて全体の6割以上にのぼった。適切だと思う活動日数は、「週4日程度」が33.4%、「週3日程度」が30.5%と、実際の活動日数よりも少ない日数が適切だと考えている傾向があることがわかった。
2023年5月に実施した同調査と比較すると、部活動の実際の活動日数について、「週3日程度」が17.2%から15.0%、「週4日程度」が25.6%から26.7%、「週5日程度」が35.4%から37.1%だった。その他の実際の活動日数の割合も1ポイント以下の変動であり、全体の傾向に大きな変化は見られなかった。同じく、適切だと思う活動日数についても、「週4日程度」「週3日程度」が適切だと考える保護者が約6割であるという結果に変わりなかった。

部活動が勉強に良い影響を与えていると感じますか。
n=1369、単一回答方式
保護者に、部活動が子どもの勉強に良い影響を与えていると感じるかを聞いた。
「とても感じる」が15.5%、「どちらかといえば感じる」が50.3%と、約3人に2人の保護者が、部活動が子どもの勉強に良い影響を与えていると感じているようだ。

子どもは、部活動と勉強を両立できていると感じますか。
n=1369、単一回答方式
保護者に、子どもが部活動と勉強を両立できていると感じるかを聞いた。
「とても感じる」が16.1%、「どちらかといえば感じる」が56.5%と、7割以上の保護者が子どもは部活動と勉強を両立できていると感じているようだ。

現在所属している部活動には、学校の先生以外の指導者(部活動指導員)がいますか。
n=1369、単一回答方式
現在子どもが所属している部活動に、学校の先生以外の外部のコーチや部活動指導員がいるかを聞いたところ、「学校の先生以外の指導員がいる」は42.3%、「学校の先生以外の指導員はいない」は57.7%だった。
2023年5月に実施した同調査と比較すると、「学校の先生以外の指導員がいる」と回答した保護者の割合は、35.0%から42.3%と、約7ポイント増加していた。

【中学校の部活動と高校の部活動の比較】
※中学生保護者と高校生保護者がそれぞれ、現在子どもが所属している部活動について回答した内容を比較。なお、中学生保護者1459人のうち、「子どもが部活動に所属している」93.8%、「子どもが部活動に所属していない」6.2%。高校生保護者641人のうち、「子どもが部活動に所属している」90.3%、「子どもが部活動に所属していない」9.7%。
(1)子どもが現在所属する部活動を選んだ理由は何ですか。
中学生保護者と高校生保護者のどちらも「楽しそう」が最も回答が多かった。また、高校生保護者は「入学前からやっていた」が多く、高校入学後も中学校で所属していた部活動を選ぶことが多いためと考えられる。

(2)部活動を選ぶ際に、保護者として気にかけたことは何ですか。
中学生保護者と高校生保護者のどちらも「子どもがやりたいと思える、楽しむことができる」と回答した割合が8割以上にのぼった。また、「子どもが新たなことにチャレンジできる」と回答した割合は、中学生保護者が高校生保護者より多かったが、中学入学を機に、部活動を通じて新たな挑戦ができることを期待する保護者が多いと考えられる。

(3)子どもが部活動に所属していることのメリットだと感じているものは何ですか。
中学生保護者は高校生保護者よりも、特に「子どもの体力が向上する」点でのメリットを強く感じていることが分かった。高校生保護者は「子どもの人間関係が広がる」という点でメリットを感じているようだ。

(4)子どもが部活動に所属していることのデメリットだと感じているものは何ですか。
中学生保護者と高校生保護者のどちらも最も回答が多かったのは「子どもの勉強時間が減る」だった。最も割合に差が出たのは「部活動のサポートのためのスケジュール調整が大変」で、10ポイント以上の違いが見られた。中学生から部活動が始まり、小学生の時とはスケジュールが一変することや、高校生になると保護者のサポートをあまり必要としないことなどが影響していると思われる。一方で、どちらも4割弱の保護者が「特にない」と回答しており、デメリットを感じていない保護者も少なくないと考えられる。

◆栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビが、勉強と部活動の両立をサポートします
栄光ゼミナールでは、生徒ごとにカルテを作成しています。模試の結果や授業の様子、部活動や日ごろの悩みまで、生徒の最新情報を記録し、担当教師全員で共有。一人ひとりの状況に合わせた最適な指導を行い、勉強と部活動の両立も支援します。
栄光の個別ビザビでは、受講曜日・時間割を選べるので、部活動と勉強を無理なく両立できます。振替授業も可能です。
◆調査概要
調査対象:栄光の教室に通う中学1年生~中学3年生の子どもを持つ保護者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年7月5日(土)~7月15日(火)
回答者数:1459名
◆会社概要
中学受験、高校受験対策の進学塾「栄光ゼミナール」や個別指導で目標達成へ導く学習塾「栄光の個別ビザビ」、大学受験対策塾「大学受験ナビオ」等を、首都圏を中心に展開、国内屈指の規模を持つ進学塾として多くの塾生をお預かりしています。2021年7月には中学・高校・大学受験対策のオンライン進学塾「EIKOH LiNKSTUDY」を開講。生徒の学ぶ意欲を引出し、自ら学ぶ姿勢を育てることで、中学受験・高校受験・大学受験の合格へ導き、生徒・保護者の期待に全力で応えていきます。
また、科学実験専門教室やロボット・プログラミング教室のSTEM教育事業も行っています。
本社:東京都千代田区富士見二丁目11番11号
代表:代表取締役社長 下田勝昭
設立:1980年7月
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Z会ホールディングス広報 渡辺・大竹
電話:03-5275-1685
メールアドレス:proffice@zkai-hd.co.jp
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