JTBと日本博事務局が「Japan Cultural Passport」を共同開発
~全国の日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日外国人向けデジタル周遊券~
株式会社JTB(東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:山北栄二郎)と、独立行政法人日本芸術文化振興会 日本博事務局(東京都千代田区)は、全国の日本博2.0関連文化施設をめぐる訪日外国人向けのデジタル周遊券「Japan Cultural Passport-Wander Japan’s Wonders-」を2025年8月5日より販売を開始します。

■背景と目的
現在、日本のインバウンド観光は量的拡大を遂げる一方で、特定の地域や場所に観光客が過度に集中し、経済波及効果にも偏りが見られるという社会的な課題に直面しています。
一方で、訪日外国人の旅行ニーズは「量から質へ」と明確に変化し、日本の伝統文化や芸術に深く触れる体験への関心が急速に高まっています。
このような背景のもとに、2025年大阪・関西万博を重要な契機として捉え、訪日外国人に対し、質の高い文化体験を提供できる文化施設を提案するとともに、文化施設の海外認知度向上並びに訪問先分散化を目指すことを目的として、JTBと日本博事務局は「Japan Cultural Passport」を共同開発しました。
■「Japan Cultural Passport」の概要
· 対象施設 :全国約30の文化施設(美術館、博物館、科学館、庭園、歴史民俗資料館、文化体験施設など)
· 販売期間 :2025年8月5日(火)~2026年2月8日(日)※1
· 有効期限 :2026年2月15日(日)※2
· チケット種類 :7日間、14日間、21日間の3種の有効期間から選択
· チケット価格 :7日間パス/3,500円、14日間パス/6,000円、21日間パス/8,000円(税込)
· 販売方法 :専用WEBサイト(Webket®)にて電子チケットを販売
· 利用方法 :スマートフォンでQRコードを提示し、対象施設に非接触入場
· 対応言語 :英語・日本語
· WEBサイト :https://www.japanculturalpassport.com
※1:チケット種類によって販売終了日が異なり、21日間パスは2026年1月25日(日)までの発売となります。
※2:チケットをご利用になれる最終利用期限です。
- 「Webket」は株式会社グッドフェローズの登録商標です。
- 「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
■特徴
これまで地域単位で展開されていた周遊パスとは異なり、「Japan Cultural Passport」は日本博2.0に関連する日本の代表的な文化施設を中心に全国を横断的にめぐることができる、訪日外国人向けのデジタル周遊パスです。スマートフォンによる非接触入場、多言語対応、選べる有効期間により、旅行者の利便性を高め、施設側の導入も簡便で、運営もスムーズに行えます。
■今後の展開
JTBと日本博事務局は、単なる観光商品の開発にとどまらず、全国にある多様な文化資源の魅力を国際的に発信することを通じ、インバウンド観光における社会課題の解決に貢献すべく、今後も以下に重点を置き、積極的に取り組んでまいります。
· デジタル技術による、文化施設での円滑な入場体験と多言語対応の強化
· 広域周遊を通じた、分散型観光導線の形成と地域間回遊の促進
· 文化観光の新たなモデルケースとしての検証と展開
· 日本博の国内外への多層的なプロモーションの実施
· 周遊券販売によるデータを活用した、今後の文化観光施策・インバウンド施策
■日本博2.0とは
「日本の美と心」を基本コンセプトに、縄文時代から現代まで続く我が国の文化芸術の多様かつ普遍的な魅力を発信する国家プロジェクトです。
https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/en/
■株式会社JTB
株式会社JTBは「交流創造事業※」を事業ドメインとし、全国に広がるネットワークを生かし、さまざまな人流・物流・商流の創造による交流人口・関係人口の拡大を通じて、地域や観光事業者の課題を解決するお手伝いをしています。『人と人』、『人と場所』、『人とコト』をつなぎ、常に新たな価値を創出し地域に新たなイノベーションを起こす事を追求していきます。
※「交流創造事業」は、JTBの登録商標です。
■Japan Cultural Passport参画文化施設(2025年7月25日現在)
【茨城県】茨城県立歴史館 【埼玉県】埼玉県立歴史と民俗の博物館、さいたま市岩槻人形博物館 【東京都】国立科学博物館、三井記念美術館、東京国立博物館、東京国立近代美術館、日本科学未来館、山種美術館 【静岡県】MOA美術館 【新潟県】まつだい「農舞台」フィールドミュージアム、越後妻有里山現代美術館MonET 【石川県】金沢21世紀美術館、鈴木大拙館、石川県立美術館、石川県九谷焼美術館、加賀依緑園 【岐阜県】日下部民藝館 【奈良県】奈良国立博物館 【京都府】京都国立博物館、八幡市立松花堂庭園・美術館、東映太秦映画村 【大阪府】絹谷幸二 天空美術館 【兵庫県】姫路市立美術館 【島根県】島根県立石見美術館 【大分県】大分県立美術館 【長崎県】長崎県美術館 【熊本県】熊本市現代美術館
※参画文化施設は今後、追加・変更となる場合がございます。
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