【西武池袋本店/アートカプセル+】谷敷謙“to be continued”
「百貨店」で働く人をモチーフにした作品も登場
自身のこどもの古着を用いて、その愛らしい存在を一時停止させて作品に留めることから始まり、その対象を他者、社会に広げながら多様な作品を生み出しています。
今回、展示の場となる「西武池袋本店」で働く人をモチーフに、そのコスチューム(制服)の端切れを使った作品を制作したほか、西武池袋線の乗客をモチーフにした作品も登場します。
■タイトル:谷敷謙“to be continued”
■会期:2023年3月16日(木)~4月4日(火)
午前10時~午後9時 日祝休日は午後8時まで、最終日は当会場のみ午後6時に閉場
■会場:西武池袋本店 2階 アートカプセル+
谷敷謙は、木目込みという日本固有のテキスタイルの技術をペインティングの手法として捉え直し、 新しい絵画表現の実施をしています。江戸時代にルーツを持ち、寺社建築の端材を人形に用いることで 生まれた木目込みを、谷敷は自身の経験をベースにしながら再解釈し、使用する素材を古着や廃材に絞り、 元々の持ち主に由来する身体性、時間、生の感覚、そして素材となる古着が元来そなえていたブランド コンセプトを汲み取り、絵画という形態に置換しながら語り継ぎ、それと同時に祈りや願いを込める という木目込みや伝統工芸の特有の文化や価値を現代へとリプレイスしています。
今回は、展示の場となる西武池袋本店の案内係の着ていた制服や、デパ地下で働く従業員のユニフォームを素材にした作品や、西武鉄道の車内で眠っている乗客をモチーフにした作品を作り、発表します。
《作家より》
変化して、変わりいく世の中でも変わらないだろう(変わらないで欲しいこと)を今回の 個展で表現できたらなと思ってます。
コロナが明けて、また次の展開に入っていく世の中ですが、日常の中のこの光景や所作は 変わるのか変わらないのか。
続きはまた今度 / to be continued —
谷敷謙
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百貨店で働く人たち
西武池袋本店の従業員が着ていた制服の端切れを使って、仕事風景を切り取り表現した作品が登場します。
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電車に乗る人たち
朝の通勤電車で爆睡する人、昼の電車でうとうとする人などの情景から生まれた作品を展示します。
- 会場内には、鉄道のレールが設置され、電車モチーフの立体作品を展示
線路の背景にある植栽はフラワーアーティストの田中元気さんによるもの。西武線沿線の風景をイメージしてデザインされています。こちらにも注目下さい。
Genki Tanaka | 田中 元気
1997年生まれ。フラワーアーティスト 。2016年、神奈川県藤野町にて自給自足の生活を営みながら、持続可能な社会システムのデザインを志すパーマカルチャーデザイナーの資格を取得。既存のシステムに依存せず、徹底した現場の観察による新しい価値の創造を目指すパーマカルチャーの思想は、現在でも花の制作に生かされている。2020年より自身で花を使った表現活動を始める。MV撮影やイベントの装飾、ファッションショーでのパフォーマンスなどさまざまな分野にて創作活動の幅を広げている。
谷敷 謙 (やしきけん) プロフィール
経歴: 1983年 東京都生まれ 1983年~1990年 アメリカ/カリフォルニア州/ サンディエーゴ 1990年~1996年 日本/東京 1996年~1999年 シンガポール 2003年~2009年 杉野服飾大学/アートファブリック/卒業
受賞: 2021年9月 神奈川県美術展 工芸 大賞 2020年9月 SICF21 オーディエンス賞&ワコールスタディホール京都奨励賞 2020年2月 FACE 2020 損保ジャパン興亜美術賞 入選 2019年6月 ART OLYMPIA 2019 優秀賞 2019年3月 第54回 昭和会展 ニューヨーク賞 2019年3月 第54回 昭和会展 東京海上日動賞 2019年1月 第1回 タガワアートビエンナーレ 佳作賞 2018年9月 第25回 ユザワヤ創作大賞展 グランプリ 2007年12月 JFW JAPAN CREATION TEXTILE CONTEST 2008 新人賞
西武池袋本店
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~21:00 *日・祝休日は~20:00(不定休)
*最新の営業時間はHPで確認ください。→ https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/
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