AWS、「AWS Mainframe Modernization」を発表

AWS Mainframe Modernizationにより、メインフレームとレガシーワークロードをより迅速かつ容易にクラウドに移行し、AWSの卓越した俊敏性、柔軟性、コスト削減のメリットが得ることが可能に。Banco Inter、Accenture、DXC Technologyなどが活用
※本プレスリリースは、2021年11月30日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

(ラスベガス - 2021 年11月30 日発表)Amazon.com, Inc.の関連会社である Amazon Web Services, Inc. は本日、AWS re:Inventにおいて、お客様がメインフレームとレガシーワークロードをより迅速かつ容易にクラウドに移行し、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の卓越した俊敏性、柔軟性、コスト削減のメリットを得られる新サービス「AWS Mainframe Modernization」を発表しました。AWS Mainframe Modernizationにより、お客様は自社のメインフレームワークロードをリファクタリングし、レガシーアプリケーションをJavaベースのモダンなクラウドサービスに変換することで、AWS上でワークロードを実行可能となります。また、自社のアプリケーションをそのまま保持し、既存のコードを最小限の変更で再使用しながら、ワークロードをAWSにリプラットフォームすることもできます。AWS Mainframe Modernizationに組み込まれているランタイム環境では、リファクタリングされたアプリケーションやリプラットフォームされたアプリケーションの両方を実行するのに必要なコンピューティング、メモリ、ストレージが提供され、キャパシティプロビジョニング、セキュリティ、ロードバランシング、オートスケーリング、アプリケーションの監視を自動的に行います。AWS Mainframe Modernizationは、メインフレーム環境とレガシー環境からのAWS移行を自動化するうえで必要な開発、テスト、デプロイのためのツール一式を提供します。お客様やシステムインテグレーターはAWS Mainframe Modernizationを活用することで、各企業におけるAWS移行の準備状況を評価・分析し、移行プロジェクトにむけた計画を支援することができます。AWS Mainframe Modernizationのご利用には初期費用は不要で、お客様はプロビジョニングされたコンピューティング使用量に対する支払いのみが発生します。AWS Mainframe Modernizationの詳細については、aws.amazon.com / mainframe-modernization をご覧ください。(※)抄訳版注釈:リファクタリングとはソフトウェア開発で、プログラムの動作や振る舞いを変えずに、内部の設計や構造を見直し、コードを書き換えたり書き直したりすること

いかに良好な条件下でも、メインフレームシステムは複雑かつ高価であり、拡張が困難です。今日では、メインフレームのレガシーシステム用に記述されたアプリケーションは、旧来の技術に長けたエンジニアが次第に減少する中で、お客様にとってきわめて大きな運用上の課題となっています。自社のレガシーアプリケーションをクラウドに移行したいと考える企業・団体は多くありますが、そのクラウド移行にあたっては長期にわたる移行プロセスを乗り越える必要があり、メインフレームアプリケーションの複雑さにより、さらに大きな課題となっています。こうした企業・団体はメインフレームのワークロードをAWSに移行する際、一般的にモダナイゼーションと移行プロジェクトをシステムインテグレーターに委託します。メインフレームワークロードのクラウド移行には、新たなワークロード環境の検討、アクセス、移行、テスト、運用を行うための複数の手順が必要です。それぞれのステップは複雑で、システムインテグレーターがメインフレームのサブシステムをクラウドサービスに変換するという複雑な作業を開始する以前に、お客様の個々の環境に合わせてカスタマイズまたはサードパーティ製ツールが求められます。また、移行とは別に、新しいクラウド環境において、最新のアプリケーション開発とデプロイにおけるベストプラクティスを活用して、このような複雑なシステムを構成、実行、運用する必要があるという課題もあります。自社のインフラストラクチャーのモダナイゼーションを行い、複雑なレガシー技術から脱却したいと考えるお客様は増えており、そうしたお客様はクラウド移行を容易にする優れたツールがあれば、メリットを得ることができます。

AWS Mainframe Modernizationは、お客様が迅速かつ容易にAWS上に自社のワークロードを移行、モダナイズ、実行するための開発およびランタイム環境を提供します。AWS Mainframe Modernizationは、単一環境への移行に必要なツールを統合し、エンドツーエンドの移行パイプラインを構築します。AWS Mainframe Modernizationにより、お客様はレガシーなプログラミング言語(COBOLなど)でメインフレームに対して記述されたワークロードをJavaベースのモダンなクラウドサービスにリファクタリングすることができます。お客様はまた、ワークロードを現在のまま維持し、最小限のコード変更でリプラットフォームすることもできます。お客様がワークロードのリファクタリングまたはリプラットフォームのいずれを選択した場合も、フルマネージドサービスとしてのすべてのメリットを得られ、移行アプリケーションに対するキャパシティプロビジョニング、セキュリティ、ロードバランシング、オートスケーリングおよびアプリケーション監視を自動化するランタイム環境が提供します。また、継続的インテグレーションと継続的デリバリー(CI/CD)機能を通じて、最新のアプリケーション開発、デプロイにおけるベストプラクティスをお客様に提供します。これにより、お客様はAWSの卓越した俊敏性、柔軟性、コスト削減を活かしつつ、モダナイズしたワークロードを本番環境で継続的に運用、デリバリーすることが可能です。AWS Mainframe ModernizationはこのようにメインフレームとレガシーワークロードのAWSへの移行に伴うリスクを低減し、AWSへの移行を加速させます。

Amazon Web Services, Inc.のマイグレーションサービス担当ゼネラルマネージャーであるウィリアム・プラット(William Platt)は、次のように述べています。「クラウド移行を通じてアプリケーションをモダナイズし、AWSの弾力性と俊敏性を活かしながら、より低コストに顧客体験の革新を進めるお客様が増えています。しかし、大半の企業にとり、メインフレームアプリケーションのクラウド移行は、未知の領域です。本日発表したAWS Mainframe Modernizationにより、お客様とシステムインテグレーターは自社のレガシーなメインフレームワークロードを予測可能な方法で迅速にモダナイズし、移行に関わる複雑さや手作業を排除することができるようになりました。AWS Mainframe Modernizationは、検討、分析、移行、テストの各フェーズが自動化され、お客様とシステムインテグレーターに、リプラットフォームおよびリファクタリングされたメインフレームワークロードをデプロイするためのマネージドなランタイム環境を提供します。これにより、アプリケーションのモダナイゼーションを迅速かつ容易に行うことが可能となります」

AWS Mainframe Modernizationは、米国東部(バージニア州北部)、米国西部(オレゴン州)、アジア太平洋(シドニー)、欧州(フランクフルト)、南米(サンパウロ)において本日からプレビュー版が提供されており、今後数か月のうちに他のAWSリージョンでも提供予定です。

1994年に設立されたブラジル初のデジタル銀行であるBanco Interは、1,500万人(2021年現在)の顧客にサービスを提供しており、数年以内に顧客基盤が2倍になると予測されています。通常銀行業務、投資、クレジットカード、保険、ローン、そしてeコマースまでも含むワンストップサービスにより、銀行業務を簡素化し、透明性と公平性を高めることを使命としています。Banco Inter S.A. CTOであるGuilherme Ximenes(ギリアルム・シメーニス)氏は、次のように述べています。「AWS Mainframe Modernizationのリプラットフォームツールチェーンは、メインフレームアプリケーションをAWSに移行するのに効果的であり、大幅なコスト削減を実現できます。AWS Mainframe Modernizationのマネージドなランタイム環境を使用することで、クレジットカード処理業務に対する弾力性と拡張性を向上しつつ、簡素化もできる見込みです。また、クレジットカード/デビットカードの新しいトランザクション機能をさらに短期間でお客様に提供するのに必要な俊敏性を向上させるためのDevOps CI / CDパイプラインにも期待しています」

Accentureは、デジタル、クラウドおよびセキュリティ領域において卓越した能力で世界をリードするプロフェッショナル サービス企業です。AccentureのAWSビジネスグループ グローバルテクノロジー プラクティス リードであるChris Wegmann(クリス・ウェグマン)氏は、次のように述べています。「AWS Mainframe Modernizationにより、メインフレームアプリケーションの移行と管理が容易になります。AWS Mainframe Modernizationと、Accentureのメインフレームアプリケーションのモダナイゼーションやメインフレームアプリケーションの管理に関する豊富な知見を組み合わせることで、クライアントがAWSの俊敏性、弾力性、コスト効率を早期に実現する方法を提供できるようになりました」

Fortune 500にランキングされるグローバルテクノロジーサービス企業のDXCテクノロジーは、グローバルビジネスを変革するミッションクリティカルなITサービスを提供しています。DXCテクノロジー バイスプレジデント兼アプリケーション担当ゼネラルマネージャーであるRick Sullivan(リック・サリバン)氏は、次のように述べています。「DXCは、メインフレームのレガシーアプリケーションの転換とモダナイゼーションをリードし、AWS Mainframe ModernizationにおいてAWSと連携することを嬉しく思います。DXCは、お客様のメインフレームアプリケーションとモダナイゼーションに取り組んだ長年の経験を活かしながら、AWS Mainframe Modernizationが提供する新機能で、AWS上でのメインフレームの転換を成功に導くための手法をさらに高めたいと期待します」

アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約 15 年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWS は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR) および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 200 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、25 のリージョンにある 81 のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、オーストラリア、カナダ、インド、インドネシア、イスラエル、ニュージーランド、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦を含む 9 つのリージョンにおける 27 の AZ の開設計画を発表しています。AWS のサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。https://aws.amazon.com/

Amazon について
Amazon は 4 つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。Amazon は、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out technology, Amazon Studios、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)などは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービス、取り組みです。Amazon について詳しくは Amazon Newsroom(http://amazon-press.jp)および Amazon ブログ(http://blog.aboutamazon.jp)から。
  1. プレスリリース >
  2. アマゾンジャパン合同会社 >
  3. AWS、「AWS Mainframe Modernization」を発表