おなじみの「たまご」が食卓に届くまでがわかる食育しゃしん絵本 キッチンミノル『たいせつなたまご』7月5日(金)発売!(コドモエのえほん)
うまれたてのたまごはあたたかい!
株式会社白泉社(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原弘文)は、2024年7月5日(金)に 『たいせつなたまご』(キッチンミノル)を発売いたします。
『たいせつなたまご』
しゃしん絵本作家のキッチンミノルが、栃木県真岡市の養鶏場「ハコニワファーム」を泊まり込みで取材。
鶏が産む卵は、一日にひとつだけって知っていましたか?
そんな「たいせつなたまご」が私たちの食卓に届くまでを、生き生きとした写真とやさしいまなざしで伝えます。
著者・キッチンミノル コメント
「ゆっくり静かに歩いてください」。栃木県真岡市にある平飼いの養鶏場「ハコニワファーム」の小池さんに、最初に言われた言葉です。にわとりは大きな音に敏感で、すぐにパニックを起こしてしまうんです。雷の音を聞いただけで死んでしまうときもあるくらい。
スタッフのみなさんが毎日そうやって意識しているからこそ、鶏舎の中に入って撮影していても、にわとりたちは気にせずに僕に寄ってきて、挨拶がわりにつついてきます。レンズの中も覗き込んでくるので、撮影できなくて困ったくらいです。
ここのにわとりたちの産卵ピークは毎朝7時ごろ。スタッフのみなさんは産まれたたまごを回収すればいいので立ち会いません。「好きに撮っていいよ」と鍵を渡されて、鶏舎に僕とにわとりたちだけが残されます。にわとりたちと友達になった気がして、とてもいい時間でした。朝、鶏舎に行くと、その隅に設置してある産卵箱に入れ替わり立ち替わり、にわとりたちがやってきます。箱に入ってすぐに産卵する者、のんびりと箱の中でその時を待つ者。隣の箱のにわとりと朝の挨拶をしている者、すでに箱に2羽入っているのに気にせず、そこに入って行こうとする者。いろんなにわとりがいて、見ていて飽きません。
そうこうしているうちに、1羽のにわとりが立ち上がって、その場で足踏みを始めます。そして、体が丸く膨らむと(まるでペンギンみたいに)、たまごが飛び出します。一瞬の出来事です。生まれたてのたまごは温かくて、今まさに、にわとりから産まれたのだなぁ、と温度を通して胸に響きます。産卵後のにわとりは、その場で少しボーッとしてから、ゆっくりと産卵箱をあとにします。実は1羽のにわとりは、1日たった1個しかたまごを産まないんですよ。
♪著者プロフィール♪
キッチンミノル/アメリカ・テキサス州生まれ。しゃしん絵本作家、写真家。18歳のときに噺家を目指すも挫折。2005年、写真家・杵島隆に褒められて脱サラし写真家になる。身の回りの面白い事象を多くの人と共有することを目標に企画を発信している。しゃしん絵本に『たいせつなぎゅうにゅう』(白泉社)、『あさがおとはるくん』(PHP研究所)、『ひこうきがとぶまえに』(テキサスブックセラーズ)など。
読者の感想(kodomoe読者アンケートより)
「ひとつの卵に、これだけの人々が関わり労力がかけられていることを初めて知り、子どもたちもより感謝して卵を食べるようになりました。」
「4歳の娘に読み聞かせしましたが、8歳の長男も食いついてきて、その後みんなで卵かけごはんを食べました。」
「ちょうど『卵はどこから来るの?』と気にしていた4歳の子が何度も繰り返し読んでいました。」
「匂いまでしてきそうな臨場感ある写真、我が子も食い入るように見ていました。」
書誌情報
■著者名: キッチンミノル
■ISBNコード:9784592763505
■シリーズ名:コドモエのえほん
■定価:1320円(本体1200円+税10%)
■発売日:2024.7.5
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