<東日本大震災のあの日から13回忌> 写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』2月22日 発売。東日本大震災を知らない子どもたちへ届けたい
世界文化社は、東日本大震災を知らない子どもたちへ記憶を引継ぎ、希望を伝える、写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』を2月22日(水)に発売します。(※本書の印税、収益は本人の意思により震災遺児支援を行っているあしなが育英会に全額寄付されます)
東日本大震災から毎月東北へ通う写真家が、震災を知らないこどもたちへ、震災直後から現在までの12年間の東北の様子を届ける写真絵本です。 震災の悲しみを伝えるとともに、日々を生きることの大切さ、日常が決してあたりまえでないこと、毎日を大切に生きていこうという、生きるメッセージが込められています。※3月以降に、写真展の全国展開を予定しています。
- 12年間、月命日に東北へ通い続ける写真家
- 震災を知らないこどもたちへ 震災から12年
- 「かなしみからもよろこびからも眼をそらさずに向き合う」
- 石井 麻木さんからのメッセージ(写真・文を担当)
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この写真絵本を作らせていただくにあたり、震災直後からの12年分の写真をすべて見返しました。さまざまな想いがめぐり、何度も何度も写真を入れかえました。きのうという日があったこと、今日笑っていられること、あしたまた逢えること、なにひとつあたりまえじゃなかった。なにげない挨拶や交わすことばが、伝えられるうちに声を想いを届けることが、いちにちいちにちを懸命に過ごすことがどれほど尊いものだったか、あらためて気付かせてくれたのは東北の地でした。抱えきれないほどのかなしみもくるしみもひとつひとつだきしめながら過ごしてきた12年間。そのなかから届けたいものがあります。いま、そこにいてくれること。いま、ここにいるから伝えられること。13回忌をむかえる今年、あの日を知らないこどもたちにも伝えられたら、繋げていけたらと、すべての想いを込めてこの写真絵本をお届けさせてください。 |
著者プロフィール/石井 麻木(いしい まき)
写真家。東京都生まれ。写真は写心。一瞬を永遠に変えてゆく。毎年全国各地で個展を開くほか、CDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真、ライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。作品に『3.11からの手紙/音の声』(シンコーミュージック・エンタテイメント)、『みんな、絵本から』(文・柳田邦男、講談社)、『CD絵本 空より高く』(作詞・新沢としひこ 作曲・中川ひろたか、クレヨンハウス)などがある。
『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』
■写真・文:石井 麻木
■発売日:2023年2月22日(水)
■定価:1,980円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/441823814X/sekaibunkacom-22
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