高い不燃性能を有する有機系ハイブリッド型サンドイッチパネルを開発(ニュースリリース)
国際標準化機構規格の試験で優れた防火性能を確認
大和ハウスグループの株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:奥村洋治)は、大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)、株式会社イワタニ(本社:山梨県笛吹市、社長:岩谷一)と共同で、東京大学大学院工学系研究科 野口貴文教授の指導のもとに、より高い不燃性能を有する有機系ハイブリッド型のサンドイッチパネル(※1)を開発し、国際標準化機構規格の実大自立型ルームコーナー試験(※2)(ISO13784-1)の20分加熱試験において優れた防火性能を確認しました。
※1 サンドイッチパネルとは、断熱材を芯材としその表面(表・裏)に薄型鋼板等を配置した積層パネル
※2 幅2.4m×奥行3.6m×高さ2.4mの試験体の中でのバーナーによる加熱試験
※1 サンドイッチパネルとは、断熱材を芯材としその表面(表・裏)に薄型鋼板等を配置した積層パネル
※2 幅2.4m×奥行3.6m×高さ2.4mの試験体の中でのバーナーによる加熱試験
サンドイッチパネルは、コンクリートなどの壁に比べて軽いことから建物施工時の省力化や工期短縮を可能とする材料です。特に、芯材に有機系断熱材を用いたサンドイッチパネルは、高い空間保温性能を有していることから、冷凍冷蔵倉庫やクリーンルームなどに多く使用されています。
今回開発した有機系ハイブリッド型サンドイッチパネル(以下「本パネル」)は、以下の2点の特徴を有しており、これまで以上に優れた防火性能を実現し、安全・安心な建築防火材料であることを確認しました。
① 有機系材料を主体に無機系材料と併用したハイブリッド型の芯材を構成し、火災時の加熱によるパネル内部の燃焼を防止
② パネル嵌合部をメカニカルに強固に固定し、嵌合部からの火炎の侵入を防止
(上記の2点の技術に関する特許を出願中)
今後、本パネルの商品化に向けた取り組みを加速させ、より安全・安心な建築物の提供に努めてまいります。
今回開発した有機系ハイブリッド型サンドイッチパネル(以下「本パネル」)は、以下の2点の特徴を有しており、これまで以上に優れた防火性能を実現し、安全・安心な建築防火材料であることを確認しました。
① 有機系材料を主体に無機系材料と併用したハイブリッド型の芯材を構成し、火災時の加熱によるパネル内部の燃焼を防止
② パネル嵌合部をメカニカルに強固に固定し、嵌合部からの火炎の侵入を防止
(上記の2点の技術に関する特許を出願中)
本パネルは、世界中で多発したサンドイッチパネルを用いた建物の火災事故をきっかけに、従来から実施されている防火材料の性能評価試験のコーンカロリーメーター試験(ISO5660の発熱性試験)において、その性能評価となる基準を満たしました。さらには、新たに建物内装用に区画構成されたサンドイッチパネルの防火性能を評価するために国内で開発された中規模自立型模型箱試験(JIS A 1320)および、冷凍冷蔵倉庫、クリーンルームなどをサンドイッチパネルで構築する際の区画設計技術に関して、延焼拡大防止および倒壊防止性能を評価するための試験として国際標準化機構(ISO)により提案された実大自立型ルームコーナー試験(ISO13784-1)においても、優れた防火性能を有することを確認しました。
これら3種類の防火材料の性能評価試験により、空間保温性能と防火性能を高いレベルで両立させて実現する、本パネルの基本性能の確認を終えました。
今後、本パネルの商品化に向けた取り組みを加速させ、より安全・安心な建築物の提供に努めてまいります。
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