TIS、既存サービスのモダナイズにローコード開発ツール「Oracle APEX」を活用し、従来の開発期間の1/10以下で実現
その開発ノウハウを「Oracle APEXトータル支援サービス」として提供
そこでTISは、このローコード開発ツール「Oracle APEX」を活用した開発ノウハウを「Oracle APEXトータル支援サービス」として提供開始することを発表します。
ローコード開発ツール「Oracle APEX」は、Oracle Databaseに無償で付属する開発ツールで、従来のプログラミングによる開発手法と比較して20倍の速さ、100分の1のコードで、エンタープライズ・アプリケーションの構築を可能とします。
TISはOracle E-Business Suiteユーザー向けに基幹・周辺システムからのトランザクションデータを収集・一元的に自動仕訳変換を実施する「会計自動仕訳エンジン」を提供していますが、このモダナイズを「Oracle APEX」を活用し、従来の1/10以下の期間で開発しました。また、「Oracle APEX」はSQLベースでTISのエンジニアの既存スキルを活用することができたため、この度の「会計自動仕訳エンジン」のモダナイズに、新たな人材育成を伴うことなく実現することができました。
「Oracle APEXトータル支援サービス」は、この「会計自動仕訳エンジン」のモダナイズで得た開発ノウハウを体系立てて整備したローコード開発を支援するサービスです。
「Oracle APEX」を活用し、APEXの操作性や実現性の検証から、アプリケーション設計・開発、Oracle Forms※1資産のAPEX自動マイグレーション、内製化定着のためのトレーニングとQAサポートまでトータルに提供します。
<Oracle APEXトータル支援サービスの全体像>
※1 Oracle Formsの詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.oracle.com/jp/application-development/technologies/forms/forms.html
「Oracle APEXトータル支援サービス」を活用することで以下のメリットが得られます。
・事前効果検証による採用判断
・高速アプリケーション開発による早期効果創出
・既存資産の自動モダナイズ
・内製化要員の早期戦力化
・アプリケーション開発時の課題・疑問の即時解決
TISは、特にOracle Fusion Cloud ERPやOracle E-Business Suiteの活用領域の拡張や既存システムのモダナイズを実現したいお客様を中心に、「Oracle APEXトータル支援サービス」を提供していき、今後3年でOracle Fusion Cloud ERP導入を含め100社の導入支援を目指します。
また、「Oracle APEX」 に対し、今後強化される生成AI領域等の拡充に対してスピーディな追従と、サービスの拡張・反映を実施していきます。開発者・管理者等すべてのデータベースユーザーがより容易かつ迅速に、より高い精度での開発が実現できるよう支援します。
TISは今後、高い開発効率を誇る「Oracle APEX」を活用し、多くのエンタープライズ・アプリケーションの開発と、お客様へのサービス提供をしていきます。
■背景
急激に変化するビジネス環境において、変化対応力、企業競争力を高めるために、DX化や既存システムの刷新、モダナイゼーションのニーズが高まっています。DXジャーニーとして、事業組織の細かな要望にクイックに応えることで企業競争力を高め続ける必要があり、DX人材の育成に注力する企業も多く見受けられます。
TISでも「会計自動仕訳エンジン」の提供において、ユーザーの利用ニーズの高まりからモダナイズ対応を急務としていました。その対応で「Oracle APEX」を活用し、スピーディなモダナイズ開発を実現できたことで、お客様へのシステム開発の提供や、内製化の支援に寄与できると判断しました。
そこでTISでは、そのノウハウを活用した「Oracle APEXトータル支援サービス」を提供します。
■「Oracle APEXトータル支援サービス」の概要
本サービスは、ローコード開発支援ツール「Oracle APEX」を活用したアプリケーション開発を、検証・開発・内製化の3方向から支援します。Oracle Fusion Cloud ERP等のサービス導入におけるExtension開発や、Oracle Formsで開発された既存システムの自動モダナイズといったTISのエンジニアによる開発支援から、デジタル人材育成のためのトレーニングや、実践におけるQA対応などの内製化ご支援まで、お客様を多方面からトータルにサポートします。
<サービスメニュー>
検証支援
・検証サービス
APEXの操作性や実現性、設計・開発に向けた要件の抽出などをお客様と共に推進し、ローコード開発ツールの操作性や開発効率・当社の自動マイグレーションの効果をしっかりと検証することができます。
開発支援
・開発サービス
お客様のご要望に合わせて当社エンジニアが高品質なアプリケーションをスピーディに開発し
ます。
・Oracle Forms to APEXマイグレーションサービス
Oracle Formsで開発された既存資産を、自動でAPEXへマイグレーションします。その際、設計書も自動で再生成します。
内製化支援
・トレーニングサービス
システム開発に限らず受講いただけるトレーニングメニューを準備しています。APEXの概要
理解から実践的なAPEX開発技術の習得まで、短期間で効率よく学習することができます。
・QAサポートサービス
お客様による内製開発において、さまざまな疑問・ご質問にTISのエンジニアがお答えします。
<金額>
Oracle APEXライセンス:Oracle Databaseにライセンスが付属
TISサービス:40万円(税別)~
詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/apex/
■Oracle Fusion Cloud ERP導入におけるOracle APEX活用キャンペーン
Oracle Fusion Cloud ERPの活用可能性を広げる「Oracle APEX」をより深く理解できるよう、Oracle SaaSの採用を検討のお客様向けに、「トレーニングサービス」の一部サービスを無償で提供します。TISは、Oracle SaaSをFit to Standardを基軸としながら、「より企業にフィットするには」をお客様と共に検討し、提案していきます。
・キャンペーン対象者:
Oracle Fusion Cloud ERPの導入をご検討中のお客様で、当社のクラウド型ERP「Oracle Fusion
Cloud ERP」1day無償体験に申し込みいただいたお客様
・キャンペーン対象サービス:トレーニングサービス(一部抜粋)
・キャンペーン期間:2024年3月末まで
クラウド型ERP「Oracle Fusion Cloud ERP」1day無償体験お申込みサイト
https://www.tis.jp/service_solution/oracleclouderp/erptraining/
日本オラクル株式会社 常務執行役員 アライアンス統括 佐野 守計氏は、「Oracle APEXトータル支援サービス」の提供について以下のように述べています。
「日本オラクル株式会社は、TIS様の 「会計自動仕訳エンジン」のモダナイズに「Oracle APEX」を活用し、このノウハウを「Oracle APEXトータル支援サービス」として提供開始されたことを歓迎いたします。
急激に変化する市場環境へ対応していくため、アプリケーションの開発工数・期間を削減し、サービス提供の速度を速めることが重要です。TIS様がOracle APEXを活用し「会計自動仕訳エンジン」のモダナイズを1/10以下の開発期間で実現しその効果を実証頂きました。Oracle APEXはジェネレーティブAI機能を活用しさらに強化されます。Oracle APEXの活用支援を行うTIS様の「Oracle APEXトータル支援サービス」が、お客様のシステムの迅速なサービス展開およびDXを実現することに寄与できるものと確信しています」
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆サービスに関するお問合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット DX企画ユニット DXマーケティング部
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp
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