「テラヘルツ波による超大容量無線LAN」の実現に必要な要素技術・統合技術を開発
~Beyond5G時代の新たな無線システムの構築~
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(以下「ATR」)、国立大学法人東京科学大学、学校法人千葉工業大学、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下「NICT」)、ザインエレクトロニクス株式会社、国立大学法人広島大学、国立大学法人名古屋工業大学、学校法人東京理科大学、独立行政法人国立高等専門学校機構徳山工業高等専門学校、国立大学法人東北大学、シャープ株式会社の11者は、150GHz帯、および300GHz帯を用いた超大容量無線LANの研究開発を共同で行い、「端末搭載可能な超小型多素子アンテナモジュール化技術(RF-IC、アンテナ・伝搬解析など)の確立」「300GHz帯で2次元フェーズドアレーにより30度のビーム制御が可能なトランシーバの実現」「150GHz帯双方向通信システム、伝搬路制御技術、および無線リソース制御技術、ならびに複数周波数帯を活用した接続先アクセスポイント検出技術の確立」などの成果を得ることができました。本研究成果は本年11月26~28日にパシフィコ横浜で開催されるMWE2025で展示されるとともに、11月27日のワークショップ「テラヘルツ波による超大容量無線LANの実現に向けた最新技術動向」でも説明されます。
【背景】
5Gの普及や、AIや映像技術の進歩に伴い、通信回線のトラヒック量は劇的に増加しています。さらにAR・VRなどのコミュニケーションツールやモビリティの高度化に向けて、大容量かつ同時多接続伝送技術が求められています。また、大量のデータを扱うデータセンター内も大量の配線があり、サーバーの移設などには困難が伴います。そのような利用シーンで超大容量の無線LANを使うことができれば、配線による束縛が解消され、レイアウトの自由度が大きく改善します。

【研究概要】

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【ニュースリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/251121-a.html
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