シリア北西部:学校への攻撃で子どもと教師が死傷、180校が休校状態【プレスリリース】
イドリブ北部マアラ・ミラン(Maaret Mesrin)の学校が攻撃を受け、病院に運ばれてきた女の子。(2020年2月25日撮影) © UNICEF_UNI306327_Suleiman
シリア北西部のイドリブ県で学校や幼稚園が攻撃されたことを受け、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表のテッド・チャイバンは次の声明を発表しました。
* * *
シリア北西部のイドリブで25日、学校と幼稚園合わせて10校が攻撃を受け、少なくとも子ども9人と教師3人が命を落としたという容赦ない暴力の波に、私たちは再びショックを受けています。
このうち、少なくとも4校はユニセフのパートナー団体によって支援が行われていた学校です。これらの攻撃で、最大40人の女性と子どもが負傷したと報告されています。
イドリブ県を襲った攻撃で破壊された学校。国内避難民用の避難所として使用されていた。(2020年2月25日撮影) © UNICEF_UNI306330_Suleiman
私たちは、子どもに対する殺傷を強く非難します。学校やその他の教育施設は、子どもたちの聖域です。それらを攻撃することは、子どもの権利の重大な侵害です。
シリア紛争のすべての当事者は、子どもを守り、学校を含む子どものための公共施設への攻撃を止めなければなりません。
* * *
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像