美濃焼タイルで作るオリジナルフォトフレーム(イメージ)
本プランでは、タイルバイキング形式でお好きな美濃焼タイルを選んでいただき、客室内でフォトフレームをお作りいただけます。タイルバイキングでは10種類以上の形、計100種類近くのタイルをご用意いたしますので、わくわくしながらお選びいただけるとともに、世界に一つだけのオリジナルフォトフレームをお作りいただけます。夏休みの思い出としてお子さまと一緒に工作体験を楽しみたいご家族連れはもちろん、ホテルでの滞在を目的とした近場旅行をされたい方にもオススメです。
10種類以上の美濃焼タイルからお選びいただけるタイルバイキング
フォトフレームの装飾に使用する「美濃焼タイル」は、日本のタイルの一大産地である東濃西部地域(多治見市、土岐市、瑞浪市など)で焼成された陶磁製タイル(セラミックタイル)です。この地方では、1300年以上前(奈良時代)から焼き物が作られ、伝統技術が受け継がれ、大正初期にタイル産業が始まりました。タイル業界ではかつて25 もあった名称が「タイル」に統一されてから今年の4月に100年目を迎え、また当ホテルでは今年の10月に開業5周年を迎えます。双方にとってメモリアルイヤーである2022年に、地上約140m以上の高層階から眺める景色や名古屋めし・ジェラートも楽しめる朝食等、当ホテルならではの思い出作りと、日本一のタイル生産地で作られた美濃焼タイルを使ったフォトフレームを作ることができる体験型宿泊プランを提供いたします。
- 「美濃焼タイルで作るオリジナルフォトフレーム付き宿泊プラン」概要
【期 間】 2022年7月8日(金)~9月30日(金)
【料 金】 1名さま ¥9,380より (スカイツイン・キングルーム1室2名利用時)※消費税・サービス料込み
【内 容】 1泊室料+美濃焼タイルを使ったオリジナルフォトフレーム制作キット(木製フォトフレーム+美濃焼タイル)
※朝食付きプランもご用意しております。
◆お客さまからのお問合せ・ご予約 予約係 TEL:052-756-3101(受付時間9:00A.M.~6:00P.M.)
- 美濃焼タイルの歴史-今年は「タイル名称統一 100 周年」
「美濃焼タイル」とは、日本のタイルの一大産地である東濃西部地域(多治見市、土岐市、瑞浪市など)で焼成された陶磁製タイル(セラミックタイル)のことです。この地域は、およそ1,000万年前の太古の時代から堆積した良質な陶土に恵まれているため、奈良時代の頃から焼き物が作られてきました。この脈々と受け継がれてきた伝統技術に支えられ、大正初期に多治見でタイル産業が始まりました。大正時代には、関東大震災を一つのきっかけに煉瓦造よりタイル張りの建築が主流となり、一方で衛生管理に対する意識の変化から内装タイルの需要が高まりました。当時は「化粧煉瓦」「腰壁煉瓦」「敷瓦」など様々な呼び名があったのですが、今から100年前の大正11年4月12日にタイル業者の全国大会において、当時25もあった名称が「タイル」に統一されました。今年はこの名称統一から100周年となり、タイルの歴史を祝う様々な行事が行われています。
採石場(鉱山)丸普窯業原料有限会社
様々なタイル
美濃焼タイル(セラミックタイル)は、粘土や長石や珪石などの天然素材を混ぜ合わせ、約1,260~1,300℃の高温で焼き固められた建材です。割合で言えば、これらの原料が100%近くを占め、ほとんどが天然素材です。粘土は、地元岐阜県東濃地方(東美濃地域)や瀬戸市、豊田市などの近隣の地域で採掘されており、原料からして地産地消、環境に優しい建材であると言えます。加えて、タイルはメンテナンスを適切に行えば、デザイン性を保持したまま建物を長く保護する、非常に寿命の長いサステナブルな建材です。近年では、使用されなかったタイル、何らかの理由で廃棄することになったタイルに専用の処理を施してタイルの原料として再生し、循環利用することにより環境負荷を減らす取り組みも広く行われています。あるメーカーでは、最も使用されている原料の7割に再生原料を使用しています。(当該メーカーの全使用量の56%が再生原料。)原料を山で採石する段階から最終品になる一連の過程で排出される様々な素材を産業廃棄物として捨てるのではなく再生利用し、限りある天然資源を大切に使う努力を業界全体として行っています。
多治見市モザイクタイルミュージアム ©Akitsugu Kojima
多治見市モザイクタイルミュージアム 4階 ©HAYASHI masashi