新型肺炎:国連、1,500万米ドルを拠出~感染拡大の監視や症例調査に【プレスリリース】

両親と祖父母が新型コロナウイルス感染で入院し、ひとり家に取り残された5歳のヤンヤンちゃん(仮名)。病院のスタッフとボランティアが彼女の面倒を見ている。(2020年2月17日撮影) © UNICEF_UNI304654_Cui両親と祖父母が新型コロナウイルス感染で入院し、ひとり家に取り残された5歳のヤンヤンちゃん(仮名)。病院のスタッフとボランティアが彼女の面倒を見ている。(2020年2月17日撮影) © UNICEF_UNI304654_Cui

【2020年3月1日 ニューヨーク/ジュネーブ 発】

国連は本日、新型コロナウイルス(Covid-19)を封じ込めるための世界的な取り組みに資金を提供するため、国連中央緊急対応基金(CERF)から1,500万米ドルの助成金を拠出しました。

この助成金は、ユニセフ(国連児童基金)とWHO(世界保健機関)に拠出されました。ウイルス感染拡大の監視、症例の調査や、国立研究所の運営などに使われます。

これは、WHOがCovid-19の世界的なリスクについて、4段階ある評価のうち最も上の「非常に高い」に引き上げたことに対応したものです。 WHOは、感染の連鎖を断つことができれば、Covid-19を抑え込むチャンスはまだあるとしています。

イタリア、イラン、および韓国での症例数の急増が、深く懸念されます。そして現在、バーレーン、イラク、クウェート、オマーンでイランに関連する症例が、アルジェリア、オーストリア、クロアチア、ドイツ、スペイン、スイスではイタリアに関連する症例が報告されています。

人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官のマーク・ローコックは、次のように述べています。「ウイルスが自由に拡散しているという証拠はまだありません。そうである限り、私たちにはそれを封じ込めるチャンスがまだあります。しかし症例を早期に発見し、感染者を隔離してケアし、接触者を追跡するために、迅速かつ強力な行動をとる必要があります。ウイルスがより多くの命を危険に晒すのを防ぐために、今行動しなければなりません。CERFからの助成金は、脆弱な医療システムを持つ国々のウイルスの検出や対策を後押しします。数百万人の脆弱な人々の命を救える可能性があります」

Covid-19による感染症のアウトブレイク(大流行)は、重要な分岐点を迎えています。監視を強化し、徹底的な調査を行い、接触者を特定し、適切な手段を講じてさらなる感染拡大を防ぐことにより、Covid-19を封じ込めることを目指しています。
 

上海浦東国際空港でユニセフ・中国事務所代表から政府代表者へ医療従事者向けの支援物資を受け渡す様子。(2020年3月1日撮影) © UNICEF_UNI307634_上海浦東国際空港でユニセフ・中国事務所代表から政府代表者へ医療従事者向けの支援物資を受け渡す様子。(2020年3月1日撮影) © UNICEF_UNI307634_

ユニセフは、リスクコミュニケーションを通じて影響を受ける国々のコミュニティで予防措置を主導し、学校や診療所に衛生キットや医療キットを配布し、アウトブレイクの影響を監視して、ケア、教育、社会サービスの継続をサポートしています。

「この極めて重要な瞬間に、アウトブレイクに対抗するためあらゆる努力をしなければなりません」とユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアは述べました。「助成金によって、より脆弱な医療システムの強化や、子ども、妊婦、家族に自分自身を守る方法を知らせる世界的な取り組みを進めることができます」

2006年の設立以来、CERFは100カ国以上に60億米ドル以上の資金を提供し、何億人もの人々を支援してきました。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
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