「履歴書不要」、46.6%の求職者が「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」
【2024年7月イーアイデム会員対象 仕事探しに関するアンケート調査】
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2024年7月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
調査結果
【「履歴書不要」の求人に抱く印象】
「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」46.6%
「書類提出にかかる費用(証明写真代など)が少なくて済む」30.4%
「人の入れ替わりが多い職場なのかもしれない」26.0%、「見た目で判断されそう」24.7%
【履歴書の提出時期・形式で応募意欲は変わるか】
時期や形式にかかわらず「応募意欲に影響はない」という人が6割程度
「正社員」を希望している人では、提出時期にかかわらず、「データで提出」の時に27.5%の人が「応募意欲が上がる」と回答
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」55.5%、「生活との両立を図りたいから」36.0%、
「すぐに働き始めたかったから」29.3%
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」58.8%、「社会保険に加入できるから」54.9%、
「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」43.1%
調査結果の詳細(一部抜粋)
【回答者プロフィール】
【「履歴書不要」の求人に抱く印象】
「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」46.6%
「書類提出にかかる費用(証明写真代など)が少なくて済む」30.4%
「人の入れ替わりが多い職場なのかもしれない」26.0%、「見た目で判断されそう」24.7%
求人に応募した人に、「履歴書不要」「履歴書の提出はありません」と記載された求人に抱く印象をきいた(複数回答)。全体では、「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」が46.6%、「書類提出にかかる費用(証明写真代など)が少なくて済む」が30.4%と、応募のハードルを下げる印象が多いことがわかった。一方、「人の入れ替わりが多い職場なのかもしれない」(26.0%)、「見た目で判断されそう」(24.7%)というネガティブな印象を与えていることもあるようだ。
希望の雇用形態別にみると、「正社員」を希望する人では、「応募後に選考に進みやすい気がする」(33.3%)という意見も多いが、「これまでの経験や能力が評価につながりにくそう」(29.4%)、「書類が少ない分、面接等で時間をかけてヒアリングされそう」(29.4%)という意見もあり、選考で本来の自分がしっかりアピールできるのかを危惧している様子もうかがえる。「非正規希望の計」では、「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」(46.8%)や「書類提出にかかる費用が少なくて済む」(31.5%)が「正社員希望」よりも多かった。「すぐに採用されそう」(11.5%)という意見は少なく、あくまで応募までのハードルを低くする1つの手段としてとらえられているようだ。
【履歴書の提出時期・形式で応募意欲は変わるか】
時期や形式にかかわらず「応募意欲に影響はない」という人が6割程度
「正社員」を希望している人では、提出時期にかかわらず、「データで提出」の時に27.5%の人が「応募意欲が上がる」と回答
求人に応募した人に、履歴書の提出時期や提出形式で応募意欲に変化はあるかをきいた。全体では、時期や形式にかかわらず「応募意欲に影響はない」という人が6割程度となった。半数以上は特に心境に変化を生じることはないようだ。「応募意欲が下がる」は「【応募時】に紙で提出」では20.3%だったが、「【面接など選考時】にデータで提出」の場合は24.3%となった。一方で「応募意欲が上がる」割合はいずれの時期・形式でも15~18%で、【応募時】に「データで提出」する場合が18.6%で最も高くなった。
希望の雇用形態別にみると、「正社員」を希望している人では、提出時期にかかわらず、「データで提出」の時に27.5%の人が「応募意欲が上がる」と回答した。書類を求める場合はデジタル形式が好まれるようだ。パートや契約社員などを合わせた「非正規希望の計」では、どの時期・形式であっても「応募意欲が下がる」割合が2割を超えた。履歴書等の提出自体をネガティブにとらえる人も一定数いるようだ。
【パート・アルバイトを希望する理由】
「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」55.5%、「生活との両立を図りたいから」36.0%、
「すぐに働き始めたかったから」29.3%
求人に応募した、パートまたはアルバイトを希望する人に、なぜその雇用形態を希望するのかをきいた(複数回答)。最も多かったのは「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」で55.5%、次いで「生活との両立を図りたいから」が36.0%、「すぐに働き始めたかったから」が29.3%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「気楽に働きたいから」が11.7pt高く、心身に負担をかけすぎない働き方を希望する人が女性よりも多いようだ。また、「すぐに働き始めたかったから」も8.9pt高くなっており、採用に至るまでの期間が短いと考えて、パート・アルバイトでの仕事を探している人もいることがわかる。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働きたいから」が16.0pt高くなった。家庭の収入を確保しつつ手取りも減らさないで働ける仕事が多いパート・アルバイトを希望しているようだ。
【正社員を希望する理由】
「将来にわたって安定して働きたいから」58.8%、「社会保険に加入できるから」54.9%、
「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」43.1%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、なぜ正社員を希望するのかをきいた(複数回答)。最も多かったのは「将来にわたって安定して働きたいから」が58.8%、次いで「社会保険に加入できるから」が54.9%、「自身のキャリア(仕事経験や意識・技術等)を維持・向上したいから」が43.1%となっている。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「興味のある仕事が正社員での募集だったから」が19.9pt、「他の雇用形態より教育制度が充実していると思うから」が13.5pt高くなった。興味・関心を重視しているほか、社内教育の面で正社員を選ぶ人が女性より多いようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「社会保険に加入できるから」が12.9pt、「産休・育休・介護休暇がとりやすいと思うから」が7.1pt高くなった。特に社会保険については6割超の人が正社員を希望する理由として挙げており、働くうえで重視していることがうかがえる。
調査・分析担当者のコメント
7月のアンケートでは、履歴書の提出時期や形式によって、応募意欲は変わるのかをききました。全体の約6割は「応募意欲に影響はない」という回答でしたが、正社員を希望する人では「データで提出」の場合に「応募意欲が上がる」割合が高くなったり、反対に非正規を希望する人では時期や形式に関わらず「応募意欲が下がる」が2割超となったりと、特徴がみられました。また、「履歴書不要」の求人に関しての印象もきいていますが、約半数の人が「手間が少なくなるので、応募しやすくなる」と回答、応募のハードルが下がることがわかりました。
調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2024年7月1日~7月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2024年7月2日~8月5日
有効回答:296名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
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