【イベントレポート】笑福亭鶴瓶、U-NEXT『無学 鶴の間』で亡き“笑瓶”を弟子と共に想う追善企画を開催
爆笑トークと“初出し”写真や映像で笑福亭笑瓶の功績と人となりを振り返る
無学とは、笑福亭鶴瓶が弟子として通っていた、六代目・笑福亭松鶴の旧居で大阪・帝塚山にある寄席小屋。これまで寄席小屋「無学」では、わずか74人のお客さんだけに、落語会や演芸、コンサートなど、秘密のゲストを招いて行う「帝塚山 無学の会」が20年以上にわたって毎月開催されてきました。『無学 鶴の間』は、その生配信版として、U-NEXTを通して笑福亭鶴瓶とゲストとの2人きりのトークライブをお届けする企画です。
笑福亭晃瓶、笑福亭恭瓶、笑福亭笑助をゲストに迎えて7月2日(日)に開催された『無学 鶴の間』第15回のレポートを公開いたします。
イベントレポート
『無学 鶴の間』第15回のゲストには、笑福亭晃瓶、笑福亭恭瓶、笑福亭笑助が来場。今年の2月22日に逝去した笑福亭笑瓶さんの人となりや思い出話を、笑いを交えながら紹介する追善企画となった。
今回の企画のきっかけは、晃瓶が、弟子たちで笑瓶さんの追善公演を大阪・天満天神繁昌亭で行いたい、という旨を鶴瓶に伝え、許可を求めたことから始まった。「もちろんやってもいいけど、でもそれをやるならこの『無学 鶴の間』の配信でやろうと。世間に広く知らせるということはすごく大事だから。まあ自分の弟子をあまり褒めるのもあれですけど、ほんまにええ男でしたからね」としみじみ語る鶴瓶。
そしてこの日は笑瓶さんの弟弟子となる晃瓶と恭瓶、そして笑瓶さんの弟子となる笑助たちが司会進行を務め、鶴瓶とともに語り合う、という流れで進められた。番組内では、秘蔵の写真などを交えて笑瓶さんの経歴を紹介。1956年11月7日生まれ。大阪府出身。1981年に師匠・鶴瓶の門下に入るも、修行中に出演したテレビ番組「突然ガバチョ!」で絶大なる人気を誇る。その後、師匠の鶴瓶より先に東京進出を果たし、さまざまな番組で活躍した。
明るい性格で、お茶の間の人気者だった笑瓶さん。「あいつはほんまに共演者に好かれたな。ダウンタウンにもさんまにもそう。みんなに愛されるのよね。あいつのことを嫌いという人はいないんじゃない?」という鶴瓶。そして師匠の鶴瓶の本名が「学」であることを踏まえ、「あいつは本当におもろかった。突然、まーちゃんとか平気で言い出すから、『まーちゃんって言うな、アホ』とか言ったりしてね」と鶴瓶が懐かしそうに語ると、晃瓶も「そこは本当にうらやましかった。師匠とのかかわり方が」と続けた。
最初は落語家というよりは、テレビタレントとしての鶴瓶に惹かれて弟子入りしたという笑瓶さんだが、鶴瓶自身は当初は弟子をとることを躊躇していたという。「弟子はとりません。どうしたらいいか分からないしと言っていたんですけど、うちの師匠(六代目笑福亭松鶴)からは、上方落語は東京に近づけないといかんと。だから落語をする人も必要だけど、人気者も必要だと。だからお前、(弟子を)とれと言われて、とることにした。だからまず俺がせなあかんのはこいつを売り出すことだから。まずは俺の番組に出したわけ。そしたらあっという間に売れたから、とにかく東京に行けと。それで(片岡)鶴太郎さんとか邦ちゃん(山田邦子)のところ(太田プロ)に頼んだ」とその経緯を説明。
52歳で落語を始めた鶴瓶は、「俺が大阪と東京の架け橋になったるから。だからお前たちも食えるようになるから、ちゃんとせえ」と語り、笑瓶さんたち弟子たちにも落語を勧めたという。「あいつも器用だから。俺が落語をやり出した時に、私落語をつくったんですよ。実はその時の『横山大観』と『ある日の六代目』をCDで出すことになったんです。実はこいつは落語家だったんだというのを残そうと思って交渉しました。まだ俺も(CDは)出してないのに」と語り、会場を沸かせつつも、「とにかくその2つを残すことができてよかった。CDにこぎ着けるまで、だいぶ時間かかったから」と鶴瓶が語ると、晃瓶も「兄さんはあの世で良かったと言ってくれてると思います」としみじみ付け加えた。
そしてこの日は、笑瓶さんと同じ事務所に所属するお笑い芸人の松村邦洋からのボイスメッセージを紹介。ほぼ全編にわたって笑瓶さんのモノマネを織り交ぜながら、思い出話を披露するその話芸に会場は大爆笑となった。
そして最後には鶴瓶のドキュメンタリー映画「バケモン」を撮った山根真吾監督が鶴瓶に密着撮影する中で、笑瓶さんに取材した部分のフッテージ映像を紹介。そこでは師匠である鶴瓶への思い、そして鶴瓶の師匠である六代目(笑福亭松鶴)から受けた「(鶴瓶の)生きざまを学びなさい」という言葉の意味などを語る笑瓶さんの姿が映し出されていた。
その映像を観た晃瓶が「亡くなったと今でも思えないですね。こういうのを観ると余計にね」としみじみ。鶴瓶も「亡くなるということは形がなくなるものですけど、いろんなしゃべったことが残るから、俺もそう思えないね。もう独り立ちしてたから、後にはそういうことはしゃべらなかった。俺が「A-Studio」やってたときにはちょこちょこっと遊びに来て、少ししゃべると言うことは多かったけどね。まあでも、お前らがこれをして、俺にそれ(その真意)を確かめる。こんなしあわせなことないで」と呼びかけると、深くうなずいた弟子たち。
その言葉に晃瓶も「弟弟子や弟子たちで、どこかで兄さんの話をして。楽しいことできたらいいなと。忘れんといてくださいねと言っておこうと。それを師匠に報告だけしとこうと思ったら、俺はどうなるのと。だから師匠が入るのは予定外だった」というも、「こんなんは派手な方がいい。配信でやってもらうのがすごい大事なことだから。ここにいてたら、(笑瓶さん夫人の)智子も観てもらえる。そういうのがあるとしあわせだから。派手な方がいい、伝わる方がいい」という鶴瓶。「繁昌亭は10月にやりますんで。それには?」という 晃瓶のオファーに、鶴瓶は「それは知りません」とそっけなく返し、会場を沸かせた。
【『無学 鶴の間』第15回 見逃し配信はこちら】
https://video.unext.jp/?lc=LIV0000002054
【番組公式Twitter】
https://twitter.com/mugakutsurunoma
【『無学 鶴の間』(第15回)配信情報】
◆配信期間
見逃し配信:配信中
※配信開始から一定期間経過後、見放題作品へ切替えて配信を継続する予定です。
◆出演 笑福亭鶴瓶 <ゲスト>笑福亭晃瓶、笑福亭恭瓶、笑福亭笑助
◆会場 帝塚山無学
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