【BtoB販売動向発表】10月も真夏日の見込み!?酷暑で「ひんやり消費」が急増&長期化 アイス出荷額は前年比3.6倍に
卸専門EC、雑貨店・美容室など意外な業態に販路広がる
2025年6月~8月の平均気温は平年と比べて2.36度高くなり、気象庁が統計を取り始めた1898年以来最も暑い夏となりました*1。10月に入っても真夏日が見込まれ、酷暑は長期化しています。株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和久井 岳)が運営する、47万店舗のバイヤーが登録する事業者専用の卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では、2025年4月~7月の冷凍ジャンル全体流通額(出荷額)が前年同期比2.1倍、特にアイスは前年同期比3.6倍の出荷額を記録しました。食品小売業だけにとどまらず、美容室や雑貨店といった異業種がアイスを仕入れるなど、今年の異常な暑さを和らげるための「ひんやり消費」がさまざまな業態で広がっています。
■2024年度の国内アイス市場は前年比6.1%増、5年連続過去最高
日本アイスクリーム協会によると、2024年のアイスクリーム販売金額(メーカー出荷ベース)は前年比6.1%増の6,451億円、販売物量は前年比3.1%の935,916kL*2でした。販売金額は5年連続で過去最高、販売物量は歴代2番目となります。また、一世帯当たりの年間支出金額も前年比6.2%増の12,295円と過去最高で、5年連続1万円超を記録しています*3。消費量・支出ともに増加傾向にあることから、この増加は物価高による食品価格高騰の影響だけでなく、実際にアイスクリームを食べる量自体が増えていることを示しています。

*1: 参照: 気象庁発表(2025年9月1日)
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/seasonal/202508/202508s.html
*2: 参照: 日本アイスクリーム協会「販売実績概要(2024年度)」
https://www.icecream.or.jp/iceworld/data/performance.html
*3: 参照: 日本アイスクリーム協会(総務省統計局 家計調査より)「2024年 家計調査実績」
https://www.icecream.or.jp/iceworld/data/expenditures.html
■スーパーデリバリーの流通額は冷凍食品昨対比2.1倍、アイス3.6倍を記録
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では、2025年3月頃から冷凍食品・アイスが共に売れ始め、2025年4月~7月の流通額(出荷額)は、冷凍ジャンル全体で昨年比2.1倍、アイスでは昨年比3.6倍を記録しました。この猛暑でのアイスクリーム需要に合わせ、近年はスーパーやドラッグストア、コンビニ等の食品小売業だけにとどまらず、美容室、アパレル、雑貨店、ホテル、文具店、病院などの小売店もアイスクリームの仕入れ販売または提供を開始しています。
■2025年夏の平均気温は+2.36℃で統計史上最も暑い夏。10月も残暑続く
気象庁によると2025年夏(6~8月)の日本の平均気温は平年と比べて2.36度も高く、統計を始めた1898年以降で最も暑い夏となりました*4。また、8月5日には群馬県伊勢崎市で41.8度を観測し、国内の最高記録が更新されました。さらに、7月29日には過去最多の全国323地点で気温が35度以上になる猛暑日となりました。気象庁が8月19日に発表した「この先の3カ月予報(9月~11月)」によると、9月から10月の気温は「平年より高い」ことが予想されており、2025年は残暑が長引く予想となっています。(右画像:気象庁「日本の夏平均気温偏差」)

*4: 気象庁「日本の夏(6~8月)平均気温偏差の経年変化(1898~2025年)」
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/sum_jpn.html
■アイス商品例
ジューシーズ(出展企業:大谷商会)
・ニュージーランド生まれのフルーツアイス
・スティックタイプ、街歩きや店内でも気軽に食べられる
・砂糖・甘味料・着色料不使用。自然な甘みで、ファミリー層やインバウンド観光客にも提供しやすい
・2016年から取り扱いを開始

参照:「夏に合わせて仕入れたい。ニュージーランドのフルーツアイス「ジューシーズ」」
https://blog.superdelivery.com/trend/115995.html
■購入店舗事例
①美容室での活用事例
美容室が母体であることを活かし、カラーやパーマなどの放置時間に提供するケースや、施術後に通常250円のアイス商品を割引価格で購入できる仕組みを設けている。また、砂糖不使用で子どもにも安心して食べさせられるアイスが支持されており、美容室を利用されるお客様だけでなく、商店街に来訪する観光客やファミリー層を中心に好評とのこと。特に人気商品は店頭で品切れになるほど。
②レディースと子供服を取り扱うセレクトショップの活用事例
2025年7月よりアイスの仕入れを開始。完売する味もあるほどの人気となっている。アイスは販売に加え、お得意様には来店サービスとしてプレゼントしたり、来店したお客様がご家族分をまとめ買いされるなど。特にスティック形状アイスが好きなお子さんにも喜ばれている。酷暑のため、店内で食べられる方も。
■参照
スーパーデリバリー https://www.superdelivery.com
メーカーと小売店やサービス業などの事業者が取引する卸・仕入れサイトです。商品掲載数は約199万点。メーカーにとっては、地域を超えた47万店舗への販路拡大ツールとして効果を発揮し、小売店にとっては3,200社を超える出展企業とインターネットを通して取引でき、仕入先を大幅に拡大することが可能です。またコストや手間、リスク等を解消し効率的な取引を実現します。第1回日本サービス大賞にて地方創生大臣賞を受賞。(数字は全て2025年7月末時点)
■会社概要
株式会社ラクーンコマース https://www.raccoon.ne.jp/commerce
代表者:代表取締役社長 和久井 岳
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:2018年11月
資本金:300,000千円
株主:株式会社ラクーンホールディングス100%
(東京証券取引所プライム市場上場 証券コード3031)
■本件に関するお問合せ先
株式会社ラクーンホールディングス
広報 大久保
pr@raccoon.ne.jp
■サービスに関するお問合せ先
スーパーデリバリーサポートデスク
https://www.superdelivery.com/p/contents/guide/help/help_form.jsp
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