ディップ、長野日本大学高等学校にて生成AIを活用したDX授業のプログラムを実施

―不足する部活指導員や校内の売店スタッフを生徒自らがWebページを作成し募集―

ディップ

 ディップ株式会社(以下「当社」)は、学校法人長野日本大学学園 長野日本大学高等学校(以下「長野日本大学高等学校」)が2025年4月より予定している生成AIを活用したDX授業に先駆け、その一部プログラムとなる授業(以下「本プログラム」)を2月17日(月)と3月10日(月)に実施いたしました。

 本プログラムは、2025年4月以降のDX授業に先行したプログラムとして、地域課題である部活動指導員および学内売店での販売員の不足に着目し、生成AIやWeb制作技術を活用して高校生自らが部活動指導員および販売スタッフの募集をする内容で、ICTを活用した文理横断的な学びを強化する機会としました。なお、本プログラムは文部科学省が推進する「高等学校DX加速化推進事業」(※1)の一環として実施されています。

 (※1)https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/mext_02975.html

 近年、大学教育ではデジタル・理数分野への学部転換が推進されていますが、その効果を最大化するためには、高校教育におけるデジタル等の成長分野の人材育成を強化することが不可欠です。文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業」は、情報、数学等の教育を重視するカリキュラムに加え、ICTを活用した文理横断的な学びを推進する学校に対し、必要な環境整備費用を支援する制度です。

 当社は、2020年より人材サービス事業で培った「仕事」に関するノウハウを活かし、次世代を担う子供たちのキャリア教育支援(※2)に取り組んでまいりました。この知見を基に、高等学校DX加速化推進事業を支援してまいります。

(※2)バイトル キャリア教育プログラム:https://www.baitoru.com/rr/bcp/ 

■本プログラムの概要

 少子高齢化や人口減少、教員の負担増も伴い、多くの地域で部活動指導員や学内売店の販売スタッフなどの人手不足が深刻化しています。この課題に対し、高校生が主体的に地域との連携強化に取り組み、そのプロセスを通じて、高校生のデジタルスキルとコミュニケーション能力の向上を図ることを目的とするものです。2日間にわたり、生成AIに関する専門知識およびWebコンテンツ制作のノウハウを、当社社員が講師となり直接指導いたしました。なお当社のノウハウを活かし、高校生に実際のビジネス環境を体験する機会を提供すべく、今後1dayインターンシッププログラムも実施する予定です。

Day1(2月17日に実施)

生成AIの仕組みとリスクについて:文部科学省のガイドラインをもとに、生成AIの基本的な仕組み、利用上の注意点やリスクについて学習

マーケティングの考え方:効果的な情報発信等を行うためのマーケティングの基礎知識を学習

Day2(3月10日に実施)

Web制作の基礎知識:Webサイト制作の基本となるHTML、CSSなどの知識などについて学習

個人ワーク/グループワーク:学んだ内容を基に、各自が本事業のテーマに沿ったWebページ制作

■参加者の声

 元々プログラミングに興味があり、また生成AIに対する理解を深めたかったので、今回の授業に参加しました。Webサイトを作るために必要なコードは複雑で難しい印象でしたが、生成AIに相談したら必要なコードを全部生成してくれてすごく驚きました。これから生成AIは生活に必要不可欠になっていくと思うので、メリットとデメリットを理解して使っていきたいです。また学校の人手不足の問題に対して、募集のWebページを作って導入することはすごく楽しみですし、学校が盛り上がるといいなと思っています(参加生徒)

 当校は令和6年度高等学校 DX 加速化推進事業に採択されており、そのプロジェクトの先駆けとして本授業を実施いたしました。本授業を通じて、通常授業で見る以上の楽しそうな生徒の姿を見ることができました。学校が抱える人手不足の課題に対して、生徒がデジタル技術を学びながら、生徒も一緒にこの課題解決に向けて取り組めるように進めていきたいと考えています。人材の募集ページを一般に公開できるように、しっかりと生徒の学習に注力していきたいです。(本授業 担当教員 塚田様)

 本プログラムを通じて、生徒たちは生成AIを正しく効果的に活用するための知識とスキルを習得するとともに、自らの手でデジタルサービスを創造するという貴重な達成感を体験できました。教科書だけでは学ぶことのできない、現場で活躍する当社社員からの生きた情報は、生徒たちにとって刺激となり、学びへの意欲をさらに高める効果的な契機となったと思われます。何よりも、生徒一人ひとりが地域社会の課題を自分事として捉え、主体的に学び、行動する姿勢を育むことができたことは、本プログラムの最大の成果であると考えます。当社は、今後も人材育成支援を通じて、地域社会の活性化に貢献してまいります。(本授業講師 ディップ株式会社 地方創生事業開発部 冨樫 良樹)

当社概要

 労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指す“Labor force solution company”をビジョンに掲げ、人材サービス事業とDX事業を運営しています。企業理念「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」のもと、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

社  名:ディップ株式会社(dip Corporation)

代  表: 冨田 英揮(代表取締役社長 兼CEO )

本  社:東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F

電  話:03-5114-1177(代表)

設  立:1997年3月

資本金:1,085百万円 (2024年2月末現在)

従業員数:2,964名(2024年4月1日現在の正社員)※契約・アルバイト・派遣社員除く

事業内容: 求人情報サイト「バイトル」「バイトルNEXT」「バイトルPRO」「はたらこねっと」転職支援サービス「ナースではたらこ」「介護ではたらこ」の運営、DXサービス「コボット」の開発・提供、他

上場証券取引所:東京証券取引所(プライム市場)

売上高: 537億円(2024年2月期)

URL:https://www.dip-net.co.jp/

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会社概要

ディップ株式会社

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URL
http://www.dip-net.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F
電話番号
03-5114-1177
代表者名
冨田 英揮
上場
東証プライム
資本金
10億8500万円
設立
1997年03月