TIS、「APIプラットフォーム構築サービス」にコンサルティングメニューを追加
~検討フェーズや環境に合わせたきめ細やかな提案により、APIによるDX化のエンゲージメント向上を実現~
「APIプラットフォーム構築サービス」は、API公開で社内サービスに加えて、他社サービスを繋ぎ合わせることで創出される新たな経済圏“APIエコノミー”をセキュアな環境で実現できるサービスです。
今回追加するコンサルティングメニューは、TISのこれまでのAPI活用の豊富な実績をもとに、検討段階別、課題別、提供方法別など幅広くコンサルティングメニューを用意しました。お客様のAPI公開(オープンAPI)に向けた検討状況・環境の把握からフルライフサイクルAPI管理を考慮し、新たなAPIビジネスの実行や業務効率化に必要となる技術面の構想立案や実行計画策定、API管理/運用まで総合的に支援します。
<コンサルティングメニューの全体像>
■背景
これまでのAPIは特定のシステム同士を連携させるための機能として検討・取り込まれていました。しかし、グローバリゼーションや顧客ニーズの多様化による急速なビジネス環境の変化への対応が迫られる中、社内業務効率化や業種・業界を超えた機能・データを組み合わせた新たなビジネス創出など、スピーディーにDXを最大化させる手段としてAPIの活用が今後のビジネス上の重要課題になると注目が集まっています。
このような市場背景を受けて、自社が持つサービス・機能・データをAPIとして社内/社外に広く公開し、ビジネス拡大や業務効率化を図る「オープンAPI」の動きも加速しています。しかし、API導入には、組織全体での推進、技術・セキュリティ担保などの課題があり、国内では導入・活用が遅れています。デジタル田園都市国家構想の活動により公共(地方自治体等)分野が先行して取り組んでいますが、今後はDX化を背景に民間企業でもAPI活用が活況になってくると想定されます。これに伴い、API公開に際しての利用者/開発者の利便性、アクセス管理、セキュリティなど、考慮すべき各種機能をまとめて提供するAPIプラットフォームの必要性が高まることが予想されます。
そこで、TISは、これまでのR&D・コンサルティング支援・構築/運用プロジェクト対応などさまざまな知見・実績を活かし、API活用に興味・関心があるお客様の初期検討段階から支援出来るコンサルティングメニューを提供します。
■コンサルティングメニューの概要
TISが、活用に向けた相談・情報収集の初期段階から戦略・導入計画策定に至るまで、お客様の検討状況、立場、役割、抱えている課題などに合わせて必要な支援を組み合わせてご提供します。
APIプラットフォームに必要となる機能や品質に対する理解・実装能力、加えてそのプラットフォームをコンサルティングから運用までワンストップで提供できる点が特長です。
① 個別勉強会(個社向けに実施)
お客様がAPI活用の情報収集を行う検討初期段階に利用するサービスです。従来のAPI活用情報は、技術面にフォーカスしたユースケースなどが多く、トレンドやベストプラクティス、ビジネスの可能性を見落としており、APIの本質的な効果を理解せずに課題のみを認識しているケースが散見されます。本勉強会では、API活用の検討初期段階で必要となる市場動向やフルライフサイクルAPI管理などの情報を提供し、お客様が継続的に検討が進められるAPIプラットフォーム活用ガイドを簡易的に作成します。
金額:~100万円(税込み)
② ワークショップ
お客様のAPI・APIプラットフォームを活用する準備状況・改善点・今後の取り組みについて評価してレポートを提出するサービスです。TISの経験と実績、R&D活動から作成したフレームワークを使用して、体制や運用、セキュリティ等の観点からTISが考えるベストプラクティスとのギャップと機会を特定します。
金額:200万円(税込み)~
③ 「APIプラットフォーム技術検証サービス」※1
TISが提供するPoC環境やドキュメント、サポートを利用してAPI開発や公開後の管理を検証することができるサービスです。API公開を検討されているお客様は、実績のあるTISのリファレンスアーキテクチャに基づいたプラットフォームで、自社のAPI開発や運用を検証し、実開発・実運用に向けた検討を実施することができます。
金額:300万(税込み)~
④ APIプラットフォームコンサルティング
お客様の経営戦略・ビジネス戦略に基づきAPIを活用したIT戦略立案や導入計画策定などシステム面の検討を中心に支援するサービスです。TISにてAPIプラットフォームのリファレンスアーキテクチャやフルライフサイクルAPI管理をベースに、API活用における要件の整理、活用ロードマップを作成・提出し、お客様は経営状況分析や戦略立案等といったビジネス面の検討に注力することが可能です。
金額:600万円(税込み)~
本サービスの詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/apiplatform/consulting/
※1 2023年5月17日のプレスリリースで新メニューとして発表しています。
https://www.tis.co.jp/news/2023/tis_news/20230517_1.html
■今後について
今後も活性化が期待されるAPI市場において、TISはR&Dやプロジェクト対応によって培ったノウハウを活かした新機能・関連サービスを提供していきます。また、API市場自体の成長を更に加速させるため、各企業にDX戦略を実現させる方法としてAPI活用を提案していきます。
<今後提供予定のAPIプラットフォーム新機能/関連サービスメニュー>
〇API-PFサービスモデル
・APIプラットフォームのクラウドサービス型提供(従量課金モデル)
従来のお客様のオンプレミス環境もしくはクラウド環境へ導入する提供方法ではなく、APIプラットフォームを弊社のクラウドサービス(PaaS)として提供します。
・APIプラットフォームSmall Start Pack
APIを活用したDX推進をスピーディにスモールスタートさせたいお客様向けに、APIプラットフォームの構成や機能を最小限に絞ったパッケージです。
○コンサルティングメニュー
・API活用アドバイザリー(分析/監視等の運用フェーズ支援)
お客様のAPI活用状況や開発ルール等を定期的に診断・アドバイザリして、お客様のAPI活用の拡大やAPI開発標準化のご支援を致します。
〇運用メニュー
・API脆弱性診断サービスの運用メニュー化
今後増加するAPIの脆弱性へのアタックを未然に防ぐための診断サービスをAPIプラットフォームの運用サービスとして提供致します。
・データ利活用に向けた機能拡張(監査、課金ダッシュボート等)
現在提供しているAPIモニタリングツールに加えて、お客様の運用フェーズで必要となるAPIの監査や課金に関する情報を追加で提供致します。
■TISの「APIプラットフォーム構築サービス」について
TISの「APIプラットフォーム構築サービス」では、API公開時に必要となるドメイン間ユーザ認証に関して業界標準の「OpenID Connect」をサポートしており、その他多数あるAPIの公開設定を統合して扱える管理機能などを標準で装備しています。これにより、開発・管理の効率化やコスト削減、セキュリティ対策を実現することが可能です。APIの管理には株式会社ブリスコラが開発・提供するフルライフサイクルAPI管理製品の「BAMs Series」を採用しています。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/apiplatform/
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 IT基盤技術事業本部 IT基盤ビジネス事業部 IT基盤営業部
TEL:050-1702-4063 E-mail:ps-info@ml.tis.co.jp
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