コンゴ民主共和国:エボラ出血熱終結宣言、直前で先送り【プレスリリース】

1年8カ月、ウイルス脅威の下で

北キブ州・ブテンボの学校の壁に、エボラ出血熱感染予防のポスターを貼る生徒たち。(2019年3月撮影) © UNICEF_UN0311511_Tremeau北キブ州・ブテンボの学校の壁に、エボラ出血熱感染予防のポスターを貼る生徒たち。(2019年3月撮影) © UNICEF_UN0311511_Tremeau

【2020年4月10日 キンシャサ(コンゴ民主共和国) 発】

コンゴ民主共和国で、エボラ出血熱の終結宣言が出される予定だった4月12日のわずか2日前の10日、同国東部のベニにおいてエボラ出血熱による26歳の男性の死亡が報告され、宣言は先送りとなりました。

「政府がこの致死率の高い感染症との闘いにおいて重要な節目を迎えるはずだった日のわずか2日前のニュースに、非常に悲しんでいます」とユニセフ(国連児童基金)・コンゴ民主共和国事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデルは述べました。「ユニセフは、ベニを含むエボラ出血熱の影響を受ける地域で今も活動を続けています。症例が確認された家の除染を行うチームをサポートし、保健当局やパートナー団体と緊密に連携し、影響を受けた家族と子どもたちを支援しています。今回新たな死亡者が確認され、影響を受ける人々に長期的なサポートを提供することや、再流行するリスクを軽減することの重要性をあらためて認識しました」

2018年8月に発生以来、コンゴ民主共和国東部の3つの州に広がったエボラ出血熱は、世界で2番目に致死率が高い感染症です。これまでに3,310人が感染し、2,130人の命が奪われました。子どもにおいては、全症例の約30パーセントを占め、以前流行した際の約20パーセントと比較しても、その影響は深刻です。

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■ 新型コロナウイルスに関するユニセフの情報はこちらからご覧いただけます。
30億人が家で手洗いできず: https://www.unicef.or.jp/news/2020/0047.html
コンゴ民、医療システムの崩壊: https://www.unicef.or.jp/news/2020/0063.html
子どもの権利の危機を防ぐために: https://www.unicef.or.jp/news/2020/0069.html
ユニセフ日本人職員ビデオメッセージ: https://www.unicef.or.jp/news/2020/0068.html
ユニセフの子育て6つのヒント: https://www.unicef.or.jp/news/2020/0075.html

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )

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電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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