クオリカ、生産性改善システム「KOM-MICS」を金沢工業大学へ導入
~最新技術を活用し、ものづくりの技術を継承するDX人材を育成~
<KOM-MICSの特長>
■背景
クオリカと金沢工業大学は、日本の労働力不足が進む中、ものづくりの技術を継承していくためには、品質向上と効率化を両立できるデジタルネイティブの人材の育成が課題と考えていました。
今回、金沢工業大学においては、数値制御(NC)により機械加工を行う実習用NC工作機械3台(NC旋盤・マシニングセンタ等)に「KOM-MICS」を接続することで、切削加工における切削抵抗などのさまざまなデータをリアルタイムで取得できるようになります。さらに近年、製造業において導入が増加しているデジタルツイン手法(※)による動作検証と併せて、機械の稼働状況、負荷、エネルギーなどを見える化し、これを基に、加工条件を変更したときの加工状態の変化、さらには生産性を評価するより実践的な最新技術を活用した教育を行う予定です。
※ IoTやAI、ARなどの最新デジタル技術を活用、リアルな空間で収集したデータを基にバーチャル空間にリアル空間のコピーを作り出し、より精度の高いシミュレーションを可能にする技術
■金沢工業大学の「KOM-MICS」を活用した新規カリキュラム
金沢工業大学では「KOM-MICS」を2024年2月に導入し、以下のような独自のカリキュラムを構築予定です。
(1)工作機械の切削現象の理解
(2)NCプログラムのデジタルツインによる数値的な評価をする技術の育成
(3)ものづくり現場の生のプログラムを直に体験することで理論だけでなく、より実践的なものづくりへの深い理解
座学で習得したものづくりの基礎知識と、現場の生のデータを使って改善を行う経験の中で学びとった最新技術の活用方法を融合し、即戦力となれるDX人材を育む教育を実践します。
■今後の展開
クオリカは、金沢工業大学をはじめ多くの教育機関でデジタルを活用したより実践的な実習を実現することで、ものづくりを変革する人材を広げ、製造業の課題である人材不足の解消に貢献することを目指します。
■KOM-MICSについて
「KOM-MICS」は、工場に設置されている工作機械などの生産設備からデータを収集し工場の現状を見える化することで、生産現場の問題点の洗い出しや改善、品質および生産性の向上を支援するシステムです。
「KOM-MICS」の詳細は、以下をご参照ください。
https://www.qualica.co.jp/service/manufact/kommics/index.html
金沢工業大学について(https://www.kanazawa-it.ac.jp/)
金沢工業大学は「人間形成」「技術革新」「産学協同」を建学綱領に掲げ、教育DXを積極的に推進。世界標準の工学教育「CDIO」(Conceive、Design、Implement、Operate)を取り入れた社会実装型教育を通じて、Society5.0をリードする人材育成を目指しています。学生数は学部6,218名 大学院517名(2023年5月1日現在)。
クオリカ株式会社について(https://www.qualica.co.jp)
1982年、世界的建設・鉱山機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業(外食業・小売業)の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広いITサービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・環境の実現を目指します。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
クオリカ株式会社 ビジネスイノベーション事業部
TEL:03-5937-0777 E-mail:info_kom-mics@qualica.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像