★創刊76年★宇宙・星空を愛する天文ファン必携の天体観測バイブルが今年も発売!
『天文年鑑 2024年版』は、2024年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月(12ヵ月)の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2022年に起こった天文現象の観測結果を収録しています。
2024年版の巻頭口絵では、2023年8月に西村栄男さんによって発見された新彗星の西村彗星(C/2023 P1)、2023年の4月20日の金環皆既日食の画像をはじめ、2023年10月14日金環日食や2022年11月8日の皆既月食中に起きた天王星食の様子、ZTF彗星の画像を多数掲載しました。
さらに木星面に小天体が衝突し閃光が見られた現象があり、アマチュア天文家がその現象をとらえた貴重な画像も掲載しています。
天文現象の予報のページでは、主な星雲・星団、太陽面現象、超新星、太陽系外惑星、人工天体、流星群に出現予報など、観測の進歩が著しい分野や天文ファンが興味を持っている分野の観測データ及び予報ページの情報量をアップしました。
2024年に起こる天文現象として注目したい現象は4月9日の皆既日食です。
この日食は皆既帯がメキシコ・アメリカ・カナダを横断しますが、アメリカのいくつかの大都市を通過しますので、多くの人が皆既日食を目にすることになります。また、アクセスが良いことから日本からの日食観測ツアーも企画されており、日食観測に遠征する人も多いようです。
さらに10月3日には南米で金環日食が起こりますが、この金環日食はモアイ像で有名なイースター島でも見ることができるので話題として取り上げられるでしょう。
そして日本で注目したいのは、10月の紫金山・アトラス彗星です。10月にかけて夕方の西空に見え、肉眼でも見ることができるとされていて、巨大彗星になるのではと期待されています。
そのほか12月9日には土星が月にかくされる土星食、5月5日の昼間に見られる火星食も楽しめ、2024年も見たい、観測したい、撮影したい天文現象がたくさん起こります。
●2024年の注目の天文現象
4月 9日:メキシコ・アメリカで皆既日食
4月21日:12P/ポン・ブルック彗星が明るくなる
5月 5日:昼間の火星食
8月10日:宵の西空でスピカ食
8月12日:ペルセウス座流星群が極大
10月上旬~中旬:紫金山・アトラス彗星が肉眼彗星
10月3日:南米で金環日食
12月 9日:土星食
2025年1月12日:火星が地球に大接近
【目次】
【書籍概要】
書 名:天文年鑑 2024年版
編 者:天文年鑑編集委員会
仕 様:B6判、384ページ
定 価:1,500円(税込)
発売日:2023年11月24日(金)
ISBN:978-4-416-62341-1
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