
2月9日発売の『サライ』3月号の別冊付録は、「京のおうどん」食べ歩き。急ぎ足の観光客だけでなく、地元の「みやこ人」たちからもこよなく愛される京都の「おうどん」の醍醐味を紐解きます。
大特集は「春めく京都へ」。春の名刹ならではの祭事、一度は口にしたい美味のほか、この時期に見るべき美術展まで余すところなくご案内します。
- 別冊付録/出汁は「あっさり」麺は「ふんわり」、『京のおうどん』食べ歩き
時間をかけてひく出汁、ふんわりとしたうどんに、双方を引き立てる食材。まさに“三位一体”の郷土料理である「京のおうどん」は各店の職人技が光ります。
きつね、たぬき、しっぽく、けいらんなどの定番メニューから真鯛、牛肉、つみれ、うどん鍋などの個性派まで、地元の人々が連日通い続ける名店の「旨さの秘密」を紹介します。

下京区にある『京とうふ並河商店』の薄揚げを刻み、とろりとした餡とおろし生姜を乗せた『六条新町 招福亭』の「たぬきうどん」650円。

宿場だった三条通に行きかう馬車や人力車にちなんで名づけられた『本家 田毎』の名物「車うどん」。釜揚げうどんの上に車を模した海老を乗せる。蒟蒻や海老、茄子など9種の天ぷらが付く。1820円。
- 大特集/この時季だけの「旬」を探しに 春めく京都へ
春の京都は、芳しく咲き誇る梅花のもと、古都の文化にじっくりと触れる絶好の時季です。第1部では、旬の食材を見極める達人が作る、山海の息吹あふれる京料理を。第2部では、習字や京菓子、寺院での写経、写仏など、宿泊者だからこそ体験できる習い事を。第3部では、遷都から1200年もの間、美の宝庫である京都で必見の展覧会をご紹介します。

シャキッと歯切れよく苦みのある芹と、ほどよい脂で柔らかな和牛が相性抜群。『燕en』の「芹と和牛の炊き合わせ」3000円~。

通常非公開の清水寺経堂にて書き初め。宝冠釈迦如来坐像と文殊・普賢両菩薩像の脇侍に見守られながら筆を執る。『星のや京都』の宿泊者限定「今年のわたしの漢字」プランで3月末まで体験できる。

中国で称えられる菊・竹・梅・蘭の四君子を名に冠した『四君子苑 舟の席』。数寄屋造りの建物と池の庭が渾然一体の空間となっている。北村美術館の春季取合展「蒼天」にて。
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『サライ』2022年3月号
2022年2月9日発売
特別価格1000円(税込)
小学館
『サライ』公式サイト… サライ.jp
https://serai.jp/
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