トラストバンク、ふるさと納税の本質的価値と地域創生の未来を解説する書籍「変わるふるさと納税の価値―地域経済の未来をつくる―」を発売
~ 制度の本質を菅元首相や知事、学者や事業者など各界有識者が語る ~
国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:大井 潤、以下「トラストバンク」)は本日10月14日、株式会社扶桑社より、書籍「変わるふるさと納税の価値―地域経済の未来をつくる―」を全国発売したことをお知らせします。当時総務大臣として制度創設を主導した菅義偉元首相と「ふるさとチョイス」を立ち上げた須永珠代氏(トラストバンクファウンダー)の特別対談記事など、各界を代表する有識者による対談や寄稿を通じて、進化してきたふるさと納税の姿や未来への展望を多面的に明らかにします。

書籍発刊の背景
ふるさと納税では今年10月、ポータルサイトが寄付者に対してポイント等のインセンティブを付与することが実質的に禁止されるという大きなルール変更がありました。これは寄付者にとって、なぜふるさと納税をするのかといった動機や、寄付先やポータルサイトの選び方を改めて考え直すきっかけになることが想定され、制度にとって初めてのポータルサイトを2012年に立ち上げた当社においても自らを見直す良い機会と捉えています。
「通販」のように語られることが多くなったふるさと納税ですが、制度創設から15年以上が経過した今、そこに関わる人々の業種は多様化しています。寄付者にとって地域の良質な特産品をいただけるシステムにもなっている一方で、地域の事業者・生産者にとっては新たな販路拡大の契機になり、自治体にとっては地域の在り方を対外的にアピールし、共感を生むことで次世代にまで持続可能な地域づくりにつなげる仕組みでもあります。
「自立した持続可能な地域をつくる」をビジョンに掲げ、この制度とともに成長してきた当社として、こうした多面的なふるさと納税の姿を多くの方に知っていただき、制度がより健全に発展するきっかけにしていきたいとの想いからこの書籍を発刊することといたしました。
書籍の内容について
本書は、ふるさと納税制度の創設を主導した菅義偉元内閣総理大臣と、トラストバンクのファウンダーで「ふるさとチョイス」創設者の須永珠代氏による特別対談を第1章に収録。「故郷への恩返しの気持ちから生まれた制度」が、反対の声を乗り越えて十数年で1兆円規模へと成長した軌跡、災害支援金としての役割の広がり、そしてインバウンドを含めた今後の地方経済への期待について語られています。
また、慶應義塾大学の保田隆明教授は、体験型返礼品の人気や関係人口の創出について解説し、ニッセイ基礎研究所の髙岡和佳子氏は、寄付金の実際の使途や自治体間の格差・都市部の税金流出の影響について分析。そして日本ファンドレイジング協会の鵜尾雅隆氏は、この20年で大きく変わった日本の寄付文化と、「共感のお金」が社会を変える可能性を論じています。
加えて、京都府の西脇隆俊知事による寄稿では、府が実践する「市町村連携型モデル」の説明やその斬新なモデルを通じてつくりたい地域の在り方についても論じていただきました。
その他、中間事業者との「共創」の在り方など、ふるさと納税が地域にもたらす多様な可能性を、多面的に具体的な事例を通じて紹介、解説しています。
トラストバンクは、2012年の創業以来「自立した持続可能な地域をつくる」というビジョンのもと、ふるさと納税制度の発展に貢献してまいりました。本書を通じて、ふるさと納税の本質的な価値と可能性を広く発信し、より良い制度の在り方について議論を深めるきっかけを提供してまいります。
書籍概要
◆ 書籍名: 「変わるふるさと納税の価値―地域経済の未来をつくる―」
◆ 著者 : 株式会社トラストバンク(株式会社チェンジホールディングス)
◆ 発売日: 2025年10月14日(火)
◆ 体裁・ページ数: 新書版、224ページ
◆ 出版社: 株式会社扶桑社
◆ 販売価格: 1,045円(税込)
◆ 販売場所: 全国の書店、オンライン書店等
◆ ISBN: 9784594099725
◆ 内容:
⮚ 第1章 特別対談 「ふるさと納税」が変えた日本
✧ 菅義偉元内閣総理大臣×「ふるさとチョイス」創設者 須永珠代
⮚ 第2章 ふるさと納税が描く地方創生の現在の課題と展望
✧ 慶應義塾大学総合政策学部教授 保田隆明
⮚ 第3章 ふるさと納税が地域経済にもたらした「本当の意味での経済効果」とは?
✧ ニッセイ基礎研究所 金融研究部 主任研究員 高岡和佳子
⮚ 第4章 ふるさと納税で育まれた日本の「寄付文化」
✧ 日本ファンドレイジング協会 代表理事 鵜尾雅隆
⮚ 第5章 自治体とふるさと納税を支える”縁の下”中間事業者との「共創」
✧ 合同会社LOCUS BRiDGE CEO 黒瀬啓介×株式会社ヒダカラ 共同代表 舩坂香菜子
⮚ 第6章 京都府の「市町村連携型モデル」が拓く新しいふるさと納税
✧ 京都府知事 西脇隆俊
⮚ 第7章 これからの地域経営と未来づくり~ふるさと納税が果たせる役割~
✧ 株式会社チェンジホールディングス 代表取締役兼執行役員社長 福留大士
株式会社トラストバンク( https://www.trustbank.co.jp/ )
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトのお申し込み可能自治体は全国約95%となる1700自治体超(24年10月)、お礼の品数は76万点超(24年10月)の国内最大級のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジ(現株式会社チェンジホールディングス)とグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月ノーコード電子申請ツール「LoGoフォーム」をリリース。23年10月には地域のめいぶつを販売するECサイト「めいぶつチョイス」を開始。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、休眠預金等を資金源とした地域のソーシャルビジネス事業者支援事業も展開。※お申し込み可能自治体数No.1、お礼の品掲載数No.1(2024年10月時点、JMRO調べ)
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