「ことば」から想いを巡らすキュレーション 伊勢丹新宿店 リ・スタイルで「幸服箱」開催します
六本木の“本と出会うための本屋”「文喫」とのコラボレーションも!
会期:12月9日(水)~25日(金) 会場:伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル
12月9日(水)~25日(金)、伊勢丹新宿店 リ・スタイルは、「ことば」から想いを巡らして、商品をキュレーションするイベント「幸服箱」を開催します。
今回のイベントではコピーライター 眞木準氏が手掛けた過去の伊勢丹のコピーと現代短歌作家の鈴木晴香氏、伊波真人氏による短歌作品をもとに、どんなシーンの言葉なのか、どんなトキの言葉なのか、誰に向けての言葉なのか、を妄想し、考えを深めながら品揃えを行いました。
また、今回は六本木にある“本と出会うための本屋”「文喫」(運営:日本出版販売株式会社、株式会社リブロプラス)とコラボレーションしています。
伊勢丹新宿店で扱っている洋服や化粧品、リビンググッズや食品の品揃えに並び、それぞれのコピー・短歌から想像を巡らして選ばれた書籍も販売いたします。
言葉から連想された品揃えにハッとしたり、妙に納得したり、難しくてよく分からないと思ったりしながら、自分自身と、家族と、恋人と、友人たちとのことを想っていただきたい、そんな思いを込めたイベントです。
【URL】https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f2/restyle_7_w.html
1980年代には伊勢丹でも思わず目を留めてしまうハッとするほど素敵なコピーを生み出してきた名コピーライターの眞木準氏。その鮮やかなワードセンスは今、改めて見てみても全く色あせることなく映ることに気づきました。今回はコピーを5つご紹介します。作品一つひとつに考えを深めながらリ・スタイルとして商品をセレクトしました。
「恋が着せ、愛が脱がせる。」 /眞木準(1989年)
左から
〈J.W.Anderson/ジェイダブリューアンダーソン〉ジャケット 187,000円
〈PACO RABANNE/パコ ラバンヌ〉バッグ116,600円
〈PACO RABANNE/パコ ラバンヌ〉ドレス 105,600円
〈SOPHIE BILLE BRAHE/ソフィー ビル ブラーエ〉ピアス 187,000円
〈LORETTA CAPONI/ロレッタ カッポーニ〉ドレス190,300円
誰かに恋したとき、誰かに愛されたとき、人は自分が自分でいられないようなどうしようもない気持ちになるものです。このコピーの女性も、まるでこの世界の主人公が自分と相手だけになったようなロマンチックな大恋愛の渦中にいるのでしょう。自分でいられなくなった彼女には、「相手」だけを意識してとびっきりめかしこんでいてほしい。ここぞとばかりの一張羅と、夢のようなジュエリーを身に付けて、私が一番と思いこむためのとっておきを。
「恋を何年、休んでますか。」 /眞木準(1988年)
左上から時計回りに
〈COATE/コート〉スカート 71,500円
〈leur logette/ルール ロジェット〉ブラウス 53,900円
〈Rito/リト〉レースベスト 28,600円
〈MARCOMONDE/マルコモンド〉ソックス 3,080円
〈KATIM/カチム〉シューズ 52,800円
きっと彼女は「自分」がとても大切で、”恋”という魔物によって自分が失われてしまうのが怖いのかな…と。
だから、がんばってきた自分を肯定してあげるようなものを、そして見ないフリをしていた自分の素直な気持ちを見つめて、一歩踏み出す勇気と自信を持てるようなものを、彼女に贈りたいと思います。
眞木 準 (まき じゅん/1948-2009)
クリエイティブディレクター・コピーライター。愛知県知多市出身。
1971年博報堂に入社、多くの企業のコピーを手がける。フリーに転身後、伊勢丹の広告のクリエイティブディレクターとして、多くのファッションキャンペーン広告を制作。「ファッションの伊勢丹」と呼ばれるイメージを広げた。
現代短歌作家の鈴木晴香氏、伊波真人氏による短歌作品をもとに、4人のキュレーターが思い思いの商品をキュレーション。キュレーターとして雑誌「GINZA」を中心に活躍するファッションエディター大平かりん氏にご参加いただくほか、リ・スタイルのスタイリストやアシスタントバイヤーがそれぞれの視点で短歌を捉え、品揃えを行いました。
「てのひらがもしも地図なら僕たちは感情線でときどき迷う」/伊波真人(2017年『ナイトフライト』より)
左上から時計回りに
〈Meryll Rogge/メリル ロッゲ〉ニットべスト 70,620円
〈Vivienne Westwood RED LABEL/ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル〉ペンダント 40,700円
〈SIMONE ROCHA/シモーネ ロシャ〉ドレス 124,300円
〈Shrimps/シュリンプス〉バッグ 72,600円
キュレーター:大平かりん
恋に迷った時、私が立ち返る原点。それは「愛しあってるか〜い?」「イェ〜イ!」、1989年に放送されたTVドラマ「愛しあってるかい!」(フジテレビ)のお馴染みの掛け合い。理性や良識よりもとにかくノリ重視。所詮、恋に恋しているだけかもしれない。でも、それで、何か問題でも?赤、ピンク、ハートモチーフ、想いがあふれる服で街に出よう。日々変化する手相のように、自分の運命は緩やかに変わっていく。
伊波真人(いなみ まさと)
歌人。1984年、群馬県生まれ。大学在学中に短歌の創作を始める。2013年、「冬の星図」により角川短歌賞受賞。雑誌、新聞を中心に短歌、エッセイ、コラムなどを寄稿。ポップスの作詞なども行う。著書に歌集『ナイトフライト』などがある。
大平 かりん(おおひら かりん)
東京生まれ。雑誌「GINZA」を中心に活躍するファッションエディター。365日同じ格好はしない「自由すぎる私服スナップ」が話題。Instagram(@ko365d)にも注目。
「もう一度(例えば恵比寿の改札で)振り向こうと思えば振り向ける」/鈴木晴香(2016年『夜にあやまってくれ』より)
左から時計回りに
〈Shrimps/シュリンプス〉スカート 53,900円
〈Chika Kisada/チカ キサダ〉セーター 64,900円
〈KATIM/カチム〉ブーツ 86,900円 商品を見る
〈BUILDING BLOCK/ビルディング ブロック〉バッグ 69,300円
キュレーター:佐藤安花里
けど、振り向いてやらない。私はこの歌に、女の子の強さを感じます。女の子は複雑、だけど強い生き物。長い人間の歴史のなかで着る服も、スカート・ドレスだけでなく、パンツまで勝ち取ってきた。気合いを入れて着飾っても、肩透かしをくらうことだってあります。そんな時でも、背筋をピンと伸ばして颯爽と歩く、そんなあなたのためのアイテム。
鈴木晴香(すずき はるか)
東京都生まれ。塔短歌会、京都大学芸術と科学リエゾンライトユニット所属。歌集『夜にあやまってくれ』(書肆侃侃房・新鋭短歌シリーズ)。2019年「パリ短歌イベント」短歌賞にて在フランス日本国大使館賞。2020年1月、日本画家・佐貫絢郁さんと個々展を開催した。Readin' Writin' BOOK STOREにて〈現代短歌〉教室「31文字のせつなさ」を毎月開催中。来夏、第2歌集を左右社より出版予定。
佐藤安花里(さとう あかり)Instagram :@akarino082
伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル スタイリスト。2019年入社、2年目。「服と言葉は印象をつくる」を合言葉に、今日も本を読み、服を着る。冬は雪の音が好き。夏は終わりの雰囲気が好き。春と秋はくしゃみが出る。
ファッションを通じてお客様へ偶然の出会いや共感を提供しているリ・スタイル と1冊1冊選ばれた書籍を通じて、新しい本との出会いを提供している文喫はジャンルこそ違えど、とても似通った思いがあることを感じ、今回のイベントをともに作り上げていくこととなりました。
今回品揃えを行う短歌は、眞木氏のコピーに見られる「自分の外側へ向かっていく」女性像のイメージと対比させ、より「自分の内側に滑り込む」ような表情のある人間像を描こうというアイデアから生まれたものです。短歌に見られるより内面的で人間味のある姿をリスタイルと文喫とそれぞれのキュレーターの想像や妄想によって一つのストーリーとして提案していきます。
また文喫にある選書サービスを派生させ、今回のイベントでは「人」ではなく「コピーや短歌そのもの」から想像を巡らし、書籍を選書していただきました。
それぞれのコピーや短歌に10冊ずつの書籍。1冊1冊に選書の理由が記されたしおりがはさみこまれています。どんな想像をしたのか、道筋を手繰りながら、思いついた誰かやはたまた自分自身へのギフトとして書籍を贈るのも良いかもしれません。
【URL】https://bunkitsu.jp
インスタグラム:@restyle_isetan_shinjuku
今回のイベントではコピーライター 眞木準氏が手掛けた過去の伊勢丹のコピーと現代短歌作家の鈴木晴香氏、伊波真人氏による短歌作品をもとに、どんなシーンの言葉なのか、どんなトキの言葉なのか、誰に向けての言葉なのか、を妄想し、考えを深めながら品揃えを行いました。
また、今回は六本木にある“本と出会うための本屋”「文喫」(運営:日本出版販売株式会社、株式会社リブロプラス)とコラボレーションしています。
伊勢丹新宿店で扱っている洋服や化粧品、リビンググッズや食品の品揃えに並び、それぞれのコピー・短歌から想像を巡らして選ばれた書籍も販売いたします。
言葉から連想された品揃えにハッとしたり、妙に納得したり、難しくてよく分からないと思ったりしながら、自分自身と、家族と、恋人と、友人たちとのことを想っていただきたい、そんな思いを込めたイベントです。
【URL】https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f2/restyle_7_w.html
- 名コピーライター眞木準氏の伊勢丹のコピーに魅せられる
1980年代には伊勢丹でも思わず目を留めてしまうハッとするほど素敵なコピーを生み出してきた名コピーライターの眞木準氏。その鮮やかなワードセンスは今、改めて見てみても全く色あせることなく映ることに気づきました。今回はコピーを5つご紹介します。作品一つひとつに考えを深めながらリ・スタイルとして商品をセレクトしました。
「恋が着せ、愛が脱がせる。」 /眞木準(1989年)
左から
〈J.W.Anderson/ジェイダブリューアンダーソン〉ジャケット 187,000円
〈PACO RABANNE/パコ ラバンヌ〉バッグ116,600円
〈PACO RABANNE/パコ ラバンヌ〉ドレス 105,600円
〈SOPHIE BILLE BRAHE/ソフィー ビル ブラーエ〉ピアス 187,000円
〈LORETTA CAPONI/ロレッタ カッポーニ〉ドレス190,300円
誰かに恋したとき、誰かに愛されたとき、人は自分が自分でいられないようなどうしようもない気持ちになるものです。このコピーの女性も、まるでこの世界の主人公が自分と相手だけになったようなロマンチックな大恋愛の渦中にいるのでしょう。自分でいられなくなった彼女には、「相手」だけを意識してとびっきりめかしこんでいてほしい。ここぞとばかりの一張羅と、夢のようなジュエリーを身に付けて、私が一番と思いこむためのとっておきを。
「恋を何年、休んでますか。」 /眞木準(1988年)
左上から時計回りに
〈COATE/コート〉スカート 71,500円
〈leur logette/ルール ロジェット〉ブラウス 53,900円
〈Rito/リト〉レースベスト 28,600円
〈MARCOMONDE/マルコモンド〉ソックス 3,080円
〈KATIM/カチム〉シューズ 52,800円
現代もなお色あせることのない、あまりにも有名なこのコピー。
無我夢中で生きてきた、見栄っ張りで頑固なひとりの女性を想像しました。きっと彼女は「自分」がとても大切で、”恋”という魔物によって自分が失われてしまうのが怖いのかな…と。
だから、がんばってきた自分を肯定してあげるようなものを、そして見ないフリをしていた自分の素直な気持ちを見つめて、一歩踏み出す勇気と自信を持てるようなものを、彼女に贈りたいと思います。
眞木 準 (まき じゅん/1948-2009)
クリエイティブディレクター・コピーライター。愛知県知多市出身。
1971年博報堂に入社、多くの企業のコピーを手がける。フリーに転身後、伊勢丹の広告のクリエイティブディレクターとして、多くのファッションキャンペーン広告を制作。「ファッションの伊勢丹」と呼ばれるイメージを広げた。
- 短歌の余白から想像する豊かな品揃え
現代短歌作家の鈴木晴香氏、伊波真人氏による短歌作品をもとに、4人のキュレーターが思い思いの商品をキュレーション。キュレーターとして雑誌「GINZA」を中心に活躍するファッションエディター大平かりん氏にご参加いただくほか、リ・スタイルのスタイリストやアシスタントバイヤーがそれぞれの視点で短歌を捉え、品揃えを行いました。
「てのひらがもしも地図なら僕たちは感情線でときどき迷う」/伊波真人(2017年『ナイトフライト』より)
左上から時計回りに
〈Meryll Rogge/メリル ロッゲ〉ニットべスト 70,620円
〈Vivienne Westwood RED LABEL/ヴィヴィアン・ウエストウッド レッドレーベル〉ペンダント 40,700円
〈SIMONE ROCHA/シモーネ ロシャ〉ドレス 124,300円
〈Shrimps/シュリンプス〉バッグ 72,600円
キュレーター:大平かりん
恋に迷った時、私が立ち返る原点。それは「愛しあってるか〜い?」「イェ〜イ!」、1989年に放送されたTVドラマ「愛しあってるかい!」(フジテレビ)のお馴染みの掛け合い。理性や良識よりもとにかくノリ重視。所詮、恋に恋しているだけかもしれない。でも、それで、何か問題でも?赤、ピンク、ハートモチーフ、想いがあふれる服で街に出よう。日々変化する手相のように、自分の運命は緩やかに変わっていく。
伊波真人(いなみ まさと)
歌人。1984年、群馬県生まれ。大学在学中に短歌の創作を始める。2013年、「冬の星図」により角川短歌賞受賞。雑誌、新聞を中心に短歌、エッセイ、コラムなどを寄稿。ポップスの作詞なども行う。著書に歌集『ナイトフライト』などがある。
大平 かりん(おおひら かりん)
東京生まれ。雑誌「GINZA」を中心に活躍するファッションエディター。365日同じ格好はしない「自由すぎる私服スナップ」が話題。Instagram(@ko365d)にも注目。
「もう一度(例えば恵比寿の改札で)振り向こうと思えば振り向ける」/鈴木晴香(2016年『夜にあやまってくれ』より)
左から時計回りに
〈Shrimps/シュリンプス〉スカート 53,900円
〈Chika Kisada/チカ キサダ〉セーター 64,900円
〈KATIM/カチム〉ブーツ 86,900円 商品を見る
〈BUILDING BLOCK/ビルディング ブロック〉バッグ 69,300円
キュレーター:佐藤安花里
けど、振り向いてやらない。私はこの歌に、女の子の強さを感じます。女の子は複雑、だけど強い生き物。長い人間の歴史のなかで着る服も、スカート・ドレスだけでなく、パンツまで勝ち取ってきた。気合いを入れて着飾っても、肩透かしをくらうことだってあります。そんな時でも、背筋をピンと伸ばして颯爽と歩く、そんなあなたのためのアイテム。
鈴木晴香(すずき はるか)
東京都生まれ。塔短歌会、京都大学芸術と科学リエゾンライトユニット所属。歌集『夜にあやまってくれ』(書肆侃侃房・新鋭短歌シリーズ)。2019年「パリ短歌イベント」短歌賞にて在フランス日本国大使館賞。2020年1月、日本画家・佐貫絢郁さんと個々展を開催した。Readin' Writin' BOOK STOREにて〈現代短歌〉教室「31文字のせつなさ」を毎月開催中。来夏、第2歌集を左右社より出版予定。
佐藤安花里(さとう あかり)Instagram :@akarino082
伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル スタイリスト。2019年入社、2年目。「服と言葉は印象をつくる」を合言葉に、今日も本を読み、服を着る。冬は雪の音が好き。夏は終わりの雰囲気が好き。春と秋はくしゃみが出る。
- 文喫とのコラボレーション
六本木にある“本と出会うための本屋”「文喫」。
ファッションを通じてお客様へ偶然の出会いや共感を提供しているリ・スタイル と1冊1冊選ばれた書籍を通じて、新しい本との出会いを提供している文喫はジャンルこそ違えど、とても似通った思いがあることを感じ、今回のイベントをともに作り上げていくこととなりました。
今回品揃えを行う短歌は、眞木氏のコピーに見られる「自分の外側へ向かっていく」女性像のイメージと対比させ、より「自分の内側に滑り込む」ような表情のある人間像を描こうというアイデアから生まれたものです。短歌に見られるより内面的で人間味のある姿をリスタイルと文喫とそれぞれのキュレーターの想像や妄想によって一つのストーリーとして提案していきます。
また文喫にある選書サービスを派生させ、今回のイベントでは「人」ではなく「コピーや短歌そのもの」から想像を巡らし、書籍を選書していただきました。
それぞれのコピーや短歌に10冊ずつの書籍。1冊1冊に選書の理由が記されたしおりがはさみこまれています。どんな想像をしたのか、道筋を手繰りながら、思いついた誰かやはたまた自分自身へのギフトとして書籍を贈るのも良いかもしれません。
【URL】https://bunkitsu.jp
- 伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル
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