岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』(新潮文庫)6月26日発売
【累計300万部突破!】大ベストセラー『もしドラ』の第2弾『もしイノ』待望の文庫化!
売れているのにはワケがある! 永遠のベストセラー『もしドラ』ふたたび! 熾烈な競争社会を生き抜くイノベーションを引き起こす力は「居場所」だった――。
◾️すべての組織で今すぐ役立つ、永遠のベストセラー『もしドラ』ふたたび!
私立浅川学園一年、岡野夢はベストセラー『もしドラ』と出会い、決意した。ドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んで、「競争しなくても勝てる」まったく新しい野球部をゼロから創り、甲子園出場を目指すのだ! 新設野球部はベンチャー企業と同じ、主役は選手ではなくマネージャー!? 熾烈な現代社会を組織が生き抜くために真に必要なイノベーションの秘密は「居場所」づくり!? 面白くていますぐ役に立つ、青春物語。文庫化にあたり「文庫版あとがき」を増補!
◾️本文より
「『イノベーションと企業家精神』?」
「そう。この本を、私たちの参考書にしようと思って」
「でも、どうしてこの本なの?」
「『もしドラ』を読んだ後、文乃先生のところに行って、こう尋ねたの。『マネジメント』の次は、何を読んだらいいですか?――って。文乃先生が言うには、これからはますますイノベーションの時代になるだろうって。だから、この本の重要性が増すって」
「どうしてイノベーションの重要性が高まるの?」
「なぜなら、イノベーションこそ、競争社会を生き抜くための最良の手段だからよ。文乃先生はこう言ったの。『イノベーションとは、競争をしないことである』って」
「競争をしないことが、競争社会を生き抜く手段か……」
「それで、そのイノベーションはどうすれば実現できるの?」
「その方法について詳しく書いてあるのが、この『イノベーションと企業家精神』というわけです。だからそれは、これからみんなで勉強していけたらな――って」
「よし分かった。じゃあ、まずはみんなでこの本を読むことから始めてみよう!」
そうして三人は、それぞれ『イノベーションと企業家精神』を読んでくることを宿題とし、この日は別れたのだった。
(第一章より抜粋)
◾️著者紹介:岩崎夏海(いわさき・なつみ)
1968(昭和43)年生れ。東京都日野市出身。東京芸術大学建築科卒。大学卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』等、テレビ番組の制作に参加。アイドルグループAKB48のプロデュースなどにも携わる。著書に、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』『エースの系譜』などがある。
◾️書誌情報
【書名】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら(新潮文庫刊)
【著者】岩崎夏海
【発売日】2024年6月26日
【定価】825円(税込)
【ISBN】978-4-10-120222-X
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像