【LINEヤフー】持続可能な未来に向け、田島山業の「みんなの森」で九州地方初の「戻り苗」を活用したプロジェクトや生物調査を実施

~J-クレジットの売買契約を締結したLINEヤフーと田島山業による“より豊かな森林の育成”を行う継続的なプロジェクト~

LINEヤフー株式会社

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、田島山業株式会社(以下、田島山業)が保有する「みんなの森」にて、生物多様性調査と植樹地の保全活動を含むフィールドワークを2025年11月13日に実施しました。
本取り組みは、両社が2024年2月に締結を発表したJ-クレジット売買契約を基盤としたより豊かな森林育成を目指した取り組みの一環で、昨年実施した植樹活動※1に続いて2度目の活動です。今年は、自ら拾ったどんぐりを苗木へと育て、成長した苗木を再び森に返す株式会社ソマノベース(以下、ソマノベース)の「戻り苗※2」を活用したプロジェクト を始動し、その第一歩となる「どんぐり拾い」を実施しました。

■どんぐりを拾い、森に還す――新たな循環型の森林育成プロジェクト「戻り苗」を始動

当日は、LINEヤフーや田島山業のメンバーのほか、パートナー企業、環境省の職員、地元住民と総勢37人が参加し、どんぐり拾いを実施しました。拾ったどんぐりは、LINEヤフー社員がオフィスや自宅に持ち帰り、約2年間かけてオフィスで苗木まで育てた後、再び「みんなの森」に返す予定です。この「戻り苗」プロジェクトは、ソマノベースが提供する「戻り苗」を活用した取り組みです。社員一人ひとりが自然の循環に直接関わり、持続的な森づくりを自らの手で体現する仕組みであり、九州地方での実施は今回が初となります。

LINEヤフーの社員からは、

「自然との関わりを“自分ごと”として考えるきっかけになった」

「どんぐりを拾うだけで終わらず、育てて戻すという循環の意識が芽生えた」

といった感想が寄せられました。

■プロジェクトメンバーと地域が一体となり、森の現状と未来を見つめる森林保全活動

同日、昨年植樹を実施したエリアにて、森林の保全活動と株式会社バイオームのいきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を用いた生物多様性調査も実施しました。

参加者は、スマートフォンで撮影した植物や昆虫の写真をアプリ上で識別・登録し、地域の自然環境の多様性をデータとして可視化しました。
昨年の植樹で生育した樹木の周囲に多くの生き物が生息していることを確認し、昨年の活動が未来に向けて確かな成果を生みつつあることを実感できる機会となりました。

森林の保全活動と生物多様性調査の様子

<生物多様性調査で発見した生物の例>

オナガフキバッタ、オオヨコバイ、オオカマキリ、アシグロツユムシ、ススキ、オオマルバノテンニンソウ、セイタカアワダチソウ、イヌザンショウ、ウナギツカミ

発見した生物の写真

<参考>

いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」

https://biome.co.jp/app-biome/

フィールドワークに参加した環境省 九州地方環境事務所 地域生物多様性増進室の職員からは、「林業において、複数社のプロジェクトメンバーと地域が一緒になって非営利に行う生物多様性の確保に向けた取り組みは例がなく素晴らしく思う」との評価を得ました。

■“より豊かな森林の育成”を目指したフィールドワークについて

LINEヤフーと田島山業は、田島山業が保有する森林由来のJ-クレジットを10年間売買し、毎年1,500トンのCO2吸収量を取引する契約を締結しました※3。このJ-クレジットの売買契約を通じて両社は、“より豊かな森林の育成”を行い、「持続可能なCO2削減」「土砂災害の防止」「生物多様性の保全」につなげていくことを目指しています。それらの実現に向けた取り組みの一環として、生物多様性調査と植樹地の保全活動を含むフィールドワークを実施しました。

■レポート記事:LINEヤフーストーリー

「未来の森に種をまき、その先へ どんぐりと「戻り苗」がつむぐ人と企業、森の新しいカタチ」

https://www.lycorp.co.jp/ja/story/20251216/treeplanting.html

『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げるLINEヤフーは、事業を通じて社会にポジティブなインパクトをもたらすと共に、地球環境や人権などを含めた社会課題に向き合い、未来世代に責任を持ったサステナビリティ経営を推進していきます。

※1 ニュースレター:【LINEヤフー】持続可能な未来に向け、豊かな森を育成する植樹プロジェクトを田島山業「みんなの森」で実施(2024年10月)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000784.000129774.html

※2「戻り苗」とは、株式会社ソマノベースが提供する、どんぐりから苗木を育て、成長した木を森へと“戻す”体験型のサービスです。ソマノベースでは、2021年より企業や自治体、地域住民と連携しながら、「育てる」「植える」「使う」を循環させる仕組みの1つとして「戻り苗」を展開しています。参考:ソマノベース「戻り苗とは」https://modrinae.myshopify.com/pages/戻り苗とは

ソマノベース「戻り苗」のイメージ

※3 プレスリリース「LINEヤフーと田島山業、森林由来のJ-クレジットを10年間売買する契約を締結」https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/007717/

参考:自然共生サイトに係る支援証明書

https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/certficate/Certificate_241004.pdf

<LINEヤフー株式会社について>

LINEヤフー株式会社は、2023年10月に、LINE株式会社やヤフー株式会社などのグループ会社による再編を経て誕生した日本最大級のテックカンパニーです。『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』をミッションに掲げ、検索・ポータル、eコマース、メッセンジャー、広告など、多様な領域において事業を展開しています。

約40の国と地域から集まった1万人以上の従業員が働くLINEヤフーは、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じてより豊かで便利な暮らしの実現に貢献していきます。

https://www.lycorp.co.jp/ja/

<田島山業株式会社について>

田島山業株式会社は、鎌倉時代から森と共に暮らしてきた、日本有数の大規模専業林家※です。『断固、森を守る』という信念のもと、時代の潮目に目を配り、しなやかに挑み続けることで、代々森を継承してきました。林業にとって厳しい時代だからこそ、田島の森を、日本の森を未来まで守りつづけるために、木材生産のみならず、森の多面的機能を活かした新規事業を展開しています。

※参考:現在、日本において1,000ha以上の山林を所有・管理し、林業のみで生計を立てる専業林家は全国10社未満となっている(田島山業調べ)

https://tajimaforest.co.jp/

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会社概要

LINEヤフー株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
電話番号
-
代表者名
出澤 剛
上場
東証プライム
資本金
-
設立
-