日本の野生植物の発芽、子葉の形態、本葉が出るまでの姿を掲載。一部、成体や種子写真も付いた草の芽生え図鑑。
掲載種は1487種
「たね」が芽生える様子を調査。どんな子葉をつけるのか、最初の本葉はどんな形をしていて、どのように初期成長するかを追いました。
日本で見られる草本(園芸植物を含む)を1487収録(一部亜種・変種も含む)した芽生えと初期成長の図鑑です。
日本の野生植物を中心に、種子を蒔き、発芽、子葉の形態、本葉が出るまで、一部はさらに初期成長の姿を写真撮影し、観察を記載、またその種の開花時の姿、一部は種子写真も付けた「草」の芽生え図鑑。
「種子・果実」「芽生え」「成植物」と、植物の生態を3態で分けることが多いようですが、中でも「芽生え」に関した本は少ないのが現状です。
本書は、身近では畑仕事~さらに農業や造園ほか、地方自治体などの土地開発など、芽生えで植物の種を判断したい人は数多くいるなかで、決定版的な図鑑になります。
本書は、構想を思い立って20年。著者の小林正明さんが、この年月の中でたねを採取して蒔き、芽が出るのを待って形を調べる、この気の長い作業を繰り返し繰り返し行い、その結果をまとめたものです。
小林さんも本書で語っていますが、特に難しい作業だったのが、結実期の同定、播種後の管理、そしてデータの整理だったそうです。
『それでも身近にある植物の芽生えをみると思いがけない形をした種類があり、「こんな形だったんだ」「なんでこんな形をしている?」「そうだったんだ」という驚き・不思議・喜びがあるのでした』と、本書の「はじめに」で小林さんは語っています。
本書は資料的価値の高さは言うまでもありませんが、それにも増して、何よりも小林さん自身の好奇心が伝わる1冊と言えるでしょう。
【目次】
【著者プロフィール】
小林 正明(こばやし・まさあき)
1942年長野県生まれ。信州大学卒業。長野県内の高校教諭を歴任、2002年長野県飯田高等学校長を定年退職。2013年まで飯田女子短期大学教授。主な著書に『日本の秋の虫』(築地書館)、『身近な植物から花の進化を考える』(東海大学出版会)、『花からたねへ』(全国農村教育協会)、『草花遊び図鑑』(同)等。現在信州伊那谷で木本植物の芽生えを調査中。
【書籍概要】
書 名:草本植物 芽生えと初期成長図鑑
著 者:小林 正明
仕 様:A5判、784ページ
定 価:11,000円(税込)
発売日:2024年2月17日(土)
ISBN:978-4-416-52315-5
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