インテック、電子帳票システム「快速サーチャーGX」クラウド版にOCR機能を追加

~検索キー登録がより簡単になり、業務負荷が大幅に軽減~

TISインテックグループ

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田 秀三、以下:インテック)は、電子帳票システム「快速サーチャーGX」クラウド版に、準定型帳票※1に対応したOCR機能をオプションとして追加し、2024年5月から提供開始したことを発表します。

※1 準定型帳票とは、企業ごとや種類ごとにレイアウトが異なる帳票のことです。

<「快速サーチャーGX」クラウド版 OCR機能の利用イメージ><「快速サーチャーGX」クラウド版 OCR機能の利用イメージ>

  • 背景

 2022年の電子帳簿保存法の大幅改正により、電子取引データの電子保存が義務化され、データ登録時のユーザーの情報入力作業における負担増加が課題となっていました。そこで、インテックは「快速サーチャーGX」クラウド版にOCR機能を追加することで、より簡単に、効率よく電子取引やスキャナ保存のデータの登録を可能とし、業務負荷軽減を実現しました。

 OCR処理には、株式会社PFU(以下:PFU)のOCRソフトウェア「DynaEye 11」を使用しています。PFUとインテックは、かねてからビジネス面で協業しており、今回の機能はそのパートナーシップにより実現したものです。


  • 「快速サーチャーGX」OCR機能の概要

 本機能は準定型帳票に対応しており、PDFファイル、JPEGファイル※2をアップロードするだけで検索キー(取引年月日、取引先名、取引金額等)を読み取り、自動で登録が可能です。読み取る情報は、類似の複数キーワードから探して取得します。例えば、取引日付を取得する場合には、「年月日」、「発行日」等、類似のキーワードの近くにある値を取得するため、事前に読取範囲の設定をする必要はありません。読み取りエラーとなった場合のみ、利用者に確認を促すため、人手による登録・確認の業務負荷を大幅に軽減することができます。また、1ファイルごとに、利用者が確認しながら登録したい場合であっても、OCR機能の補助により、キー入力専用ツール上に、検索キーの候補となり得る値が表示されるため、入力の手間を大幅に削減できます。


※2 OCR機能に対応しているデータ形式は、PDF及びJPEG形式のみとなります。


<自動登録時の読み取りエラー箇所の確認イメージ><自動登録時の読み取りエラー箇所の確認イメージ>


<手動登録時にOCR機能を利用するイメージ><手動登録時にOCR機能を利用するイメージ>


※OCR処理には、株式会社PFUの「DynaEye 11」を使用します。

※OCR機能はクラウド版のみの提供となります。オンプレミス版への機能追加は未定です。


  • 「快速サーチャーGX」クラウド版 OCR機能の提供価格(税抜)

・月額利用料金の20%

 *月額利用プランがSプランにてOCR機能を利用する場合、

  利用料金の35,000円の20%の金額(7,000円)がOCR機能利用料として

  月額料金に付加されます。


※OCR機能を利用するためには、別途設定作業料金が発生します。
※料金の詳細については、お問い合わせください。


  • 株式会社PFUからのエンドースメント

 弊社のAI-OCRソフトウェア「DynaEye 11」と電子帳票システム「快速サーチャーGX」との連携サービスのリリースを心より歓迎いたします。PFUは世界シェアNo.1※の業務用イメージスキャナーをはじめとしたドキュメントデジタル化の技術とノウハウにより、お客様の業務プロセスの改革・DXを支え、お客様の“はたらく”を変えることに貢献していきます。
 今回の連携により、電子帳簿保存法の対応を図りながら、ユーザーの皆様がより快適に「快速サーチャーGX」をお使いいただけるものと確信しております。

                                             株式会社PFU

                                      代表取締役社長 村上 清治


※ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社(InfoTrends)により集計(2022年実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)。欧州はinfoSource社(2022年実績)の集計に基づき、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。


  • 今後の展開

 インテックは今後も、クラウドによる書類の電子保管の効率化を目指した新機能の追加を行い、電子帳簿保存法対応を進める企業をサポートしていきます。


  • サービス紹介のオンラインセミナー開催

 「快速サーチャーGX」クラウド版の「OCR機能」をご紹介する無料オンラインセミナーを開催します。セミナーの詳細情報や参加申し込みは、Webサイトをご参照ください。


「電子取引データの登録作業をもっと簡単に!OCR機能を活用した運用ケースのご紹介」

1.開催日時      2024年6月20日(木) 15:00~16:00(予定)

2.場所            オンラインWeb セミナー(Zoom)

3.参加費     無料

4.詳細・お申し込み

  https://www.intec.co.jp/event/event1846.html


  • 「快速サーチャーGX」について

 「快速サーチャーGX」は、業務上発生する様々な帳票、紙文書等のデータを統合管理し、いつでもどこでも簡単に高速検索、閲覧、印刷できる電子帳票システムです。データ共有による業務効率化や電子帳簿保存法対応をサポートします。利用環境は、オンプレミス版とクラウド版から選択でき、自社の運用や予算に合わせた最適な導入を実現します。


 「快速サーチャーGX」は、電子帳簿保存法における保存区分のすべてのJIIMA認証※3を取得しており、最新の法的要件に対応しています。


※3 JIIMA認証とは、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会「JIIMA」が電子帳簿保存法の要件を満たしているかを判断する認証のことで、電子帳簿保存法における保存は、以下3つに区分されます。

 ・電子帳簿等保存(電子的に作成した帳簿・書類をデータのまま保存)

 ・スキャナ保存(紙で受領・作成した書類を画像データで保存)

 ・電子取引(電子的に授受した取引情報をデータで保存)


 「快速サーチャーGX」の詳細は、以下をご参照ください。

  https://www.einswave.jp/service/form_log/kaisoku_searcher_gx/


※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/

 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。


TISインテックグループについて

 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

◆本サービスに関するお問い合わせ先

 株式会社インテック ICTプラットフォームサービス事業本部 ICT営業部 西村

 E-Mail:net_info@intec.co.jp

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業種
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本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
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上場
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100億円
設立
1971年04月