50代で目立つ「変身資産」~学び直しで成長続ける意思と能力YouTube やInstagram も使いこなす
【project50s インサイト調査】
50代は老後の不安を抱えた世代と位置づけられがちですが、調査結果からは、ライフシフトで重要な要素となる「変身資産」(変わろうとする意思や能力)の自己評価が、40代や60代と比べて高いことが分かりました。
「学び直し」にも関心が高く、情報収集の手段としては「YouTube」や「Instagram」を使いこなす世代であることも明らかに。50代は青春時代に好景気を経験した「バブル世代」と呼ばれてきましたが、ミドル世代の中核となっても、60代や40代と比較して、前向き感が強いライフスタイルや生き方をしていることが浮かび上がりました。
調査は、2023年5月2日~5月28日、インターネットを通じて、主に40代、50代、60代の人たちを対象に行い、497人から回答を得ました。回答者のうち、50代は243人、60代は175人、40代は71人。男性は217人、女性が268人で、「その他」「答えたくない」という人は12人でした。
この「project50sインサイト調査」のシリーズでは、「50代の人」の調査結果を隣接する世代と、50代の中とでそれぞれ比較しました。今後はさらに深いインサイトを探るため、追加でご協力いただいた26人の方々に対するインタビューの分析も含め、アラフィフや50代のインサイトを読み解いていきます。
また今後も、トピックスごとのインサイト調査を実施して、50代への理解やタッチポイント、アプローチへの知見を深めていきます。
リサーチ項目(1) 【変身資産】 50代でも新たなことに挑戦するマインドを持つ世代
【質問】「新しいことに挑戦するマインドがある」 5段階で自己評価すると何点ですか。
「新たなことに挑戦するマインドがある」かを尋ねたところ、それぞれの年代に占める5点と4点の人の割合を比較すると、40代が38.0%、60代が39.4%なのに対し、50代は49.0%でした。「50代は老後の不安を抱えた世代」と位置づけられることが多いですが、約半数の人が前向きなマインドを持っていることが分かりました。
リサーチ項目(2) 【ライフシフト】学び直しで成長し続けたい世代
【質問】あなたにとって「ライフシフト」とは何ですか。(複数回答)
50代の特徴は、「学び直し」や、家庭でも職場でもない「サードプレイス」(居場所)を求める傾向です。「変身資産」で新たなことに挑戦するマインドが強い50代の特徴と関連していると思われます。
リサーチ項目(3) 【コミュニティ活動】 SNSもコミュニティの一つと考える世代
【質問】あなたが、加入して主体的に活動しているコミュニティを教えてください(複数回答)
コミュニティという言葉では地域活動を連想しがちですが、50代は「趣味の集まり」「スポーツ・スポーツクラブ」「勉強会・学びの場」に加え、「SNS」で主体的に活動している人が多いことが浮かび上がりました。
リサーチ項目(4) 【情報収集するメディア】 YouTube、Instagramで情報を得る世代
【質問】あなたが、情報収集するメディアを教えてください。(複数回答)
50代では「地上波テレビ」「新聞」を情報源とする人が多い一方、「YouTube」「Instagram」が情報収集の主流になってきている点も注目されます。追加のインタビューによると、「YouTube」は趣味からニュースまで幅広く、「Instagram」は趣味や志向が同じ人の情報源や自分のアルバムとして利用していました。
【project50sインサイト調査】
「ウェルビーイング」「ソーシャルグッド」「ライフシフト」「ライフスタイル」「家族関係」「お金」「住まい」といったテーマで、約60問(選択式、記述式含む)についてお聞きしました。
調査期間:2023年5月2日~28日
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:40代、50代、60代
有効回答:497人(40代71人、50代243人、60代175人)
■本アンケート結果をより詳しく紹介する記事
https://nakamaaru.asahi.com/article/15052542
■インタビューシリーズ「私のproject50s」
https://nakamaaru.asahi.com/feature/11035454
【project50sについて】(https://nakamaaru.asahi.com/feature/11034435)
朝日新聞社のウェブメディア「なかまぁる」のサブブランドで、アラフィフ、50代にフィーチャーしたプロジ
ェクトです。皆さんと一緒に、人生100年時代の折り返しからの50年を、「Well-being&Social Good」な
人生にすべく、関心が高いテーマを取り上げています。
※「なかまぁる」は認知症であっても暮らしやすい社会を多様な人たちが一緒につくっていくことを提案
するウェブメディアです。
アラフィフや50sのインサイトに関心がある方は、「朝日新聞社シニア事業部 なかまぁる編集部project50s」にご連絡ください。(project50s@asahi.com)
https://prtimes.jp/a/?f=d9214-1568-4bfea89273e2abc68c7a95cef98c916a.pdf
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