STマイクロエレクトロニクス、持続可能なテクノロジーに基づく高度なコンテキスト認識センサを発表

STマイクロエレクトロニクス

  •  持続可能な材料に関する最も厳しい基準に対応する6軸モーション・センサ

  • スマート機器やドローン向けの高度なコンテキスト認識機能

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、持続可能な材料に関する最も厳しい基準を満たすとともに、事象を正確に再構成するための精度を向上させた最新の小型モーション・センサを発表しました。事象の再構成(イベント・リコンストラクション)に対応するセンサは、さまざまな種類の事象を識別できるため、事故の警報や工具の使用状況のモニタリング、ロボット・ティーチング、スポーツ・パフォーマンス分析、脳震盪検出など、スマート・アプリケーションの能力向上に貢献します。

この新しい6軸IMU(慣性測定ユニット)センサは、フィットネス・トラッカーやスマート・タグなどのコンスーマ機器のほか、産業用アセット・モニタリングやロボット、写真撮影や農業調査に使用されるドローンなど、プロフェッショナル・アプリケーションでの利用が見込まれます。同製品は、責任ある製品開発を推進するSTの「持続可能なテクノロジー」への取り組みの一環です。

STの新しいIMUセンサには、コンスーマ向けの「LSM6DSK320X」ならびに産業グレードの「ISM6HGK256X」があり、いずれも検出精度を高める先進的な超対称ジャイロセンサ・アーキテクチャと、広いダイナミック・レンジにわたり高精度なトラッキングを実現する加速度センサを組み合わせることで、事象の高精度な再構成を実現します。さらに、これらの機能はドローンの飛行安定化や構造物の状態モニタリング、ゲーム・コントローラなどのユースケースにも役立ちます。

STのMEMSサブグループ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるSimone Ferriは、次のようにコメントしています。「当社の最新の6軸モーション・センサは、極めて小型でありながら、信号強度と外乱耐性を最大限に高めるアーキテクチャを採用しています。これにより、スマート・アプリケーションにおける高度な新機能の実現を後押しします。さらに、BPAフリーや鉛フリーなど、持続可能な材料に関する現在の主要基準に適合することで、スマート・テクノロジーの開発企業が環境面・規制面の要求に対応できるようサポートします。これらの要求は今後ますます厳しさを増し、対象となる材料の種類も拡大していきます。」

Betaflight社のリーダーであるJay Blackman氏は、次のようにコメントしています。「STの新しいLSM6DSK320Xセンサは、これまでにない耐振動性を備えています。その性能をすぐに活用するため、開発中のリファレンス・プラットフォームへの採用を決めました。」

Tianhe社の最高技術責任者(CTO)であるZebo Zhou博士は、次のようにコメントしています。「LSM6DSK320X IMUは、UAV(無人航空機)を含むコンテキスト認識機能に対応したスマートなコンスーマ機器において、最高水準の性能を提供する製品です。ドローンのフライト・コントローラには、極めて高性能のIMUが求められます。急激な飛行動作中にも飽和せず、激しい振動下でも低ノイズを維持するとともに、小型かつ低消費電力であることが不可欠です。当社が評価した製品の中で、STのLSM6DSK320Xがこれらの要件に最も適していました。」

技術情報

 

超対称アーキテクチャは、対称的なミラー構造のMEMS技術で構成されています。これらが互いに位相が向き合うような構成にすることで、わずかな位相のずれも検出できるため、外部からの振動や衝撃の影響を打ち消します。この構造と完全差動回路の信号チェーンを組み合わせることで、検出信号の強度とレジリエンスを最大限に高めます。

内部構造も極めてコンパクトで、各IMUは単一パッケージに1つのジャイロセンサと2つの独立した加速度センサを搭載しています。加速度センサを1つのみ搭載した通常のIMUでは、低加速度域と高加速度域のモードを切り替えている間は測定が不可能です。一方で、加速度センサを2つ搭載することにより、±16g(g:重力加速度)までの低加速度域の変動と±320gまでの高加速度の事象を同時に測定できるため、事象を見逃すことがありません。

コンスーマ向けのLSM6DSK320Xならびに産業グレードのISM6HGK256Xには、STの機械学習コア(MLC)も搭載されています。センサ内でAI処理を直接実行することで、アプリケーションの消費電力を低減し、システム・リソースを節約できます。

開発者は、基本的なライブラリに加え、STのMotion XLFやセンサ・フュージョンおよびコンテキスト認識用ソフトウェアなどの追加ライブラリを活用できます。これにより、多様なアプリケーションに対応する機能と柔軟性を強化できます。

新しいIMUは、ST MEMS Studio開発環境に対応しています。LSM6DSK320X向けアダプタ・ボード「STEVAL-MKI257A」およびISM6HGK256X向けアダプタ・ボード「STEVAL-MKI258KA」は、2026年11月までにSTのeSToreおよび販売代理店より提供が開始される予定です。

コンスーマ向けのLSM6DSK320Xは、-40℃ ~ +85℃の広い温度範囲で動作します。産業グレードのISM6HGK256Xは、-40℃ ~ +105℃の温度範囲に対応し、長期的な部品供給を保証するSTの10年間製造保証プログラムの対象となっています。

どちらの製品も、2.5 x 3 x 0.83 mmのパッケージで提供されます。1,000個購入時の単価は、コンスーマ向けのLSM6DSK320Xが約4.6ドル、産業グレードのISM6HGK256Xが約5.1ドルです。

STマイクロエレクトロニクスについて

STは、約49,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先

STマイクロエレクトロニクス(株)

アナログ・MEMS・センサ製品グループ

〒108-6017 東京都港区港南2-15-1

品川インターシティA棟

TEL : 03-5783-8250

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
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設立
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