インテック、金融機関向けに生成AIを活用した業務特化型のソリューションの試行版を提供開始

Amazon Bedrockを活用した「商談記録の要約・分析」や「FAQ」を実現

TISインテックグループ

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田 秀三、以下インテック)は、AWS(Amazon Web Service)の生成AIサービスを活用し、金融機関のさまざまな業務における生産性向上・業務効率化を目指す、金融機関向け業務特化型のソリューションの試行版を開発し、6月19日からトライアルユーザーの募集を開始しました。
  • 背景・概要

 昨今、企業内の業務DXの一環として、業務生産性の向上を目的とした生成AIの導入・活用が関心を集めています。

 インテックが開発した金融機関向け業務特化型のソリューションは、生成AIを活用し、「商談記録(テキストデータ)の要約・分析」と「FAQ」を実現します。

 金融機関が本ソリューションを利用することで、顧客との商談記録(テキストデータ)を活用した社内での情報共有と報告業務の効率化、顧客に対する重要なネクストアクションの可視化といった営業プロセスの高度化が期待できます。また、社内で管理されている各種マニュアルや規定集などのデータを学習させることで、日々の業務で活用可能な社内FAQの仕組みとしても利用することが可能です。

 インテックは金融機関向け総合ソリューション「fcube」の開発・提供を通じ、長年培ってきた金融機関における営業データの蓄積・管理・利活用のノウハウをもとに、金融機関のさまざまな業務シーンに生成AIのテクノロジーを活用し、業務の効率化・高度化に資するソリューションの試行版を開発しました。


<業務特化型のソリューション(イメージ)><業務特化型のソリューション(イメージ)>


  • 業務特化型のソリューションの特長

・業務利用の目的・用途に応じて、使いやすさを追求したシンプルなユーザーインターフェースを提供

・生成AIアプリケーション構築サービスとしてAWSが提供する「Amazon Bedrock※1」を採用

・「要約・分析」において、高い精度のアウトプットを生成できるAnthropic社のAmazon Bedrockで利用可能

 な生成AIサービス「Claude※2」を採用

・インテックが金融機関向けサービスを提供する、実績のあるセキュアなサービス提供環境を利用

・試行版として、以下の利用シーンを想定したプロンプト※3のテンプレートを提供

(1)商談記録(テキストデータ)の要約・分析

 -     商談記録をもとに、定められた様式に従い報告文章を成形

 -     時系列に記録された複数の商談記録から、商談経緯を要約

 -     商談記録から重要なキーワードと考えられる要素を「タグ」として生成

 -     商談記録から今後の営業活動において推奨されるネクストアクションをピックアップ


(2)FAQとしての活用

 -     顧客対応時や日常業務のなかで発生するさまざまな問い合わせ(例:商品の説明、必要な手続きやプロセ

   スの確認など)に対してリアルタイムに回答をアウトプット(回答すべき情報については、事前にデータ

   を学習させる必要あり)


<ユースケース><ユースケース>

※1 Amazon Bedrockは、Amazonが提供する高性能生成AIモデルへのアクセスを容易にする、完全マネージド型のサービスです。(https://aws.amazon.com/jp/bedrock/

※2 Claudeは対話型の生成AIモデルで、最新のマルチモーダルモデルClaude3も注目されています。

※3 プロンプトは、ユーザーがコンピュータに命令を入力するための文字列や記号です。特に生成AIにおいては、ユーザーからの入力に基づいてAIが応答を生成するための指示を与える重要な役割を果たします。


  • 無料トライアルユーザーの募集について

 2024年8月末までの期間中、本試行版ソリューションを無償で1ヶ月間利用できる「無料トライアルユーザー」を募集します。本トライアルを活用し、生成AIの業務活用の可能性を検討することができます。


お問い合わせはこちらから

https://intec.lmsg.jp/v2/seminar/application-form/10193/JdAWNB1R


※お申込みいただける数に限りがあるため、応募多数の場合はご利用できない可能性がございます。

※お申込みにあたり、ご利用条件や接続環境の制約があります。また、利用規約の同意が必要になります。

詳細はお問い合わせください。


  • 今後の展開

 本ソリューションは、今回のトライアル期間中にいただいたご意見・ご要望などを踏まえ、機能改善やより多くの業務活用シーンに適用するためのプロンプト拡充や、LLMファインチューニング※4などのアウトプットされる回答の精度向上に資する仕組みづくりを行い、2024年度中の製品化を予定しています。
 また、インテックが提供する「fcube」の「SFA/CRMサービス」や「コールセンターサービス」をはじめ、各種サービスとの連携やサービス組み込み型での提供も行うことで、業務の中で蓄積された顧客データ・営業データを活用した営業プロセスの最適化実現、顧客提案品質の向上を目指します。


※4 公開されている学習済の大規模言語モデルに、独自のデータを追加で学習させ、新たな知識を蓄えたモデルを作り出す技術です。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。


「fcube」について(https://www.intec.co.jp/service/solution/bank.html

 インテックが提供する金融機関向けソリューションの総称です。CRMシステム、コールセンターシステム、ローン自動審査システムなどを提供することで、金融機関と共に、金融機関を利用する顧客、金融機関の取引先や関係先、地域企業などあらゆるステークホルダーを支援します。豊富な導入実績と業務ノウハウの蓄積、最新技術の活用で、地域の人々にとって豊かで便利な日常や地域企業の課題解決、事業の持続的な成長を実現します。


株式会社インテックについて(https://www.intec.co.jp/

 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。


TISインテックグループについて

 TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。

 
◆本サービスに関するお問い合わせ先

 株式会社インテック バンキングビジネス事業本部 事業企画部 担当:松田

 E-Mail:fcube_pr@intec.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月