「佐伯泰英300冊 カウントダウンプロジェクト」開始!「光文社」「文藝春秋」合同企画……「読み切り新作『竃稲荷の猫』」「新シリーズ『柳橋の桜』」が、6月に2社同時刊行
株式会社光文社(本社:文京区音羽/代表取締役社長:武田真士男)は、2024年1月に佐伯泰英氏の文庫書下ろし時代小説の累計刊行点数が300冊になることを記念し、「佐伯泰英300冊 カウントダウンプロジェクト」を始めることをお知らせいたします。
(6月13日発売 295冊目となる一冊読み切り作品『竈(へっつい)稲荷の猫』)
1999年1月刊行の『密命』から25年、「文庫書下ろし時代小説」という一大ジャンルを作り上げた著者の大きな到達点となります。現在、佐伯泰英氏の文庫を刊行している光文社と文藝春秋では、それを記念したカウントダウンプロジェクトを来年1月に向けて展開していきます。
現在決まっている300冊までの刊行予定は以下のようになります。
2023年
294冊目 6月7日発売 新シリーズ「柳橋の桜」第一巻『猪牙の娘』(文春文庫)
295冊目 6月13日発売 『竃稲荷の猫』(光文社文庫)
296冊目 7月5日発売 「柳橋の桜」第二巻『あだ討ち』(文春文庫)
297冊目 8月2日発売 「柳橋の桜」第三巻『二枚の絵』(文春文庫)
298冊目 9月5日発売 「柳橋の桜」第四巻『夢よ、夢』(文春文庫)
299冊目 10月発売 「吉原裏同心40」(光文社文庫)
2024年
300冊目 1月発売 新作(文春文庫)
301冊目 1月発売 新作(光文社文庫)
プロジェクトの詳細が決まりましたら、各社の特設ページなどでお知らせします。
光文社特設ページ
文藝春秋特設ページ
佐伯泰英さんコメント
「もう、あなたには官能小説か時代小説しか、残っていませんな」と唯一関わりのあった出版社から引導を渡されてから二十四年。時代小説文庫書下ろしという刊行スタイルでひたすら二十日で一作を目標に執筆してきた。還暦を越えた老作家の最後の踏ん張りだった。
来春正月の文春文庫刊行で三百冊を、さらに同月刊行の光文社文庫新作が三百一冊を数えるそうな。奇跡としかいいようがない。
文春文庫ではこれから新シリーズ「柳橋の桜」が始まり、6月7日 第一巻『猪牙の娘』が、光文社文庫からは6月13日に『竈稲荷の猫』が発売されます。294冊目、295冊目となる本作を、ぜひ手に取ってご覧くださいませ。
●『竈稲荷の猫』あらすじ
日本橋からほど近い竈河岸の裏店で、小夏は三味線職人の父と二人暮らしだ。父の弟弟子の善次郎は、母のいない小夏を気遣いながら、一張の三味線を造り上げることを夢見て修業に励んでいた。ふたりは力を合わせ、世にひとつしかない三味線を造り上げようとするが、さまざまな困難が襲う。才能に溢れる若き男女が、己を信じて夢に向かい進む先に待つものとは。
●著者プロフィール
佐伯泰英(さえき・やすひで)
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。'99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計6500万部突破の快挙を成し遂げる。大好評の「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」シリーズ(小社刊)の他、2019年に映画化された「居眠り磐音」、「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「空也十番勝負」「照降町四季」「鎌倉河岸捕物控」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」などの各シリーズで幅広い読者層から支持を得ている。
●『竈稲荷の猫』商品情報
出版社:株式会社光文社
判型:文庫判
発売日:2023年6月13日
定価:836円(税込)
ISBN:978-4-334-79540-5
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像