PR TIMES、売上高・営業利益ともに過去最高を更新、通期業績予想を上方修正(2025年度第2四半期決算を発表)
通期業績予想は売上高を前期比19.0%増、営業利益を同91.8%増へ上方修正、配当予想も同32.0%増へ

プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証プライム・名証プレミア:3922)は2025年10月14日(火)、2025年度(2026年2月期)第2四半期決算(2025年6月〜8月)を発表いたしました。
※2025年10月14日(火) 午後4時30分より、2025年度第2四半期決算説明会をライブ配信いたします。
【配信日時】2025年10月14日(火) 午後4時30分開始
エグゼクティブサマリー
第2四半期業績
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売上高は前年同期比20.5%増、営業利益は同112.8%増で、いずれも過去最高を更新。
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四半期営業利益は初の10億円超を達成。
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売上高成長率は6四半期ぶりに20%を超え、営業利益率は15四半期ぶりに40%を超えた。
2025年度業績予想
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2025年度通期業績予想を売上高 95億22百万円(前期比19.0%増)、営業利益 36億円(同91.8%増)に上方修正。配当予想も業績予想に合わせ、DOE2%以上の基準で13円60銭(前期比32.0%増)へ修正。
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上方修正後の通期業績予想に対する進捗率は前年度を上回る進捗を示しており、保守的な修正幅にとどまる一方で、先行投資を着実に積み増している。
サービス動向
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PR TIMESのプレスリリース件数は前年同期比19.1%増、四半期として過去最高の116,736件。2022年度第1四半期以来、13四半期ぶりに成長率が15%超を回復。
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Jootoの有料利用企業社数は2,565社(前四半期比2.8%減)、平均利用単価は13,033円(同4.5%増)。Tayoriの有料アカウント数は1,514アカウント(同3.3%増)、平均利用単価は9,897円(同16.9%増)。
Road to Milestone2025, towards 2030
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現中期経営目標「Milestone 2025」で掲げた営業利益35億円を上回り、営業利益が上場して10年で20倍に到達する見通し。
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「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションのもと、2030年度にはさらに野心的な目標を設定し、社会的な影響力と企業価値の両面で、大胆な成長を実現していく。
INDEX
(1)2025年度第2四半期 決算
(2)2025年度第2四半期 サービス動向
(3)トピックス&参考情報
(4)Road to Milestone 2025, towards 2030
(1)2025年度第2四半期 決算
2025年度上期業績は、売上高46億7400万円、売上総利益39億3500万円、EBITDA20億4300万円、営業利益18億9200万円、当期純利益12億7200万円となりました。売上高は前年同期比120.1%、前半期比113.7%、売上総利益は前年同期比119.7%、前半期比114.6%、EBITDAは前年同期比192.0%、営業利益は前年同期比197.4%、前半期比205.9%、前半期比184.1%、当期純利益は前年同期比200.4%、前半期比262.9%となっております。
また、今年4月11日に公表した上期業績予想に対して、売上高で105.6%、EBITDAで126.9%、営業利益で128.5%、当期純利益で128.3%で着地しております。また、営業利益率は40.5%と、前年同期の24.6%から大幅に改善し、成長力と収益力の両立が進んでいます。次の5ヵ年の中期経営目標策定に向け、持続的な成長軌道を確立できた半年だと振り返っています。
(*)9月12日発表「PR TIMES、2025年度の上期業績予想を上方修正」

2025年度第2四半期の業績は、売上高23億6900万円、EBITDA10億9300万円、営業利益10億800万円、当期純利益6億9900万円となりました。営業利益が四半期で初めて10億円を超えました。
前年同期比で、売上高120.5%、EBITDA206.6%、営業利益212.8%、当期純利益222.8%。また前四半期比で、売上高102.8%、EBITDA115.2%、営業利益114.2%、当期純利益122.2%となっております。引き続き、堅調な成長トレンドを維持しています。

四半期売上高の推移では、2四半期連続で過去最高を更新しました。

四半期EBITDAは、2四半期連続で過去最高を更新しています。2021年度第3四半期以来、15四半期ぶりの記録であり、収益力の底上げを示すものです。

四半期営業利益も、四半期EBITDAと同様に2021年度第3四半期以来、15四半期ぶりに2四半期連続で過去最高を更新しました。

販売管理費の内訳では、S&M、R&D、G&Aで金額と対売上高比率を記載しています。売上高比率はS&Mが27.9%、R&Dが7.3%、G&Aが6.5%となりました。
S&Mは、野球中継番組とのコラボCMや阪神甲子園球場での広告掲出を実施しました。R&Dは、開発の内製化で一時的に減少していますが、足元では回復傾向にあります。G&Aは、対売上高比で10%未満を維持しています。

S&Mの中で、四半期の広告宣伝費は9100万円、前年同期比で65.7%減となりました。計画的に広告投資を前年と比べて大きく抑制しました。

売上高成長率と営業利益率を合計した数値は、63.1%と高水準を実現しました。売上高成長率は2023年度第4四半期以来、6四半期ぶりに20%を超え、営業利益率は2021年度第3四半期以来、15四半期ぶりに40%を超えました。
引き続き、積極的かつ規律ある投資により、持続的成長と利益拡大の両立を目指してまいります。

2025年度通期業績予想を売上高 95億2200万円(前期比19.0%増)、営業利益 36億円(同91.8%増)に上方修正しました。配当予想を業績予想に合わせ、DOE2%以上の基準で13円60銭(前期比32.0%増)へ上方修正しました。
基幹事業の「PR TIMES」は計画を上回り堅調に推移しています。周辺領域の「PRパートナーサービス」は前年同期比38.4%増、計画比+14.8%と好調な立ち上がりです。SaaS事業の「Jooto」「Tayori」は計画線上で推移し、事業ポートフォリオの多角化が進みました。
子会社グルコースの業績は売上高 2億9100万円(前年同期比76.8%増、計画比+23.6%)、営業利益 8100万円(前期比97.5%増、計画比+93.8%)と成長を加速。 子会社NAVICUSの業績は売上高 3億300万円(前年同期比28.2%増、計画比+9.5%)、営業利益 5000万円(黒字転換、計画比+299.4%)とV字回復を果たしています。

本日上方修正した通期業績予想に対する進捗率は、売上高49.1%(前年同期48.6%)、営業利益52.6%(同51.1%)となっています。売上高、営業利益ともに前年を上回る進捗を示しており、上方修正後の通期業績予想は保守的な修正幅にとどまる一方で、先行投資も着実に積み増しています。

業績概況の最後に、バランスシートを紹介します。営業キャッシュフローの拡大により、現預金が引き続き積み上がり、70億円を突破しました。ROAは20.2%、ROEが24.5%といずれも高水準で、資本効率と収益性の両立を示しています。

(2)2025年度第2四半期 サービス動向
事業ハイライトについてご説明いたします。
「PR TIMES」利用企業数は2025年8月末時点で11万6930社となり、前年同期比で1万5644社の増加、前四半期比で4121社の増加になっています。また8月末時点で、国内上場企業のうち63.9%にご利用いただいております。
プレスリリースの配信メディアリストは1万937媒体、情報収集のために会員登録するメディアユーザー数は2万8475名、プレスリリースを転載するパートナーメディアは264媒体になりました。サイト閲覧数は、2023年8月に過去最高の月間8984万PVを記録し、「PR TIMES」のFacebook公式アカウントのフォロワー数は12万8180、X(旧Twitter)フォロワー数は49万5715となっております。個人ユーザー数は25万2762名となりました。

「PR TIMES」には1回3万円の従量課金プランと定額課金のプランがあり、定額課金は単月契約の月額8万円、半年契約の月額7万5000円、年間契約の月額7万円に分かれています。年間契約プランと半年契約プランとその合計を開示します。
定額課金の期間契約プラン合計は3233社(前年同期比395社増・13.9%増)で、内訳としては、年間契約プラン2883社(前年同期比350社増・13.8%増)、半年契約プラン350社(前年同期比45社増・14.8%増)となっています。

2025年度第2四半期のプレスリリース件数は、11万6736件(前年同期比19.1%増、前四半期比3.4%増)で過去最高を更新しました。成長率は、2022年度第1四半期以来、13四半期ぶりに15%超を回復しています。

「PR TIMES」周辺領域における「PRパートナーサービス」について説明いたします。
第2四半期の売上高は前年同期比で22.4%増と、順調に伸びていますが、リテナー契約の顧客数は11件と、ほぼ横ばいで推移しています。足元では、先行して正社員を2名増員しました。データとAIを活用したサービス開発、そしてメンバーの能力トレーニングを両輪で進めながら、顧客創造に挑んでいます。

続いて、新たな事業の取り組みについてご紹介いたします。一つ目が、SaaS型タスク・プロジェクト管理ツールの「Jooto」です。
2025年8月末時点の有料利用企業社数は2565社に達し、前四半期比で73社減(2.8%減)となりました。前年同期に無料プランのユーザー数を4名から1名に変更した影響で、有料利用企業が大きく増加した反動により、年間契約の更新時に一部の解約が発生しています。一方で、1社あたりの平均利用単価は1万3033円となり、前四半期比で4.5%増加いたしました。3四半期連続で増加し、堅調に推移しています。Jootoと他社のコラボレーションサービスとの連携拡大が寄与しました。

二つ目が、カスタマーサポートツール「Tayori」です。
2025年8月末時点の有料アカウント数は1514アカウントで、前四半期比で48アカウント増(3.3%増)となりました。決算発表での開示以来、18四半期連続の増加を示しており、堅調な推移が続いております。
1アカウントあたりの平均利用単価は9897円で前四半期比16.9%増と、プロフェッショナルプランの価格改定やBPaaS(導入支援など)による高付加価値化が寄与し、計測以来で過去最高を更新しました。

V字回復を果たした子会社のNAVICUSについて、別途ご説明します。
NAVICUSは、3四半期連続で成長し、2四半期連続で営業黒字へ転じました。M&A後は、売上1億100万円、営業損失2000万円まで悪化していましたが、2025年度第2四半期には売上高1億5700万円、営業利益3000万円へと急回復しました。通期では、実質5期ぶりの営業黒字を見込んでいます。
大手企業を中心に取引が拡大し、プロジェクト単価と継続率がともに改善しました。営業利益率15%超を維持し、収益基盤の強化が進んでいます。SNS領域での新しいサービスも模索し、更なる成長機会を探っています。

(3)トピックス&参考情報
コーポレート|名証プレミアに上場
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001570.000000112.html
コーポレート|阪神甲子園球場へメッセージポスターを掲出
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001569.000000112.html
PR TIMES|地方地域展開の拡大
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001567.000000112.html
Jooto|タスク管理診断 公開
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001579.000000112.html
Tayori|権限機能を提供開始
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001576.000000112.html
(4)Road to Milestone 2025, towards 2030
2025年度通期業績予想を営業利益は36億円へ上方修正しました。中期経営目標「Milestone 2025」で掲げた35億円を上回る見通しです。上場から10年で、営業利益は20倍の水準に達しようとしています。
2025年度は通過点であり、最終ゴールではありません。私たちはミッション「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」のもと、次の中期経営目標「Milestone 2030」へ進み、さらに野心的な目標を設定し、社会的な影響力と企業価値の両面で、大胆な成長を実現してまいります。

引き続きミッション「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」の実現に向けて、社員一同で邁進してまいります。
https://prtimes.co.jp/mission/
当社IRに関してよくあるご質問は、「Q&AでPR TIMESを知る」ページに公開しております。
当社のIRでは、公開前及び戦略に関わる情報については、言及を差し控えさせていただいております。
公開可能な情報は、適宜「PR TIMES」内に掲載してまいりますので、ぜひそちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/112
※本プレスリリースおよび決算発表説明資料の端数処理につきましては、百万円単位未満の表示は切り捨て、%(パーセント)の表示は小数点第1位未満四捨五入を原則としております。
本プレスリリースおよび決算発表説明資料に記載した意見や予測は、資料作成現時点における当社の見解であり、その情報の正確性を保証するものではりません。
実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があることをご了承願います。
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